2009年6月15日月曜日

一言

 

 「先生、患者のわがままを聞いていたら、治らないんじゃないですか?」

ある、患者さんに言われた言葉です。

症状はおいといて、痛みを訴えられ、治療中も痛い、痛いとつらそうにされています。鍼をうつたびに、つらそうです。あまりにも刺激がきついのだろうと判断し、少し治療する場所を減らし、鍼の数を減らしました。

その時におっしゃられた言葉です。

 なかなか奥が深いです。鍼の刺激、患者さんの反応、体質など、様々なものから判断し、治療します。当然治療する側も人間です。患者さんの、痛がる姿を見るのは、つらいわけです。

そこで、上述のせめぎ合いになるわけです。痛がっていても、楽になるのだから、刺激を強く。この痛がり方は、治療自体に耐えれなくなるから、刺激を抑える。日々葛藤です。

 何でも聞いていると、治療の質がブレる。その方は、痛くても少しでも楽にして欲しい。治るのであれば、我慢します。という覚悟でおっしゃったのだと思います。心に響きましたね。

その覚悟に答えるべく、日々精進です。

 

 



3 件のコメント:

  1. 患者語翻訳。
    「きもちいいです」=なんだ、ものたりないぞ。
    「痛いです」=効いてます。
    「すごく痛いです」=すごく効いています。
    「ギャア」=その調子だ。
    「先生、もう限界です」=やめないでぇ。もっと続けてください。

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  2. う~ん。難しいんですねぇ。。。

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  3. ��患者様さま
    この方は、そういう感じではないんですよ。
    人の痛みというのは難しいものです。
    ��リッツさん
    そうです。難しいです。日々勉強ですね。

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