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2015年7月17日金曜日

恒温動物

人間は恒温動物です。といってもピンとこない方もいるかもしれません。

人間は体温を一定に保っています。36~37度前後が平熱ですよね。それは、外の温度が-20度でも、40度以上の高温でも変わりません。このように外気の温度に関わらず、体温を一定に保っている動物を恒温動物といいます。例外を除いて、哺乳類と鳥類が、それにあたります。それに対して、外気に合わせて体温を変える動物を変温動物といいます。爬虫類や魚類、昆虫などがそれにあたります。

なぜ、体温を一定に保っているかというと、その範囲内であれば、様々な生体反応が効率よく働くからだそうです。これ重要ですよね。最近体温が低い人が多いと言われています。ということは、様々な生体反応が効率よく働いていないということになります。だから、体温を上げましょう!ってなっているんですけどね。

話は脱線しましたが、体温を一定に保つためには、体内で熱を産生したり、体外に熱を放散しなければいけません。


熱の産生
一定の体温を維持するために、どうやって熱を産生しているかというと、
食事・代謝
 体内に色々なものを取り込み合成したり、分解するのを代謝といいますが、そのときに発生するエネルギーによって熱を産みだしています。
車と一緒ですね。車は、ガソリンを燃やして爆発させることによって、エネルギーを産みだしています。その際に熱が発生するから、エンジンは熱くなります。

筋肉の収縮
 運動をして筋肉を収縮させると熱が発生します。走ると体が熱くなるやつです。寒いときに体がぶるぶると震えますよね。あれは体に備わる防御反応で、体が冷えて機能が低下するのを防ぐために、ぶるぶると震えて熱を発生させます。

ホルモンの作用
甲状腺ホルモン、カテコールアミン、黄体ホルモンなどが、代謝を促進する作用があります。

甲状腺機能低下症という病気がありますが、その症状の一に寒がり、冷えというものがあります。
まさにこの産熱が起こりにくくなります。

つまり、これを出来ていない人は体温が低いということです。

一般的に、男性は体温が高いのですが、女性よりも代謝が高い、筋肉量が多いというのが大きいからなんです。

熱の放散
ふりが長くなりましたが、最近急に暑くなってきました。あまりにも高温になってくると、熱の放散がうまいことできなくなってきます。それの最たるものが熱中症です。気を付けないといけませんよね

放射
 人間は、赤外線を放射しています。赤外線モニターがいい例ですね。人に赤外線カメラを向けると、人体からでている赤外線を映し出します。温度が高いと赤外線の放射量も高くなりますので紅くはっきりと映ります。

体温の高い人、運動をした後の人に近づくと、温度が上がったと感じることがありませんか?
これは熱エネルギーを放射しているためで、しかもエネルギーは高いところから低いところに伝わります。これを放射といいます。

他には、暑いときに、クーラーの効いたところに行くと、涼しく感じますよね。あれも熱エネルギーの高い体から、クーラーの効いた部屋であるエネルギーの低いところに、放射してためです。
放射で失われる熱量は、皮膚音と物体の温度差で大きくなります。

つまり、外気温が体温と同じくらいあると、この放射が上手く行われないために、体から熱の放散ができなくなるということです。

伝導と対流
 伝導は、体と接している他の物体に熱が流れることです。
例えば、捻挫をして足が腫れます。熱感もあります。そこにアイスノンをあてると、患部は冷えてきますよね。伝導によって熱がアイスノンに流れていっているわけです。 

対流は、字のごとく流れですよね。流れがあると熱は早く伝わります。暑い部屋を一気に冷やしたいってなると、エアコンだけでなく、扇風機やサーキュレーターで部屋の下から上へ向けて風を送ってやると、早く室温が低くなります。

同じ気温でも、風のある日は涼しく感じますよね。対流していることにより涼しく感じます。

蒸発
 水分が体表から蒸発することですが、不感蒸散発汗に分けられます。
発汗は皆さんわかりますよね。文字通り汗をかくということです。汗をかくことによってた体内の熱を放散します。

不感蒸散というのは、汗にならない常時体に起こっている蒸発現象のことをいいます。汗をかいていなくても皮膚、肺から水分が蒸発しています。なので、汗をかいていなくても水分の摂取が重要になるわけです。


急激に暑くなるこの時期は、こういった放散がうまいこといかなくなってきます。言い換えれば、こういった熱の放散をうまくやれば、暑さを乗り切ることができるということになります。

水分をよくとる以外にも、風通りのいい服装をする。ひんやり素材のものを身に付けたり、アイスノンやアイスバックを利用したりして、うまく熱を放散できる環境をつくらないといけません。

もちろん、疲れていたり、寝不足だったり、食事をきちんととれてなかったりすると、こういった熱の放熱もうまくいかなくなります。急な気候の変化にも対応できるように、普段から気を付けましょうね。

これから、猛暑日、熱帯夜が続きます。ファイとです。





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