寝られない。
苦痛ですね。人生の半分は寝ていると言われています。その眠る時間が減るというのは困ったものです。
寝ることによって、体を休め、脳を休め、疲れを取ります。体の修復時間をという人もいます。
遠足の前に寝られなくなる。
考え事をすると寝られなくなる。
仕事の前日は寝られない。
最近では、パソコンやスマホを直前まで使用するとによって、脳が覚醒してしまい、体は疲れているけど寝られないと言ったこともよく聞きます。
人間には、その人それぞれにバイオリズムがあります。
日の出とともに目を覚まし、トイレに行き、朝食を取り、仕事にに行き、昼ご飯を食べ、仕事をし、帰宅し、食事をとり、風呂に入り、テレビをみて、睡眠。
同じ時間に同じことをしていると、省エネで動けるし、体がそれに対応しやすい。休みの日でも、普段と同じ時間に目を覚ますというのは、そういったリズムが備わっているからです。
こういったリズムが崩れると、体が逐一修正しないといけないので、肉体的にも精神的にも疲労してくるということです。
そのリズムが崩れると、睡眠のリズムも狂ってきます。体は寝ようとしているのに、起きないといけない。
あれ?寝ないの?
となります。
わかりました。じゃー起きますよ。と脳は判断します。
でいざ自分自身寝ようとすると、脳や体がついていかない。
さっき起きろって言ったやん。また寝ろと言われても対応できないよ~
となるわけです。
こういった、リズムは皆さんがよく聞く自律神経と密接に関わっています。リズムが狂うと自律神経も乱れますし、自律神経が乱れるとリズムも狂ってきます。
自律神経の交感神経が優位な状態は、緊張状態です。この交感神経が優位な状態というのも必要なのですが、優位な状態が続くのも問題です。
極端に言うと、起きっぱなしということになります。そんな状態が続いたら、肉体的にも精神的にも破綻してきます。
副交感神経が優位な状態というのは、リラックスしている状態です。トローンとしている状態、眠たくてウトウトしている状態などです。
こればかりもダメなのですが、この時間がないと体は休まりません。
リラックスしている状態が少ない方は、寝られない。不眠の症状を訴える方が多いです。
肉体的に休める
スポーツを休む
仕事を休む
体を休める
精神的に休める
ボーっとする
楽しいことをする
横になる
深呼吸をする
体を温める
これができたら苦労していません。と言いたいかもしれません。とくに精神的なリラックスというのはかなり難しい。
愚痴を言う、思いのたけを話す、辛いことを話す何でもいいかもしれません。それができない人がほとんどですが、それをやっていかないと自分に跳ね返ってきます。
鍼灸では、肉体的な緊張をほぐす。これが大前提です。精神的なことをどうこうすることは難しいので、まず肉体的な緊張をほぐします。肉体的にリラックスすれば、精神的にも落ち着いてきます。
肉体的にリラックスすれば、副交感神経が優位になって眠れるようになってきます。
そんな簡単にいかないこともありますが、薬に頼らず鍼灸を試していただくのも一つだと思います。
大阪吹田-江坂駅の鍼灸院