2009年4月2日木曜日

鍼管つくり

 日本では、鍼をうつ時に細い筒に、鍼を入れて身体に刺入します。中国では、この筒を使わずにそのままブスっと刺します。中国のほうが怖そうですね。痛そうですね。笑

 なぜこの筒を使うかというと、そのままうつと鍼が刺さったときに痛いからです。この痛みを少しでも和らげようと、江戸時代の鍼灸師、杉山和一が考案したとされています。

さすが日本人です。痛みがわかりますね。笑

 今日はこの筒、鍼管を作っていました。師匠が島根に帰るということで、北京堂で使っている中国鍼用の鍼管も持って帰るそうなので、自作です。

市販では、もう売っていないそうです。半端なサイズなので自分で作るしかないみたいですね。

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ハンズにアルミのパイプが売っているので、そいつで加工します。ステンレスもあるのですが、固いので加工しにくいため却下です。

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  上がカットしたアルミのパイプです。

 下が市販されている真鍮の綾目鍼管です。

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 こんな感じでカットします。

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 あとはひたすら磨きあげます。これが面倒です。神経使います。患者さんと接するところが違和感ないように、丁寧に磨きます。

 あと10本カットが残っているのですが、今日はこれで限界です。

 



2 件のコメント:

  1. 鍼を打つ時に曲がらないようにかと思ってました。
    器用さが問われますね!
    中国ではまだ売っているのでしょうか?

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  2. ��12日さん
    コメントありがとうございます。
    曲がらないようにというのもあるでしょうね。安定させるためです。熟練しなと直接刺すのは難しいですから。
    中国ではどうでしょうかね?中国の鍼灸師さんは、あんまり鍼管を使わないので。
    日本でもサイズ限定であるんですけどね。

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