2019年5月23日木曜日

からだの大きさと痛みの関係

身長の高い人や体重の重たい人は、腰痛になりやすい?

体重増加が腰痛の原因と指摘された?

高身長や体重増と腰痛との因果関係はないようです。検索してもデータは出てきませんでした。

世界には、日本の平均身長、体重より上の国が沢山ありますが、それらの国の方が腰痛が多いのかというと、???疑問符が出てきます。

長年臨床をやっていても、ずば抜けて多いと感じるわけではありません。ただ、関連は大いにあるように思います。

それも日本独特の要因が考えられます。

・生活様式が低い身長用になっている
天井の高さ、梁の高さ、机や椅子など

・背の高いことがコンプレックス
背が高いと目立ってしまう
怖いと思われる
威圧感がある

これら上の二つの要因によってどうなるかというと、背の高い人は小さく見せようとします。

背中を丸くする
頭を下げる

小さく見せようとすると、どんどん姿勢が悪くなってしまいます。姿勢が悪くなると背中を支える根本である腰に負担がかかるようになります。

・力学的に負担がかかる
腰をかがめる動作の時に、背が高い方が屈める幅が大きいので負担になります。
そこに重たいものまで加わると、さらに負担が増します。

重たいとどんなことが考えられるか。

体重が重たくても、それを支える筋肉があり、姿勢が安定していれば問題ありません。
ほとんどの方が、筋力が落ちて体重が増えるわけです。支えがないので関節や筋肉にかかる負担は増えます。

姿勢が悪いと、不自然に荷重がかかってしまいます。そこに重りが加わるわけですから、負担は増えます。

姿勢をよくする背筋がないと、背中がまるくなり骨盤が後傾します。その状態で座ると腰に負担がかかるのはもちろんですが、臀部にかかる負担も増える。坐骨神経をダイレクトに圧迫するので坐骨神経痛になりやすくなります。

・不摂生による体重増加
・運動不足による筋力低下

どこにでも出てきますが、これは誰が何を言おうとよくないということです。



大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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