基本的に日曜日や祝日というのは、医療機関や他の治療院などは定休日のところがほとんどですからね。
昨日の方は、ぎっくり腰の症状でした。
朝起きたら、痛みで起き上がれない。寝返りがうてないというものでした。いらっしゃったときも前かがみで上体が伸びきらないようでした。座っているのもしんどいようで、肘置きにつかまりながらつらそうです。
何でもそうですが、原因は何かです。
・いつなったのか
・動きの中でなったのか
・重たいものを持ったり荷重がかかったのか
・どのような姿勢でなったのか
・痛みが出る前はどうだったのか
・何か既往歴があるのか
・腰以外の痛みはあるのか
・安静時痛があるのか、どの動きで痛みがでるのか
・姿勢、傾き
・年齢
いくつか挙げてみました。
よくある、重たいものを持った時になるぎっくり腰の場合、腰の筋肉、靭帯、関節への急な負荷がっかかることによる捻挫のようなものです。
そういった場合のセルフケア
冷やすor温める?
冷やすようにしてください。ただ、自分で腰を触ってみてください。熱っぽい?冷たい?熱っぽかったら冷やす、冷たく感じるなら温める。よくわからなかったら冷やしてください。
なぜ冷やすかというと、捻挫のようなものと言ったように、炎症がでて発痛物質がたくさん出てきているので、冷やしてとりあえず炎症を抑えないといけません。
きっかけなく徐々になったぎっくり腰の場合、腰の筋肉の疲労が重なることによる筋肉の痙攣・ロックと思っていただいたらいいと思います。
冷やす?or温める?
熱感なんかもないので、温めてやりましょう。温めて、ストレッチをして、筋肉の痙攣を解いてやるといいです。急な動きはよくありませんが、痛みの範囲内でゆっくり動かしましょう。
さて、治療する側からすると、どの筋肉を傷めているかを見極めなくてはなりません。腰の筋肉だけにフォーカスした場合
1、股関節から屈曲 |
2、腰から屈曲 |
腰を前屈するときの動き
1、股関節あたりから、前かがみをしている。
2、腰から、前かがみをしている。
使えている筋肉が違ってきます。
1ができる場合、腸腰筋を使って前屈しているので、その筋肉は正常に働いています。なので、背中側の多裂筋や脊柱起立筋の緊張が原因のぎっくり腰になります。
2ができる場合、背中の筋肉が使えているので、腸腰筋が原因のぎっくり腰になります。
1、2どちらもできない場合は、両方の筋肉がやられているので、両方の緊張を取らなくてはなりません。
前かがみの姿勢で腰をまっすぐ伸ばせない場合
腸腰筋の緊張が強く、丸まっているため、腸腰筋を緩めないといけません。寝ていても横向きにならないとしんどい状態です。
座っていて立ち上がるときに痛い場合
これまた腸腰筋の緊張が強い状態です。座っているときというのは、腸腰筋が縮んだ状態です。この筋肉のぎっくり腰だとさらに緊張が高まった状態なので、起き上がるときに固まって伸びないわけです。ロックされています。なので痛みがでる。
ストレッチする際も、この動きを自分で見て、丸まってストレッチするのか、反ってストレッチするのかを考えていただければと思います。
腰以外で診ておくこと
背中、お尻、足の筋肉です。
上の1の場合、腰だけでなく背中がガチガチになっていることが多いので、そちらの緊張を取らなくてはいけません。
お尻の筋肉のチェック、お尻の骨の出っ張りに圧痛があるかどうかをチェックです。
腰部の筋肉だけでなく、仙腸関節性のぎっくり腰の場合があります。
骨盤の縁を触ってもらって、縁を触りながら肛門に向かって下がっていくと、骨の出っ張りが出てきます。そこは上後腸骨棘といううんですけど、上のぎっくり腰の場合、そちらに圧痛が出てきます。そこを押さえて痛い場合は、臀部の筋肉、梨状筋などの緊張をとるようにしましょう。
ここのぎっくり腰の場合、寝返りをするときや座っていて立ち上がるときなどに痛みが出ます。
座っていて立ち上がるときに痛い場合
臀部の筋肉が緊張していることが多いので、合わせてチェックしていただくといいでしょう。ここの緊張が強いだけで、腰の痛みに影響を及ぼします。
ほとんどが、上に挙げたような例がミックスしていることが多いです。痛みが強い場合、おなじ姿勢がつらい時など、それが一番の原因かをしっかり把握できるかが大きなカギになります。
どの筋肉に対しても鍼灸は対応可能です。ミックスされていて色々な筋肉に緊張がある場合、一番悪さしているところを把握できなかったり、緩み切らなない場合があります。そういった場合は、数回かかりますので、動き、緊張しているところ、痛むところ、色々チェックして一つ一つ取り除いていきましょう。
大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000
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