2010年10月15日金曜日

臨床シリーズ

 源草社より鍼灸臨床シリーズということで、「早わかり 経外穴110選」が発刊されます。

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こいつです。はい宣伝です。
去年、師匠に命じられ翻訳した鍼灸書です。
全部僕がやったわけではないので、師匠監訳になっています。

これはですね、身体にはたくさんツボ(経穴)があるのですが、代表的なツボが約300ほどあります。身体に巡らされている経絡といわれるルートがありまして、そのルート上にあるのが代表的なツボです。
この経絡は、身体のいろいろな臓器と結びついていて、その臓器や身体の不調や変化が経絡にある、ツボにあらわれるといわれています。それでその異常のあるところに鍼や灸をして治療をするわけです。
ところが、その代表的なルートに当てはまらないツボもたくさんありまして、数にして2000を超えるといわれています。歴代のいいろいろな治療家が、見つけたツボです。それを経外穴だとか奇穴といいます。

この本は、その経外穴や奇穴を著者が集め、臨床でよく使われるもの、効果に優れているもの、価値のあるものを選りすぐったものです。
歴史的にどのあたりから使われているだとか、どの症状に効果があるかだとかも書いています。鍼灸師の方は一度ご覧になっていただけたらと思います。普段使っている経穴で効果がなかった場合に、ここに掲載されているものを使ってみてはいかがかと思います。

 しかし、お金が無いんでしょうかね?カバーがついてません。笑 

 あとがきにも書きましたが師匠に言われたことが印象深かったので紹介します。


「今は中国の文献の翻訳をする人がいなくて困っている。あんたも中国の本を翻訳して、日本のために尽くしなさい。何より自分で調べるから、普通に参考書を読むより頭に残り、自分のためにもなる。」

とのことです。いや~身にしみます。語学留学をしていた師匠には足元にも及びませんが、コツコツとやっていきたいと思っています。本当大学に行ってた時にちゃんと中国語をやっておいたらよかったと悔やまれます。笑 まさかこんな形で中国と関わりになるとは思いもよらなかったですからね。

 



4 件のコメント:

  1. ��師匠さん
    中古品がでているようです。

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  2. 翻訳出版おめでとうございます!
    とても興味深い本ですね。臨床家の皆さん、いや体調不良で悩める皆さんのためにきっと役立つ事でしょう。先生のご苦労が報われる日も近いと思いますよ。
    また、翻訳をすすめられた視床、いや師匠さまも素晴らしいお方ですね。
    ちなみに、価格が・・・? 

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  3. ��のぞみさん
    ありがとうございます。
    定価は2940円です。安くなったり、高くなったりよくわかりませんね。笑
    まさしく視床です。笑 針灸界にとって重要ですね。

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