2019年8月29日木曜日

使いすぎ

オーバーユース

何度も同じようなことを書いているかもしれません。

患者さんにとっても、鍼灸師にとっても悩ましい問題です。

使いすぎによる痛みは、文字通り使いすぎによって炎症がでて痛みが出ています。使わなければ良くなります。

使わなくても痛みはとれないよ。

という方もいると思います。結局同じと。

ここで勘違いをしてはいけないのが、使わなくても痛みが取れないという方は、かなり重症ということです。だから安静にしても痛みは取れないのです。

痛くても使っていたら、痛みがなくなるよ

間違っていません。アドレナリンが出て血流がよくなれば、痛みも忘れてしまいます。ただ、その場所が良くなったわけじゃありません。紛れているだけで何一つ変わっていません。
むしろ悪化しています。

鍼の施術でも似たようなことが言えます。

安静にしてればよくなるのはわかっている。けど、安静にできないから先生のところに来ているんです。

そういわれます。承知で施術を行いますが、その時に痛みがなくなっても、痛くなければ同じ個所を使ってしまいます。そこに痛みがでるということは、そこをよく使う。そこに負担がかかる姿勢であるから痛みが出ているわけです。
そうすると、また痛みが出てくる。

痛みのない期間を長くすることができても、同じ個所に負担をかけてしまったら、同じことの繰り返しです。

スポーツをする方も大変なのですが、仕事でなっている方はもっと大変です。安静にしたくてもできない。

なので非常に難しいんです。

結局は、そこに負担のかからないフォームを獲得するか、負担に耐えうる筋力を獲得するかということになります。

そこをどれだけ意識できるかだと思います。

悪い意味はありませんが、何のために鍼をしてるんやろ?と思うときもあるわけです。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

2019年8月9日金曜日

お盆期間は通常営業です。





〈お盆期間中のお休み〉

8月11日(日) 8月13日(火)


当院は、、こちらのみ休診です。例年お盆休みというものをとっていません。特別な休みはないので、気兼ねなくご連絡ください。

大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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2019年8月4日日曜日

高温注意報

地元大阪豊中の気温が38度をマークしました。

危険な温度ですね。気象庁は外での運動は控えてください。と呼びかけています。

そんな中、来年はオリンピックが行われますし、日本のあちこちでスポーツが行われています。

うちの子供もラグビー教室に行っていますが、やっている最中は顔が真っ赤です。子供は大人と比べて温度調節の機能が弱く、熱がこもりやすいようです。

大人が感じている温度よりも、3度くらい高く感じているそうです。38度ということは41度です。怖いですね。

私たちの時代と比べても明らかに気温は高くなっています。ほんと気をつけないといけません。

・めまいがする。ふらふらする。目の前が真っ白になる。真っ暗になる。顔色が悪い。顔がほてる

・足がつる。つりそう。筋肉がプルプル痙攣する。筋肉痛になる。

・吐き気、嘔吐(はく)、気持ちが悪い、頭痛がする。体がだるい、力が入らない

・呼吸がしづらい、呼吸が浅い、汗が止まらない、逆に汗がでない。集中力低下。反応が鈍い

これらの症状がみられたら、気を付けましょうではありません。

熱中症にあっていると思っていただいたらいいと思います。


日陰、建物の中、涼しいところ、クーラーの効いたところで休む
風をあてる
水分補給をする
体を冷やす、頚部やわき、、鼠径部など
横になる

誰か近くに人がいたら、助けを求めたらいいと思います。恥ずかしがらずに熱中症になっていると伝えたらいいと思います。救急車を呼んでもいいと思います。

軽度か重度というのは、自分で判断が難しい場合もあります。命を落とす危険があるので迷いは禁物です。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
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2019年8月2日金曜日

一見元気そうな人でも、痛みを抱えていたり

一見元気そうな人でも、大きな傷があったり

一見元気そうな人でも、病気を抱えていたり

一見元気そうな人でも、心に傷があったり


見た目ではなかなかわかりません。例えば、腰が痛くても、見ためにはわかりません。説明してもほんとに痛いの?と思われたりすることもあります。

今日いらっしゃった患者さんも、お腹に傷がありました。見た目は元気そうで、明るい人です。生死をさまよう大手術だったそうです。かばっていたせいか、術後に坐骨神経痛が出るようになりました。それも見た目にはわかりません。

私自身、胸からお腹にかけて大きな傷があります。3歳の時に心臓の手術をした痕です。すこぶる元気なので見た目にはわかりません。

皆さん様々な痛みや悩みを抱えています。





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2019年8月1日木曜日

会陰

体には沢山のツボがありますが、臨床で使わないものも数多く存在します。

・ツボを使う疾患に出会っていない
・使用するのに困難な場所にある
・忘れた

いろいろとあると思いますが、場所が場所だけに臨床で使うことのないツボを紹介します。

会陰(えいん)

漢字の印象や響きで、どこにあるかはなんとなく察しがつくかと思います。あるいは、女性で出産経験のあるか方は、耳馴染みのある言葉かと思います。

場所
男性だと
肛門と陰嚢の間

女性だと
肛門と陰裂の間

医道の日本より引用
こんなところにあるツボなので、臨床で使うことはほとんどありません。専門学校のときにツボの授業で習ったくらいです。そんなマイナーなツボなのですが、こちらが使用するわけではありませんが、最近患者さんご自身で刺激してもらっています。


うちの勉強会に、広島からいらっしゃっている先生がいます。その方は、70代で現役でやっている先生の下で勉強されています。その大先生が会陰のツボや、女性器や男性器周囲のツボに臨床で実際に鍼をしたり、お灸をしたりしていると教えてくれました。

便秘や尿きれの悪さ、過活動膀胱、男性不全、痔など、様々な症状に効果があるそうです。実際に患者さんも満足されているとおっしゃっていました。

現代医学的鍼灸より引用
上の図をみていただくと、陰部神経の枝が会陰部にきています。これを刺激していると考えられます。

うちの患者さんで80代の女性が、坐骨神経に沿ってヘルペスがでて、それが肛門周囲や陰部周辺にまで波及しました。ヘルペスは神経が大好きなウイルスで、神経に沿って発疹がでて、ピリピリと痛みます。発疹が引いた後は神経痛となって痛んでいました。

その方に後方から陰部神経の刺激を行っていたのですが、効果がいまいちだったので、会陰部にパイオネックスという張り付ける鍼を貼ってもらいました。

こんなやつです。

貼っている間は、痛みがなくなるのと、睡眠が1~2時間ごとに目を覚ましていたのが、3~4時間寝られるようになったとのことでした。

本日も70代の男性で頻尿、残尿感のある患者さんに処方しておきました。

人間の体っておもしろいですね。体のもつパワーに関心してしまいます。


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休日

先月末に、早い夏休みをいただきました。

1泊2日で白浜に行ってきました。

まず驚くのは、高速道路が白浜まで開通していることです。以前、白浜に行ったのは、20年くらい前なのですが、その時は御坊というところで下りて、海沿いの道を長々と進んだと思います。

車で4,5時間かかったように思います。それが3時間くらい、帰りは2時間くらいでかえってきました。ただただびっくりです。

去年は、日本海の琴弾浜というところにいきましたが、天橋立のある宮津まで高速道路が伸びていました。その時も近くなったな~と思いましたが、白浜はもっと近くなった実感があります。

渋滞や信号で停まると、同乗者がストレスになるみたいですね。時間的には10分くらいしか変わらなくても

疲れた

遠い

と妻に言われます。

横で乗ってるだけやん!

と思いますが、何もせずに乗っているだけでも、そんな風に感じるんですね。渋滞や信号でのブレーキ、ストップ&ゴーを繰り返すことが、首や肩、体全体に負担がかかるんでしょうね。

あとは、海がこんなに綺麗やったかな?

とも思いました。確かに綺麗やったと思うんですけど、魚が泳いでいるのが見えたり、潜ったときの濁り感をあまり感じなかったり。


やっぱり夏の海はいいもんですね。

今日のmusic,,,"夏の思い出@ケツメイシ