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2016年9月21日水曜日

鍼の痛さ

今回は鍼の痛さについて考えたいと思います。
 
鍼を刺すというと、注射針のイメージが強いとので、「チクッ」とした鋭利な痛さを想像されると思います。
 
ホントに?と思うかもしれませんが、鍼灸の鍼を刺すときは、その「チクッ」とした鋭利な痛みはありません。ほとんどの人が刺した瞬間はわからないと思います。
 
なぜ感じないかというと、それは日本人ならではの、思いやりがあります。
 
日本の鍼灸師のほとんどが、鍼を刺すときに「鍼管(しんかん)」というものを使います。日本でもこれを使用するようになったのは江戸時代です。本場中国では、ほとんど使いません。
 
 

 
 
鍼管に、鍼管より5ミリくらい長い鍼をいれて、上から出ている鍼を叩いて、刺入していきます。子の鍼管が皮膚に触れているので、体はそっちに気をとられています。そこに一気に刺入することにより、痛みを感じずに体に刺入することができます。
 
痛みを感じる受容器というものがあるのですが、体の表面が一番敏感な受容器があります。
 
なので、皮膚をつねると痛いですし、チクッとさされると痛い。さらにどこに痛みがあるか明確です。
 
体の深部の痛みの受容器は鈍感なんです。なので、体の奥の痛みって鋭利な痛さというよりも、漠然とした痛さ、重たいとか、違和感とかなんとなく痛い、怠いといった感じです。
 
つまり、この表面をなんとかすれば、鋭利な痛さは感じない。
 
中国では、この鍼管を用いず鍼を手に持ってそのまま刺入していきます。それは素早く刺していきます。学校に中国の先生もいらっしゃいましたが、テンポよく田植えにような感じでしょうかね。
 
ただそれだと、技術がいるんです。上手い下手がはっきりとする。
 
スナップ、鍼をしっかり保持する、正確な位置に刺入する、ブレずに垂直に刺入するなど、高い
スキルが必要になります。
 

しかし、鍼管を使うと初心者でも正確に痛みなく刺入することができる。江戸時代の杉山和一という鍼灸師が使うようになったんですけどね。この人は、将軍に仕え、盲人の職業訓練校を作った偉人です。
杉山和一についてはこちらを参照ください。

 
なので鍼を刺すときの痛みはほとんど感じません。もちろんこちらのミスショットだったり、痛みの敏感なところにヒットしてしまったら、感じる時がありますが、ごくまれです。
 
鍼を刺すときの痛みについてはこんな感じです。
 
次回は鍼と針の違いでも書きたいと思います。
 
 
 
 
 
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