2016年2月28日日曜日

花粉症

暖かくなってくると、花粉症の人にとってはつらいシーズンです。

今年は、去年より多く飛ぶようで、薬飲んだり、マスクしたり、対策は様々ですね。花粉症の鍼灸治療は、なかなか難しいのですが、去年より試験的にやっている耳鍼を今年もやり始めました。

耳の反射区


花粉症の耳鍼


完治とまではいきませんが、症状が緩和されたという声も多く聞けました。ということで、希望の方には、どんどん試してもらっています。

耳鍼だけではなく、体にする鍼にプラスするとより効果的です。

足の裏に体の反射区があるように、手、耳にも反射区があります。そこに刺激を送ることにより、症状を改善していこうというものです。

写真のものは、少しわかりにくいかもしれませんが、耳たぶの真ん中、耳の穴の手前側の縁にはったるのがわかると思います。この他にも、見えないところに2個ほど貼ってあります。

目がかゆい、鼻水がずるずるでたまらないという方は、是非お試しください。



2016年2月23日火曜日

確定申告

この自分は、本業以外にもいろいろと大変なのが自営業です。

みなさん確定申告は済みましたか?

私は、パソコンに入っている会計ソフトに、日々入力しているので、そこまで大変ではありません。難しい取引もありませんしね。

eTaxを使って、パソコンで申請しますのであっという間です。



と言いたいところなのですが、またもやミスってしまいました。住基カードのパスワードを忘れてしまいました。(笑) 去年役所に行って、自分でパスワードを変更したんですけどね。

メモがない…。歳を感じます。いや自分の詰めの甘さになんとも言えないやるせなさを。

役所や税務署に行かなくていいというのがeTaxのメリットなのに、結局役所にいかないといけません。

あぁ~面倒くさい。

2016年2月15日月曜日

記憶


記憶力というのは、どんどん低下していきます。

悲しいかな、僕も少しづつ低下しています。昨日食べたもの、昨日見たもの、昨日話したこと、テレビ。日常を過ごしていると、膨大な量の情報が右から左へと通り過ぎています。

どうしたら、脳にとどめられるか?



幼い頃にやったことというのは、忘れないと言われます。或いは、一度きっちりと習得したものというのは、体が覚えている。脳に記憶されていて、それを引き出しやすい。

繰り返しやったこと、強烈なインパクトがあったこと、嫌だったこと、興味をもって自分からやったこと、自分の中で重要だと思っていること、長年やっていること。

挙げればも少しあるかもしれませんが、こういったところでしょうか。


逆に記憶に残らないもの

短い時間しかやっていないこと、最近のこと、興味のないこと、インパクトのないこと、嫌いなもの。




70代の男性Sさんが施術中に、記憶に関するお話をしてくれたんです。

「歳を重ねると、記憶力が悪くなるんですけど、記憶力とどめる方法が自分なりにわかったんですよ。」

こんなことをおっしゃっていました。

Sさんは、趣味でバイオリンをやっています。新しい曲をやる際に譜面をみないそうです。音を録音して、それを再現して演奏をするそうです。

当然、難しい曲は1回ではできないそうです。当然、記憶にも残らない。ただ、全く覚えていないわけではない。再現はできないけども、聴いたことがあるという記憶はある。

そうすると、それを何回もくりかえす。そうすると、脳にインプットされ、できるようになる。

例えば、30分練習するとして、15分を2回するよりは、3分を10回するほうが記憶に残る。とのこと。興味がある、好きであるということが前提ですが、記憶に残りやすいことをやっています。

「脳に細かな傷を残すんです。」

これが、すごく興味深かったんです。脳に記憶を重ねるのではなく、傷を残す。

医療に携わっていると、脳に傷を残すという言葉にすごく引っかかります。



最近、「脳が痛みを記憶する」といわれています。

慢性の痛みになると、脳が痛みを記憶してしまい、その場所が悪くなくても、ちょっとした刺激やストレスで、痛みを自覚する。或いは、なんてことはない痛みも、強く痛みを感じる。

先ほどのSさんの話と照らし合わせると、慢性の痛みというのは、日々積み重なる小さな刺激です。それを繰り返すと、脳が記憶してしまう。より強くインプットされてしまう。Sさんの言い方でいうと「脳に傷を残す(実際に傷ができているわけではありません)」ということになります。

忘れられないものとなるということですね。なので、慢性の痛みというのはとても厄介ということです。

記憶を残すというところで述べたのと照らし合わせると、
「繰り返しやるということ」=「繰り返す痛み、ストレス、刺激」

「自分の中で重要だと思うこと」=「痛み、ストレスというのは、自分の中でも重要なものの一つです」

「興味を持って自分からやったこと」=「常に気になるので、嫌顔でも興味がわきますよね」

こういったイコールが成り立ちます。


逆に良くするには、どうすればいいかです。これは治療中でも繰り返し言っているのですが、
・いい状態を積み重ねる
・気持ちがいいことをやる
・楽しいことをする
・リラックスする
・自分から行動を起こす
・治してもらうではなく、治すと思う

こういったことが挙げられます。何も症状のない方は、簡単やん、当たり前やんと思うかもしれません。しかし、これが難しい。

慢性痛のある人は、そもそも痛みにフォーカスされていて、全てがネガティブな方向に行っています。それをプラスに持っていかないといかないので、すごく大変です。

鍼灸治療は、こういったキッカケになります。

いきなり痛みがゼロになるわけではありませんが、一時的にしろいい状態になります。ようはそれを積み重ねる。

少しでも楽な状態になると、自分から行動を起こせるようになります。そうすると、脳がプラスの方向に働いてきます。体がいい状態になれば、脳もいい状態になります。脳がいい状態になれば、体にもフィードバックされますので、体も良くなってきます。

地道にいい状態に持っていき、脳に刻まれた痛みを少しずつ、消していく。

鍼灸治療のメリットは、コミュニケーションをとる時間が長いこともプラス要因になります。病院で揶揄される3分診療ではありません。

下手したら1時間喋りっぱなしの患者さんもいらっしゃいます。そんな中で、患者さんの中にあるモヤモヤ、うっぷんストレスを吐き出していただければ、それだけでもスッキリします。

だからといって皆さんがよくなるわけではありませんが、話を聞いて、治療をして、少しでもいい状態になれば、次の治療の手助けになるはずです。

Sさんと話ながら、人間の持つポテンシャルの高さを実感した次第です。

こんな話を、興奮して嫁に話たら、何を今更言ってんの?というような顔でした。(笑)




2016年2月5日金曜日

十人十色

ベッド①

ベッド②

うちの治療所で使っている2台のベッドです。だから?ですよね。

ようく見ると微妙に違うんです。

 ベッド①は、ベッドに穴が開いてあるタイプです。タオルの下にボディマットを入れているのですが、タオルの上から出すとこんな感じです。それでファイス枕に顔を埋めてうつ伏せになっていただきます。

ベッド②は、ベッドに穴の開いていないタイプです。
そのベッドに、ロングボディマットを入れて、前に椅子で固定させています。

この2台の大きな違いとしましては、寝たときに腕の位置がどこにくるかということになります。


ベッド①だと腕がベッドの上に置くことになります。

ベッド②は、腕ベッドの前に出ています。


うちの治療の場合、基本的にはトータル1時間くらいうつ伏せの状態になることがほとんどなので、患者さんがいかに楽な姿勢で寝れるかが肝になります。

ポイントとしては二つです
・息苦しくない
・姿勢に無理がない

これにつきます。

なので、穴が開いてあることは基本です。他の治療所では、穴がなく首を横に向けて治療を受ける場合がありますが、うちでは無理です。

もう一つの、姿勢に無理がない。

これが難しいわけです。十人十色いろいろな体格の人がいらっしゃいます。また症状によっては、体を伸ばしきれない人もいます。

楽な姿勢というのは、若干屈曲した状態がいいんです。腰が伸びきっていない、頸が伸展しきっていない。手足が伸びきっていない。

なので、足の枕やファイス枕、ボディマットが必要なんです。

予約が詰まっているときは、どちらに分けるなんてことはできませんが、余裕があるときは体型や症状によって使い分けます。

体型が肉厚な方は、①のベッド。細身の方は①のベッド。②のベッドで肉厚の方が寝ると、胸が圧迫され頸が挙がり苦しくなります。ご自身の胸がファイスマット代わりになるので、ボディマットがなくてもいい場合もあります。

逆に①の場合だと、細身の方は腕をベッドの上に置くため、胸が広がりすぎて苦しくなるんですね。手がしびれてくることもあります。

頸の位置もあるので、全てこれに当てはまるわけではないですけどね。

それを解消するべく、ロングボディマットの薄型を試してみることにしました。



これが従来のやつです。肉厚でしょ?極端にいうと背筋を鍛える姿勢のように反った状態になります。


これが、薄型です。これでフラットな姿勢になるんじゃないかということです。

人によって、決まったベッドじゃないとダメという人もあるので、そういった部分が解消できればいいかな~と思っています。

2016年2月3日水曜日

楽天ポイント


むむっ!

なっなんと、北京堂で楽天ポイントが使用可能になったんです。by 楽天カードマン



失礼しました。

うちの治療所ではカード決済が可能だったのですが、2月1日から楽天ポイントが使えるようになりました。

貯めて、使って、どんどん活用していただければと思います。

2016年2月2日火曜日

外食

じつは怖い外食
この前ブックオフで本を探していたら、こんなのを見つけました。小さな子供がいる親としては気になります。

化学調味料や薬品、遺伝子組み換え食品、野菜や肉を育ている際に使う肥料や餌、土壌汚染や水質汚染などの影響。

最近だと、ココ壱で使われていた、廃棄されるカツが横流しされ、市場に流通していたという話。

高ければいいというわけではありません。百貨店やホテルが信用できるかというと、それも疑問です。ただ、安いからには理由があるわけで、逆に高いからにも理由があるわけです。

体に害のないものを作るというのは、手間や時間、労力、お金、あらゆるコストがかかります。
土壌を維持、病気や害虫の駆除、食材の期限…。
挙げだすときりがないのですが、そういったものをつきつめると大量生産ができなかったり、安定して供給ができなかったりと。

それを仕方ないと思うのかどうか。

ハンバーガーが100円だった時があります。牛丼が200円くらいだったときがあります。それは、企業努力の部分もありますが、なんとも。なんとなく原発の議論と同じ感じがします。危険だけど、仕方がない的な感じです。

外食をしなくなるわけではありませんが、いろいろ考えてしまいます。

うちの親は、カツオや昆布、煮干しなどで出汁をとっていました。当たり前にやってくれていましたが、自分が親になって面倒なことをやってくれてたんやな~と感心します。

世界遺産にもなった和食の文化を大事にしたいですね。