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2025年6月20日金曜日

2025年8月31日(日)鍼灸実技勉強会開催!背部・腰部編

 


勉強会をお休みしていましたが、再開したいと思います。

北京堂の代名詞的な大腰筋刺鍼を中心に、背部夾脊穴、背筋など、臨床で使うことの多い部位をやっていきます。長い鍼を使い慣れていない先生は、戸惑うかもしれませんが、何度も練習していただき、使いこなせるようになっていただきたいと思います。

重要な経穴が多い反面、肺などの臓器を刺鍼するリスクの高い場所でもあります。自信を持って安全に施術できるようになっていただきたいと思います。

初めての人も、鍼をする機会が少ない人でも、施術の幅を広げたい人も、ぜひご参加いただければと思います。

勉強会の特徴は、鍼を打って打たれての実技中心です。施術する側の感覚、施術を受ける側の感覚を両方体感していただきます。

【施術部位】

棘筋、最長筋、腸肋筋、多裂筋、大腰筋、腰方形筋など 

背部痛、腰部痛、坐骨神経痛などに対応できるようになります


8月31日(日)10時〜16時 (昼休憩あり)

 
場所:BABA鍼灸北京堂大阪
対象:鍼灸師
参加費:10,000円  (見学 学生無料)
定員:6名(定員残り3名)

BABA鍼灸北京堂大阪

吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000
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2025年4月10日木曜日

スポーツコンディショニング

 うちはスポーツをやる方が多くいらっしゃいます。

今日は、陸上、ゴルフ、バレエ、競輪、バレエとスポーツのコンディショニングで来院の方ばかりでした。

季節の変わり目、体が動かしやすくなります。ただ、体は冬から完全に切り替わったわけではないので、耐え切れる体になっていないことも多くあります。

使いすぎ、オーバーユース、フォーム不良がほとんどです。わかっていても思い通りには動かないものです。

腰部、ハムストリングスなど、使う頻度が多い部位は要注意です。早めに施術にいらっしゃっていただければと思います。

2025年4月2日水曜日

アラベスク

 当院では、クラシックバレエをする方が来院されています。

といっても、子供ではなく大人です。

知っている人は知っていますが、大人バレエといって、大人からバレエを始める方が多いのです。

子供の頃やっていて、大人になって時間ができたので再開する人もいれば、子供の頃にできなくて大人になって、やりたかったバレエを始めるという方もいます。

さて、そんな大人バレエをする方の施術が多い日があります。この時期は、バレエの発表に向けてレッスンがハードになる時期なのかもしれません。

先日、来院された方々の共通した痛みの部位が大腿部後面ハムストリングスの痛みでした。

通常、スポーツをしていてハムストリングスを痛めるというのは、かなりスポーツをやっている方です。走ることが多いスプリント系のスポーツで痛めやすい部位です。一般のスポーツ愛好家では少ないと思います。

バレエの場合、ジャンプが多いというのがあるのですが、それとは別でアラベスクというものがあります。

片足で立ち、もう片方の足を後方に伸ばすポーズです



バレエでは基本中の基本ですね。体の硬い皆さん想像してください、足を一瞬挙げるだけならかろうじてできるかもしれません。バレエでは、この姿勢をキープさせないといけません。

想像しただけでキツいですよね。

後に挙げる際に、大腿部後ろ面を使うわけです。しかもキープさせるのに常に力を知れていないといけません。この動作が多い演目をする場合、かなり酷使してしまいます。来院された皆さんこの動きをよくやっていたようです。

背筋、臀筋、大腿部後面、そりゃ痛めます。バレエだけでなく、ヨガでも要注意です。柔軟性がある人ばかりではありません。ただ、教科書の基本のアラベスクがあるので、プロから素人まで全員この姿勢が求められます。無理です。(笑) 先生は妥協しません。

酷使するなとは言いませんし、できないと思いますので、少しでもお役に立てるよう、鍼を打ちまくっていこうと思っています。


BABA鍼灸北京堂大阪

吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000
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2023年11月5日日曜日

HARIカレッジ 頭部・後頸部編

     HARIカレッジ 頭部・後頸部編

後頭下筋、後頸部、頭部(頭頂部、側頭部、前頭部など)
 
頭部、頸部は、頸部こり、肩こりだけでなく、緊張性の頭痛や噛み締め、食いしばり、耳鼻科疾患や眼精疲労などにも対応可能な部位になります。
 
デスクワーク、スマホなどの影響で、これらの症状を訴える方が多いです。腰や膝と合わせて、臨床での必須箇所の一つとなります。
 
頭部の筋肉は薄いので、直刺では刺激量も少なく、効果もうまく出せません。横刺や斜刺をうまく使えるようになっていただき、効果的に刺鍼できる用になっていただきます。
 
今回も沢山鍼をうって、刺激を感じて、練習していただき、臨床で使いこなせるようになっていただきたいと思います。

前回、前期の復習と合わせて、後頭部をやりましたが、さらに範囲を拡大し、頭部も合わせて刺鍼できるようになっていただきます。

いつものコンセプト通り、長い鍼、沢山の鍼に慣れていただきたいと思います。

  • 日時:12月3日(日)10時-17時
  • 場所:BABA鍼灸北京堂大阪
  • 料金:10,000円
  • 定員:6名(残り3名)

BABA鍼灸北京堂大阪

吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000
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2023年4月17日月曜日

回復を考える

 WBCで野球が盛り上がり、大谷やダルビッシュ、吉田選手などMLBでプレーする日本人選手の影響で、ニュースやネットの記事でMLBの試合を観る機会も増えたかもしれません。

そんな今シーズンですが、日本のプロ野球にすごい人が来ています。

DeNAベースターズの、トレバー・バウアー選手です。

2020年にサイ・ヤング賞(アメリカの最優秀選手賞のようなもの)を受賞するような選手です。ちなみにこの年の最多勝はダルビッシュ投手ですが、バウアーがいたのでサイ・ヤング賞を受賞できませんでした。

そんな選手が日本に撫でいるかというと、去年、女性問題がありMLBからシーズンの出場停止処分が下されたため、今シーズンはMLBで出場できません。

そのため、MLB以外、以前から興味を持っていたNPB(イチローと対戦した際の分析を動画でも行っていますが、これも面白い)、年俸をMLBの所属球団であるドジャースが負担してくれるため、DeNAが契約できたようです。そんなこともあり、日本のプロ野球で観れるのですが、この人練習やプライベートをYoutubeに公開されています。それがかなり興味深いです。

この方を詳しく知りたい方は、トレバーバウアーで検索してみてください。

大谷やダルビッシュがトレーニングメニューに取り入れているようなことを、先駆けてやっている方です。そのリカバリーの一コマにBFRというものがありました。

加圧トレーニングに似たやつですが、圧のかけ方や、考えが少し違うそうです。バンドで圧迫して血流を制限するトレーニングです。


6:20くらいから出てきます。

例えば、100キロの重りのダンベルを挙げてトレーニングをすると、使っている筋肉を損傷してしまいますが、バンドで圧迫して血流を制限することにより、軽い重りでも100キロと同じ負荷をかけてトレーニングをしているようにでき、かつ負荷自体は軽いので損傷せずに済むというものです。

さらに、脳は100キロの負荷で損傷したと勘違いして、それらの回復に必要なホルモンやビタミンや血液を送る指令を送るというもの。実際に損傷はしていないが、自身のリカバリーに必要なものを最大限に促す。

これって何かに似ていません?

鍼です。

鍼は、意図的に体に微細な傷を作ります。実際は大きなダメージではないのですが、ダメージを受けた場所を修復するために、脳が血液を沢山送ります。その血液によって血流が改善し、新鮮な血液や酸素、栄養物質が送られ、脳からはホルモンが沢山分泌されます。

肉体的に、多鍼、深鍼は、微細な傷が沢山作られます。

心理的に、響きや得気で脳に刺激が加わります。

そのため、施術後に疲労感、だるさを感じたり、眠気が強くなったりします。これは、体が早く修復させようと働くからです。

メリット

  • 自分自身の免疫や自己治癒能力を使う
  • 内臓などに負担がない。
  • 副作用が少ない。

デメリット

  • 自分自身が弱っていると、免疫や自己治癒能力を最大限発揮できない。
  • 高齢の方は反応が鈍い

ただし、例外もあり高齢の方でも元気な方、強い方もいますのでこの限りではありません。

メリットを考えた時に

  • 若い方
  • 体の強い方
  • スポーツをやっている方

このような方は、鍼の反応がすごくいいです。回復が早いのだと思います。スポーツをする方、緊張や疲労を感じている方は、鍼を試してください。

以前、横浜に住んでいたことがあるので、出てくる駅や場所、電車が懐かしいですね。

大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

2021年1月21日木曜日

再会

 以前の記事で、電子カルテを導入しているという話をしました。

それを作っているのが「セイリン」という鍼灸の鍼を作っている会社です。病院では、電子カルテが当たり前になっていますが、鍼灸のものはありませんでした。

鍼の会社が作っているカルテなので、鍼灸に特化したものです。まだまだ改善の余地があるのですが、概ね満足しています。

このアプリの不具合で、担当者とラインのやり取りをしていたのですが、それだけでは伝わらないので、Zoomを使ってオンラインで話しませんかということになりました。今時ですし、便利です。わざわざ院に足を運んでもらう必要がありませんし、無駄な連絡のやり取りも少なくてすみます。

「はじめまして」と話していると担当者の方に

「馬場先生、以前鶴見のほうでやっていませんでした?何度か鍼灸院のほうに足を運んだと思います。」

「あぁー!あの時の覚えています。覚えています。あの時いただいたケースレポート今でも持っています。」

まさかの再会です。10年ぶりくらいでしょうか?びっくりです。一気に親近感が湧きました。夏の暑い日に、駅から離れたあの辺鄙な鍼灸院に、営業に来た方です。忘れません。

横浜の鍼灸院、大阪の鍼灸院併せて10年以上鍼灸院をやっていますが、どちらにも鍼を持って営業に来たことがあるのは、セイリンだけです。

セイリンが日本の鍼のメーカーで一番大きな会社というのもありますが、それでもすごいですよね。ちゃんとチェックしているんですね。

うちは、パイオネックスぐらいしか、セイリンの鍼を使ってないので申し訳ないですけどね。

声や雰囲気、あのときの情景がフラッシュバックしました。いいもんです。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
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2020年5月2日土曜日

感覚


視聴時間は約13分

鍼をする際に、初めての人は注射の針を想像しているので、鋭利な痛さを想像しています。

実際に刺鍼すると、チクッとした痛みではなく、中に入ってきたときの重たい感覚、ズンと押される感覚、ズキンとくる感覚を感じます。


思っていた痛みと違いますね。


そういった感想を聞きます。
医師や看護師の患者さんもいらしゃいますが、驚かれることも少なくありません。

鍼の刺鍼は、切皮と言うのですが、痛みが出ないように様々な工夫がされています。

・押手(おしで)
皮膚の上に押手を作り乗せます。これにより圧迫刺激が加わります。



・鍼管(しんかん)
鍼の筒を皮膚につけます。上と同じ圧迫刺激です。当院では、ステンレスの鍼管を使用しているので、冷感も感じます。

・トーク
初めての患者さんに鍼をするときは、必ず話ながら鍼をします。これ結構重要です。(笑)無言でやると、患者さんの全ての意識が鍼に集中するので、より敏感になってしまいます。それを防いでいます。


要は鍼の刺激だけにしないということです。一つの刺激だけだと、そればかりに集中してしまいます。色んな刺激・感覚を、患者さんの脳にいれることにより、鍼自体の刺激を薄めていると思っていただければいいと思います。

だから最後のトークは重要なんです。
症状が強くて鍼の刺激が強く感じる人の中には

鍼で話に返事できない。

なんておしゃる方もいますが、話しかけることにより、或いは返事が必要なことをお聞きしたりしながら、鍼施術に集中させないようにしています。

黙っていたら、鍼、今からくる、痛い、どんな痛さ、チクってくる?大丈夫、きた、痛い、あぁやっぱり痛い。

こういうことをなくすためです。

これらをやっても難しい場合もあります。それは、皮膚表面が硬い人です。

・皮膚表面の硬さ
皮膚疾患(例えば、アトピー性皮膚炎、吹き出物、脂肪の塊、ガングリオンなど)傷痕、手術痕、年配の方。

これらの方は、皮膚表面が硬い方が多いです。深く鍼をしない鍼灸師は問題ないかもしれませんが、筋肉をターゲットにしている私は少々大変です。表面の硬い部分を通り越さないといけません。表面が悪いわけではないのに硬くなっている。どうするか。

①太い鍼を使う
②捻鍼(鍼を回旋させながら刺入)する
③垂直に入るようにする
④切皮時に皮膚を貫く

こういったところです。

①の太い鍼を使うが手っ取り早いのです。がしかし、痛いのです。硬いわけですから、抵抗があります。なので痛い。
かぼちゃを想像していただければわかりやすい。ペティナイフよりデカい包丁で、バスっとやるほうがいいですよね。

②の回旋させながらは、かぼちゃを切るときにくねくねとてこの原理を利用しながら切るあの要領です。時間はかかりますが着実に切れます。
鍼も同じです。千枚通しのように回旋させると、時間はかかりますが着実に深く鍼が入っていきます。

③垂直にというのは、基本中の基本です。鍼をまっすぐ入れる。これが一番なのですが、けっこう難しい。鍼にうまく指の力を伝える。握り方、力の入れ方、角度。

ゴルフをやる方は、イメージがつきやすい。
水平な練習場やティグランドだと打ちやすいですよね。
それが、傾斜のあるフェアウエや芝の長いラフ、はたまたバンカー。

鍼も同じで、人の体は水平じゃありません。水平な場所ありません。真横でもまっすぐ鍼を入れれないと、スムーズに入っていきません。

④切皮で皮膚を貫く
これも、基本ですね。鍼筒という筒から、鍼が少しだけ出ていますが、そこを叩いて刺入します。この際に、私のように一回でバスっとやる場合もあれば、ちょんちょんと少しづつ入れていく人もいます。
この時にいかに貫けるかが肝になります。ここを貫けないまま、指で入れると、なかなかその先に進みません。皮膚は敏感なので痛みが出てしまいます。

こんなことを意識しながら、刺鍼しています。

大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

2019年12月7日土曜日

ダメージからの回復

ケガをする。

ケガした場所が何かしら損傷する。

その場所を修復しようと血液をおくる。

その場所を休ませないともっとひどくなると判断する

発痛物質をだす。炎症する。腫れる。

休ませないとひどくなると判断するので、体を固めて守ろうとする。
体を固めて動かさないようにする。


ざっくりと、こんな感じで脳が認識します。筋肉が固くなるのは、こういう理由だからです。体の防御反応です。

痛みがでたり
熱が出たり
筋肉が固くなる

これらは正常な反応なんです。では回復した、治ったというのはどういうことか?

問題ないよ

という風に脳が認識すれば、発痛物質を出さなくなりますし、熱を出さなくなりますし、筋肉を固くしようとしなくなります。

その場所が治ればいいのですが、人によって回復スピードは様々です。

自己治癒能力 免疫力 若さ
酸素 水 栄養
薬 鍼灸 マッサージ 運動
マインド

他にもあると思いますが、これらで差が出てきます。

脳は、活発に活動しなくていいよ。さぼれさぼれと、常に甘い言葉でささやいてきます。死へのプログラムが始まっているので、活動を抑えてエネルギーの消費を抑えようとします。

だから、内臓の機能を下げて、筋肉を固くして、活動しにくくしていきます。普通はそうやって歳を重ねて、老化していきます。

これに抗わないといけません。体を動かして、刺激を受けて、楽しいことをして、まだまだ死にませんよということを、脳に知らしめないといけません。

そうすると、からだの機能を落とすスピードを弱めてくれます。

手術後のリハビリを早く開始するのは、そういった側面もあります。

鍼によるダメージの回復はどうか?

うちの鍼を受けたことがある方はご存じと思いますが、施術後に鍼のダメージが出ます。疲れたり、うった場所に違和感が出たり、重たくなったり。

それがある人もいれば、ない人もいます。

次の日で抜ける人もいれば、2,3日残る方もいます。

鍼後のダメージの回復度合いを考えてみました。

回復の早い人
若い、筋肉がある、強い、軽症
リラックスできる 施術者や鍼を信頼している 

回復お遅い人
高齢 筋肉がない、重症
緊張しやすい 施術者や鍼を信頼していない

対比してみました。

「北京堂の鍼は、終わった後のダメージが少ないんですよ。刺鍼中は緊張するんですけど、置いている間はしんどくないんです。他の打って、抜いてを繰り返す鍼だとダメージが大きいんです。なんででしょうね?」

競輪選手の患者さんがこう言ってました。競輪選手は、全国いろいろな治療を受けています。鍼、マッサージ、整体etc。

強い刺激で緊張するので、交感神経が優位になり、体がこわばります。刺鍼中や刺鍼直後はこんな状態です。だから痛い。

人間は、寝ているだけで副交感神経が優位になります。鍼も時間を置くことによって副交感神経が優位になります。だからリラックスするし、手足がポカポカになるし、内臓も動きます。

いやいやありえへん!

鍼がこわい、初対面で緊張する、鍼の刺激に緊張しっぱなし、痛みに意識がいきすぎて、緊張しっぱなし、鍼を置いていても気になる。心配だ~

こんな方は、置いている間もしんどいし、施術後のダメージも強いように思います。

なので、身体的によるものもありますが、精神的なものも大きく左右されます。施術者との相性や会話、雰囲気、信頼関係。こういったものが少ないと、自然と緊張しますからね。

なので、鍼が合わない人は一定数いますね。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000


2017年7月18日火曜日

鍼は抜くときの方が痛い??


鍼って刺すときのほうが痛いと思っていましたけど、

意外と抜くときのほうが痛いのですね。



たまに、患者さんからお聞きする言葉です。

イメージから、鍼というのは、刺す、チクッ、痛い。こんなイメージが強いのではないでしょうか。或いは、注射のイメージですね。刺した時に感じる痛みのイメージが強い。

うちの鍼を受けた方はご存知と思いますが、チクッとした鋭利な痛さというのは、ほとんどありません。体の深部で感じるズキン、ズシンとくる感覚です。

これを痛いと思うのか、気持ちいと思うかは患者さんによって違います。

僕自身の感覚としては、それそれ、そこそこというような感じです。(笑)謎ですかね。

本能として、そこ効いてるな~、当たってるな~というな感じです。しっかり当たっていればですけどね。


一方、鍼を抜くときに痛いと感じる。

これは何ででしょうか?それは、うちの治療の特徴からくるものです。いわゆる刺さない鍼、痛くない鍼、浅い鍼では、これはあまり感じないのではないでしょうか。

うちの特徴の一つである、深部筋肉への刺鍼。

これが、抜くときに痛いと感じる要因となっています。ではなぜ深く鍼を入れていると、抜くときに痛いと感じるかです。

手を切った場合、手の表面で痛みを感じますよね。皮膚面です。

皮膚表面には様々な受容器があり、外部からの刺激を感じ取り、危険か安全か、いいものか悪いものかを判断して、脳に指令を送っています。

痛み
熱い
冷たい
かゆい
ちくちくする
こそばい
圧迫されている
つねられている

皮膚は、センサーの役割をしているわけです。そのため皮膚は非常に敏感です。

鍼灸師は、これらのセンサーに探知されなように、色々な工夫をしています。それは、先人の鍼灸師が残してくれたものなのですが、日本人の特性といいますか、思いやりが詰まっていると思います。

例えば、触診(しょくしん)
患部に直に触れて、筋肉の状態を確かめ、正確な刺入ポイントを探します。治療者が直接皮膚にふれますので、圧迫のセンサーだけでなく、温覚のセンサーも働きます。




押手(おしで)。
鍼を打つ際に鍼管を支える手のことを言いますが、単純に鍼管を支えるだけではありません。鍼を打つ前に、皮膚に触れることにより、圧迫のセンサーが働きます。


鍼管(鍼管)
筒を用いて、鍼を打つことにより、正確に真っすぐに刺入することが可能になります。また、筒が皮膚に圧迫されているので、圧迫のセンサーも働きます。


また、鍼を打つ際の会話。患者さんがリラックスするだけでなく、皮膚に意識が集中しないようにするためのテクニックでもあります。

このようにして、痛みのセンサーが敏感にならにように、様々なセンサーを作動させます。人間の脳は繊細な部分と、アバウトな部分を併せ持っています。同時に沢山のことを処理できないようになっています。

なので、鍼を刺すときはあまり痛くありません。

さて本題の抜くときに何故痛いことがあるか
①緊張が続き筋肉が緩んでいない
②痛みで力が入りっぱなし、鍼の刺激で打つ前より緊張している
③抜く際に鍼が皮膚表面を引っ張られるため、敏感な受容器が感じてしまう
④体の中の鍼の面積が大きく、抵抗があるため


①②は何となくイメージがつきますよね。筋肉が鍼を締め付けているので、抵抗がある。

③鍼を入れる際は、先端が鋭利なので、敏感な表面を早く通過します。なのであまり感じません。

抜くときでも、皮膚表面にしか刺さないようなはりでしたら、感じることなく抜けます。しかし、当院のような深層に鍼をする場合、筋肉が緩まっていないと、早く抜こうにも抵抗があり、どうしてもスピードが落ちます。そうすると敏感な皮膚表面にさらされる時間も長くなります。そうすると、痛みを感じる受容器も発動され、脳に指令を送ります。

④は、面積が大きくなればなるほど、より感じます。③とリンクしますが、皮膚表面の敏感なところに当る時間がながくなればなるほど感じます。

とまぁ、初めての人にとっては、恐さを助長するような説明になってしまいました。

なってこったいです。

ウトウト気持ちよくもなれますので、是非お試しを…。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
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2017年5月20日土曜日

同じ穴の狢

この前、鍼灸師の先生が治療にいらっしゃいました。

普通の患者さんと何ら変わりありません。おなじように問診して、動きを診て、体を診て、触診する。

原因となる場所を見つけて、鍼をうっていく。

置鍼して、鍼を抜く。


そういえば、鍼灸師やった。

ふと気が付きます。(笑) 

どんな反応やろか?効果は出ているかな?

普通の患者さんでも似たような心境にはなるのですが、試されている感が微妙に強くなります。自分で鍼をうったり、ストレッチをしたり、ご自身でやれることはやっているでしょうから。

来る前に色々な動きして、カラダをチェックしてきました。

実際におっしゃっていました。寝違えに似たような頸部と背部の痛みだったのですが、明確なきっかけ、原因はわからないっておっしゃていました。

今回は、頸部といっても棘筋という、背骨につく深部の小さな筋肉に注目しました。

寝違いの原因は棘筋

背中から視ている図です。赤く色が変わっている筋肉が棘筋になります。真ん中が背骨の突起になります。ほとんど真ん中です。

背中を反らす
背中、頸部を回旋させる
姿勢を安定させる

こういった動きをします。そう考えると、下向きが多い、同じ姿勢で力が入っている、踏ん張った、頸を右に向けて寝ていたetc

色々なことが考えられます。どれか一つが原因とはかぎりません。色々なことが重なったり、疲労が重なったり、ストレスが重なったり、マイナスの要因が重なって限界に達すると、体は悲鳴を上げます。

直後から大幅に軽減していたようなので、一安心でした。


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2017年2月10日金曜日

昨日の名言

クラシックバレェ 鍼灸 画像

 ”からだのメンテナンスは、メンテナンスっていうからダメなんです。メンテナンスじゃなくて練習なんです。”

昨日いらっしゃったプロのダンサーの言葉です。

”からだが硬くなるからケガをする。体が硬くてやれる動きができないから無理をする。体が硬くなるからパフォーマンスが落ちて引退する。その踊りができないのは、才能がないからじゃなくて、硬いからできないだけなんです。

鍼をしてインナーマッスルを緩めると、できなかった動きができるようになる。可動域が広がる。筋肉のコンディションがよくなる。けがもしなくなって、違う動きや踊りができるようになる。

これって必要不可欠でしょ?だから練習なんです。

みんな絶対やらないといけないんです。フォーカスされていないし、あまりにも軽視されているのに驚いています。だから、僕は踊りを練習するのと同じように鍼の治療が重要なんです。からだのメンテナンスは、メンテナンスっていうからダメなんです。メンテナンスじゃなくて練習なんです。”


どの競技にもいえることで、自分のコンデイションをよくすることが重要なことがわかっていても、練習より体のメンテナンスを後回しにしがちです。

練習はからだが悲鳴をあげるほどやっているのに、からだのケアはほとんどしない。そりゃパフォーマンスは落ちます。疲れ知らずの10代じゃないんです。成長がとまり、老化一直線です。衰える一方です。

とくにダンスの世界は、こういったことが遅れているそうです。芸術要素も合わさるからか、スポーツとしてとらえられていないことがあるかもしれません。

スポ根の塊のような野球ですも、プレー後のアイシングやクールダウン、あるいは効率的なトレーニング方法など、日々進歩しています。しかし、クラッシックバレェやダンスの世界は、そういった要素を取り入れていることは少ないそうです。練習に関しても、決められた型を反復練習。

私も小学校の野球で、肩や腰を痛めました。その時の指導者が悪いわけではありません。ただ知らないことが多すぎたのでしょう。才能ある方がケガや故障で競技をあきらめずにすむように、何か協力できればと常々思っています。

痛みがないと、日々のメンテナンスに鍼灸を取り入れる方は少ないのが現状です。少しでもパフォーマンスが上がるように、鍼灸を体感していただければと思います。

筋肉が緩まることによるメリット
・血流がよくなる。血液は体に不可欠なガソリンです。栄養、新鮮な酸素を全身に送ります。酸化した血液、疲労物質、痛みの物質は排出されます。

・栄養が吸収されやすくなります。筋肉が硬くなって、血管が縮まっていたら、必要な栄養が筋肉の細胞にいきわたりません。いくらいい食事、栄養を摂取していても、受け入れ側に問題があれば台無しです。

・ケガをしにくくなります。硬くなるとそれだけで本来の動きができないので、かばっていたり、無理な姿勢で動くことになります。上がる足が挙がらなければ、何かにひっかるリスクは高くなるでしょう。違う筋肉にも頼らないといけないでしょう。肉離れや捻挫といった軟部組織の損傷リスクが少なくなります。

・オーバーユースの心配が減る。オーバーユースによるスポーツ障害のリスクが軽減されます。筋肉が硬くなり、無理に力をいれたり、フォームがアンバランスになったり、思う動きができないから頑張りすぎたり、そういったことをしなくなります。ケガ、オーバーユースの心配がないと、競技に集中できます。

・体温が上がる。血液は熱を運びます。それに伴い、体温が上がり免疫もアップし、風邪や病気になりにくくなります。代謝がよくなるので、内臓の調子もよくなり消化吸収がよくなります。

あらためていいことばかりです。特に何かスポーツに取り組んでいるかたは、もうちょっと動かしやすくしたいとか、緩めたいという思いがあるかもしれません。そういったもう一息の部分は、深部の筋肉がゆるまり、血流がよくなれば、解消されるでしょう。

鍼の刺激は、ズーンときたり、ズキーんときたりしますが、注射針のような痛みではありません。是非体感していただければと思います。

そうそう、他の名言は、

「旅の醍醐味は陸路でしょ!」

「鍼は痛くないと効かないよ!」

です。(笑)

大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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2016年9月21日水曜日

鍼の痛さ

今回は鍼の痛さについて考えたいと思います。
 
鍼を刺すというと、注射針のイメージが強いとので、「チクッ」とした鋭利な痛さを想像されると思います。
 
ホントに?と思うかもしれませんが、鍼灸の鍼を刺すときは、その「チクッ」とした鋭利な痛みはありません。ほとんどの人が刺した瞬間はわからないと思います。
 
なぜ感じないかというと、それは日本人ならではの、思いやりがあります。
 
日本の鍼灸師のほとんどが、鍼を刺すときに「鍼管(しんかん)」というものを使います。日本でもこれを使用するようになったのは江戸時代です。本場中国では、ほとんど使いません。
 
 

 
 
鍼管に、鍼管より5ミリくらい長い鍼をいれて、上から出ている鍼を叩いて、刺入していきます。子の鍼管が皮膚に触れているので、体はそっちに気をとられています。そこに一気に刺入することにより、痛みを感じずに体に刺入することができます。
 
痛みを感じる受容器というものがあるのですが、体の表面が一番敏感な受容器があります。
 
なので、皮膚をつねると痛いですし、チクッとさされると痛い。さらにどこに痛みがあるか明確です。
 
体の深部の痛みの受容器は鈍感なんです。なので、体の奥の痛みって鋭利な痛さというよりも、漠然とした痛さ、重たいとか、違和感とかなんとなく痛い、怠いといった感じです。
 
つまり、この表面をなんとかすれば、鋭利な痛さは感じない。
 
中国では、この鍼管を用いず鍼を手に持ってそのまま刺入していきます。それは素早く刺していきます。学校に中国の先生もいらっしゃいましたが、テンポよく田植えにような感じでしょうかね。
 
ただそれだと、技術がいるんです。上手い下手がはっきりとする。
 
スナップ、鍼をしっかり保持する、正確な位置に刺入する、ブレずに垂直に刺入するなど、高い
スキルが必要になります。
 

しかし、鍼管を使うと初心者でも正確に痛みなく刺入することができる。江戸時代の杉山和一という鍼灸師が使うようになったんですけどね。この人は、将軍に仕え、盲人の職業訓練校を作った偉人です。
杉山和一についてはこちらを参照ください。

 
なので鍼を刺すときの痛みはほとんど感じません。もちろんこちらのミスショットだったり、痛みの敏感なところにヒットしてしまったら、感じる時がありますが、ごくまれです。
 
鍼を刺すときの痛みについてはこんな感じです。
 
次回は鍼と針の違いでも書きたいと思います。
 
 
 
 
 
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2014年11月11日火曜日

鍼

 
鍼灸院なので、治療には鍼を用いますが、今まで他で鍼治療をしていた方も、自分に使った鍼を見たことがないという方が、意外に多いように思います。
 
まぁね、鍼ですから、見るのも怖いという方もいますしね。逆に、興味深々で目を輝かせて見る方もいらっしゃいます。
 
「思っていたより細いんですね。」
 
一番多いのが、上のコメントです。(笑)
9割の患者さんが、北京堂の鍼=太い!!
 
この方程式が成り立っているようですね。
 
治療後の説明の過程で、必ずキープ鍼の話をするので、その際に鍼を見てもらうようにしています。嫌な人には無理から見せませんが、ほとんどの人が見てくれます。
 
業界の常識は世間の非常識
 
どの業界でも当てはまるかもしれませんが、鍼灸ではよりこの言葉が当てはまるかもしれませんね。一般の方で鍼灸治療に使う鍼を見たことがあるという方は、ほとんどいないんではないでしょうか。鍼灸治療をした人、家族の治療を見たことがある、これら以外の日常で、鍼に出くわすことはありませんよね。
 
そういのもあり、患者さんには見るだけでなく、触ってもらってもいます。業界に長くいると、いろいろと世間とずれてくる部分出てくるので、その辺は敏感になっていないとあかんな~と再確認した今日この頃です。