うちの子供は、牛乳をコップに注ぐ際がマックスかもしれません。牛乳をこぼし、嫁に散々怒られていたせいか、プルプルと緊張し、それでまたこぼす...。悪循環です。(笑)
ママに怒られる...。
もらしたた一言が責任の重大さを物語っていました。
これは、うちの一例ですが、皆さんそれぞれ緊張することというのはあると思います。上の例からもわかるように、緊張すると誰もがいつもの動きをできません。
手元も狂いますし、正常の判断もできません。呼吸は短くなります、或いは止めているかもしれません。体にいいわけありません。
これが常態化していたら、なおさらよくありません。緊張すると体温は低下しますし、血流は悪くなりますし、自律神経も乱れます。
ただ、緊張がなさすぎもよくない。
うちの息子の例でいくと、牛乳をこぼしまくります。それでいいんだという意見ももちろんあるでしょうが、毎回洗ったり、洗えないものにこぼした際の対処は大変です。それを許す時間も余裕もないのが現状でした。
言っていることは普通でも、声のトーンがきつい。
これだけでも、体は緊張するそうです。ピリッとと緊張感がうまれます。間に冗談や柔らかいトークでも入ればいいかもしれませんが、ずっと同じ調子だと大変です。
日本の学生スポーツなんかはこれに当てはまるかもしれません。短期間での成果を求めるために、軍隊式のスパルタ指導が手っ取り早いということで、口調や態度もきつくなってしまいます。
高校時代のうちの顧問も怖かった。(笑) 一緒にいる時にリラックスしていたことは一度もないんじゃないでしょうか。
会社なんかで置き換えたらどうでしょうか、常に厳しい目で監視され、厳しい言葉をかけられていたら。
緊張しっぱなしで、疲労感は増しますし、筋肉は硬くなります。体温は下がります。血流は悪くなります。自律神経は乱れます。
肩こりが解消されない。疲れが取れないという方。マッサージをしても、鍼をしても運動をしても解消されないという人は、こういうことが当てはまるかもしれません。
自分では、意識していなくてもついつい口調がきつくなっていたり、棘のある言葉を選んでいたり、感情がこもってなかったり。平気そうであっても実は弱かったりするものです。日本人は、言葉に表現するのが苦手だったり、態度や体で表現するのが苦手であったりします。
治療は鍼だけではありません。患者さんとの会話やコミュニケーション、話し方、わかりやすい言葉、説明、治療所の雰囲気、においや香、音楽、照明、色、温度、ベッド、言い出したらきりがありませんが、そういったものトータルが治療だと思っています。
ロックがガンガン流れるBGMより、ボサノバやハワイアンのようなBGMのほうがリラックスできます。会話で一つ一つ否定されたら気持ちのいいものではありません。
尖った治療(笑)だけに、いかに丸く、かつ的確に。
大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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