2015年7月6日月曜日

気候変動と体調


 
 
 

雨、雨、雨。梅雨真っ盛りの今日この頃いかがお過ごしでしょうか?
 
 

梅雨と共に体調が悪くなるという方もおおいんじゃないでしょうか?耳鳴りのある人は、耳鳴りが強くなりますし、肩こりのひどい人はより感じるようになります。また、体がだるい、むくむ、すっきりしないなど、体だけでなく気持ちも上向いてこないんじゃないでしょうかね。

天気と体調は密接に関わっています。


一つは気圧の問題。

人間はほとんどが水分で、体内と体外の圧力を均一の保とうとする働きがあります。天気が悪くなって気圧が下がると、細胞内の水分が外に出て膨張して、体がむくんだり、血管が膨張して血圧が下がったりします。

偏頭痛のある方は、血管が膨張して、血管の周りにある神経を刺激するので、頭痛がします。

耳鳴りやめまいのある方は、耳の中にある血管が膨張して、振動を受けて音に変換する受容器を刺激するので、耳鳴りが強くなりますし、耳の中にあるリンパ液が膨張して、眩暈や耳のこもり感が増強したりします。




もう一つは、自律神経の問題。

人間は、太陽が出ているときに活動する動物です。そのため、朝~昼にかけて、体の各機能がそれに合わせて活発になります。太陽の光を浴び、起立して動く、酸素をたくさん取り込むと、交感神経が活発になり、心臓の収縮が強くなり、全身の血流量が増し、心拍数が増加します。

一方、太陽が傾き、体を横たわらせると、体の各機能はお休みモードに入ってきます。とろ~んとしてリラックスする時です。副交感神経が活発になるときですね。その時は、心臓の拍動が穏やかになり、血圧や体温が下がり、胃腸などの働きが活発になります。



天気が悪くなって、雲に覆われ、雨が降っていると、体は勝手に副交感神経が優位になり、お休みモードに傾いていくわけです。なので、日中でも、気分がスッキリしなかったり、眠たかったり、体が重たかったりするんです。

元気な人や、若い人、痛みやつらさのない人は、そういった変動の影響も少ないんですけど、お年寄りや疲れている人、寝不足の人、痛みや何か症状のある人は、天候による変動の影響を大きく受けやすくなります。梅雨のように常に気圧が下がった状態、太陽のあまり出ていない状態、湿気が多い状態が長く続くと、昼でも体の機能が下がった状態になりますので、すっきりとしなくなります。

そういった場合でも、鍼灸はおすすめです。北京堂のガツンとした刺激で、下がった体の機能を、元気にしましょう。夏はもう少しです。

しかし、なでしこ残念でした。男子もあれくらいがんばってほしいですね。


今日のmusic..."君と羊と青@RADWIMPS"

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