「先生、患者のわがままを聞いていたら、治らないんじゃないですか?」
ある、患者さんに言われた言葉です。
症状はおいといて、痛みを訴えられ、治療中も痛い、痛いとつらそうにされています。鍼をうつたびに、つらそうです。あまりにも刺激がきついのだろうと判断し、少し治療する場所を減らし、鍼の数を減らしました。
その時におっしゃられた言葉です。
なかなか奥が深いです。鍼の刺激、患者さんの反応、体質など、様々なものから判断し、治療します。当然治療する側も人間です。患者さんの、痛がる姿を見るのは、つらいわけです。
そこで、上述のせめぎ合いになるわけです。痛がっていても、楽になるのだから、刺激を強く。この痛がり方は、治療自体に耐えれなくなるから、刺激を抑える。日々葛藤です。
何でも聞いていると、治療の質がブレる。その方は、痛くても少しでも楽にして欲しい。治るのであれば、我慢します。という覚悟でおっしゃったのだと思います。心に響きましたね。
その覚悟に答えるべく、日々精進です。