2014年10月31日金曜日
農業
大変ってこともありますし、日本の政策に問題もあったなどいろいろな事情があると思いますが、危機の瀕しているのは間違いないようです。
どこも後継者不足、担い手がいないなどなど。
農業はより深刻なのかもしれませんが、人手が足りないのはどの分野でも起こっていることです。ただ、国を担う農業ですからね。これから先、危ない安価な外国産に、さらに頼らないといけないといけなくなると思うと怖いですよね。
うちの患者さんで、会社を辞めて地方で農業を始めた方がいらっしゃいます。いろいろ悩まれて、決断をされたと思います。地方を活発にして、日本の農業を盛り上げてほしいものです。
その方のホームページがありますので、こちらに紹介しておきます。
五段農園
まだ始めたてで、田舎暮らしでの奮闘なども書かれていますので、今後が非常に楽しみです。興味のある方は是非ご覧になってください。
2014年10月27日月曜日
腱鞘炎
基本的には使いすぎでなりますが、そんなに使ってなくても症状が出る人もいます。いつも言っている老化や使わないことによる衰えの影響があります。
普段使わないところを使うと、普段使っていなかったために急激な負担がかかります。
人間の体というのはおもしろいもので、使いすぎてもダメですし、使わな過ぎてもダメなんです。ある程度刺激や負担がかかっていないと、その場所にいく血流量も減りますし、温度も低くなりますし、弾力もなくなります。
痛みというのは、体の悲鳴で、それ以上は止めて~というシグナルです。
なので、そのシグナルに従って休まないといけないのですが、ついつい騙し騙し使ってしまうんですよね。放ってたら治るやろって感じです。それで治るこもあるんですけど、年齢を重ねると、蓄積と弱り具合とで、痛みがとれなくなってきます。
そんな時は早め早めの鍼灸治療です。軽症だと患部にパイオネックスを貼るだけで痛みは取れます。そ
れでも痛みが取れない場合は、腱を動かしている前腕の筋肉に刺鍼すれば痛みは取れてきます。
些細なことでも、ある程度の症状は対応できますので、一度ご相談ください。
2014年10月22日水曜日
耳
最近風邪を引きましてね。昔と違い、熱がぐんと高くなるという感じではありません。
体が熱っぽく、関節がうずくような感じでも体温は平熱のままです。こういう時は、体の免疫機構が活発に働いているので、熱があっていいものですが、そういう感じでもありません。
喉や鼻がやられています。鼻づまりがあり、喉が腫れているような感じです。
それと共に、耳がふさがったような感じで聞こえにく状態になっています。鼻、口(咽頭、喉頭)、耳というのは、繋がっているので、一つやられるとすべてに影響が出る場合があります。
口と鼻が繋がっているのは、なんとなく実感できると思います。食べ物が鼻から出てきたり、鼻水が喉の落ち込んできたりと。
耳は、耳管といって、耳と咽頭をつなぐトンネルがあります。飛行機やエレベーターで急に高いところに行くと、急激に気圧が変化して、鼓膜の内と外の圧力差の解消ができないと、鼓膜が一方に押し付けられ、空気の振動(音)が上手く伝わらない状態になります。
高度が高くなると、鼓膜が外に引っ張られて、こもったような、重たいような状態になります。高度が低くなると、鼓膜は内側に引っ張られ、痛みが出たり、耳鳴りがしたりします。
その圧力差を解消するのに役立つのが耳管です。
耳管は通常閉じた状態になっています。それを唾を飲み込んだり、口を大きく開けたりして、耳管を広げてやると一時的に耳管が開き、圧力差がなくなり、通常の状態に戻ります。
この耳管の開閉をうまくできない人が、耳の症状が出やすいのではないかと考えられます。
さて北京堂とくれば筋肉ですが、耳管の開閉も筋肉が行っています。口蓋帆挙筋(三叉神経の下顎神経支配)、口蓋帆張筋(三叉神経の下顎神経支配)、耳管咽頭筋(舌咽神経の咽頭神経叢支配))が関与しています。また耳管と鼓膜をつないでいる鼓膜張筋(三叉神経の下顎神経支配)というのがあり、耳管の開閉でこの筋肉も引っ張られ、鼓膜が引っ張られたり、緩んだりします。
上の図では、少し見にくいかもしれませんが、丁度中央にある横に伸びる青いトンネルのようなものが耳管です。そこに筋肉がついていますね。
つまり、この筋肉が上手く作用しないと、耳がこもった状態になったり、重くなったり、痛み、耳鳴りが出るようになります。
以前から、お話していますが、緊張していたり、ストレスがあったり、疲れていたり、寝不足だったりすると、体が緊張状態になり筋肉が硬くなります。その硬くなるところというのは、人によってまちまちです。
耳に症状が出る方は、日頃からよく使っている、疲労している、負担になっている、もともと弱いなどがありますので、上のような負担がかかると、より症状が出てきます
。
鍼灸治療は全身の緊張の緩和、局所の緊張の緩和を行い、症状を改善します。
口蓋帆挙筋、口蓋帆張筋、耳管咽頭筋の緊張が原因の耳鳴りや耳のこもった感じ、難聴などは、鍼灸治療で改善が見られます。耳鼻科にいってもよくならなかった方なども、一度お試しください。
今日のmusic,,,"Am I Wrong"@Nico&Vinz
2014年10月16日木曜日
一息
横浜もめっきり寒くなってきたので、体の芯から温まりたいということで、近所の「千代の湯」に行ってきました。
ここは毎度おなじみなんですが、何が良いかって、なんといっても黒湯という温泉に入れるというところです。天然温泉なんですよ。真っ黒のお湯でね。しっとりスベスベです。
しかし、中低温ってなってるのに、50度近くで激熱です。3秒くらいしか足つけれません。(笑)
鶴見は銭湯が多いんですが、車もおけるようですしおススメです。詳しくはこちらを参照してください。そしたらこんの置いてあってね。
何年前のやねん!でしょ?動くんかな?と思ってみてたら、ちゃんとコンセントに刺さってるんで、試してみました。なんぼいれるんかな?と思ってみたら、20円。安っ!
叩くと、揉むをスイッチで変えれて、高さは横についているハンドルを回して自分で調整。びっくりするぐらい気持ちよくなかったです。(笑)
以前患者さんと話してた時に、女湯は知らない者同士でも、みんなでしゃべっててすごく楽しそうなのに、男湯は黙々と体洗って、楽しそうじゃないって。
確かに、向こう側からおばちゃんの楽しそうな会話が聞こえてきます。それに引き換え男湯はし~んとしています。
ということなので、隣のおっさんと喋り倒してきました。仕事なくて困っているそうです。兄ちゃんは景気いいか?って聞くんで、定番のぼちぼちでんな~と返事しておきました。
安倍さん増税するんですかね~。日本がんばれ~
今日のmusic,,,"Rude"@MAGIC!
n2014年10月15日水曜日
台風一過
雨戸を閉めているといつもより静かなので、外の状況がわからない。
伊豆大島や広島の被害は、夜中寝ているときに起こっています。同じように雨戸を閉めていたから、外がどうなっているか、気づきもしなかったんじゃないでしょうか。
今回、横浜でも避難準備情報が出ました。横浜市のHPで詳細を確認してくれとのことでしたが、アクセスが集中して閲覧できなかったそうです。幸い生麦周辺は特に何もなかったのですが、前回土砂崩れが起きているところなんかは気が気でなかったでしょうね。
うちの周辺で一番気を付けないといけないのは、鶴見川の氾濫です。
護岸が整備されてから被害はないようですが、以前はよく堤防を越えて水びたしになっていたそうです。想定外、類を見ない、今までに経験したことがない。そんなことを頻繁に聞くようになりました。
最近の気象は、想定できないことが多くなっていますね。地球規模で海水温が上昇したり、温暖化していたりというのがあるんでしょうか。
この前アフリカの大地溝帯の話がやっていました、アフリカも人口が増え、農地が少なくなっているので、どんどん森がなくなっているようです。ゴリラが畑に出てきて作物を荒らすと、住民の方はおっしゃっていました。
森林破壊はダメでも、そこに住む彼らにも生活があって、家族を養わなければいけないわけです。複雑ですよね。お前らもそうやってきたやないかと言われれば、返す言葉がありません。
とまぁ、地球規模の話になってしまいましたが、台風が過ぎると一気に涼しくなってきました。そうなると、ぎっくり腰や寝違えなどになりやすくなります。
寝る時はしっかり体を温めて、朝起きる時は布団やベッドの上で体操やストレッチをしてから、起きるようにしましょう。
2014年10月13日月曜日
ストレッチ
以前から、ストレッチは続けているのですが、少し頭打ちなところです。ある程度の柔軟性は出てきたのですが、前屈して手のひら全部がつく、或いは開脚してぺったりと胸がつくなんてことは夢のまた夢のような感じです。(笑)
ということで、ここ最近は四股を踏んでいます。最近なにかと健康にいいということで取り上げられていますよね。以前、テレビで教育学者の齋藤孝がやっているのを見てやりはじめるようにしました。
四股のやり方はこちらを参照してください。
簡単そうに見えて難しいんです。なにより自分の体の硬さに愕然とします。(笑) 四股って,足がピンとが伸びて高く上がると、すごく綺麗に見えるんですよね。
で綺麗な四股って言ったらやっぱりこの人。
いや~ほんと格好いいですよね。僕らの時代で力士といえば千代の富士でした。
そんでもう一つ
この人も綺麗でしたね。今はエクササイズのDVDなんかも出しているようです。
理想はこんな感じです。自分の画像も貼りつけたいのですが、無様なので格好良くできるようになったら、お披露目したいと思います。(笑)
健康にもいいでしょうから、これも続けたいですね。
2014年10月10日金曜日
スマホorパソコン
うちに来る患者さんのほとんどがホームページを見ていらっしゃるのですが、最近はスマートフォンで検索していらっしゃる方も増えてきています。
HPやブログのアクセス解析なんかをみると、スマホのOSであるアンドロイドやiosからの検索が増えてきています。
携帯サイトはあったんですけど、スマホ用のサイトも作ってみたんです。テイストをスマホを使う若い人向けに作ってみました。
スマホサイトはこちら
パソコンで見るとうまく見えないので、スマホでみてください。
スマホでウェブを検索してただいても、パソコンのサイトが上位に表示されます。スマホ専用のサイトは、深く内容も盛り込めないのでなかなか上位に出てこないのです。
今回そういった状態でもスマホの方が検索した際、うちのサイトをクリックすると「スマホサイトに移動しますか?」という案内がでますので、OKをクリックしていただくと、自動的にスマホサイトに移行するようになりました。
パソコンのサイトは、スマホサイズになるとはいえ、パソコンで閲覧するように作っていますので、文字が小さかったり、幅が狭くなったり、かなり見にくくなってしまいます。
とくに年齢がいくと、老眼で見にくくなりますよね?そういった方にも対応できるようになっていますんで、一度ご覧になってみてください。
2014年10月5日日曜日
ストレッチ
ウォーミングアップにストレッチをすると、逆に良いパフォーマンスを発揮できなくなる。ケガをしやすくなるといったことが言われるようになりました。ストレッチというのは静的なストレッチなことです。
静的なストレッチというのは、皆さんが知っている、30秒くらい数えてゆっくり筋肉を伸ばすというやつです。
今まで、良いと思われていたことが、実は良くないよ、マイナスになるよなんてことはよくあることです。
ただ、今までほとんどの人がウォーミングアップにストレッチをやっていたと思います。自分もケガの予防になるし、良いプレー、パフォーマンスが発揮できると思っていました。
悪い結果になったり、ケガをした以外の人はどうだったんだってことになります。つまり、やるやらないでそんなに大差はないんじゃないの?と考えてしまいますよね。
ストレングス・コンディショニングのコーチをしている河森直紀さんのブログにこんなことが書いてありましたんで、こちらを参考にしてみてください。
・運動前のストレッチによる筋パフォーマンスの低下率は、数パーセントである。
・これらの現象は、年齢、性差は関係ない
・運動前のストレッチによる筋パフォーマンスの低下率は、競技やパフォーマンスによって異なる。
・運動前のストレッチによる筋パフォーマンスの低下率は、ストレッチ時間が短くなると少なくなる。(45秒 以内だと特に影響は少ない)
上のブログではこの方の見解も書いてあるので参考にしてください。
僕らが、一般の人がスポーツを一番やる時期って、10代だと思います。その時って、ストレッチの効果っていまいち実感できないと思うんですよね。
皆さんはいかがですか?部活やっているときに、ストレッチの効果って実感していました?僕は正直よくわかりませんでした。少年野球の時に、ストレッチをやっていると、けがをしにくくなるし、いいパフォーマンスを発揮できると言われていたからやっていただけで、やるやらないで効果の違いを感じたことはなかったです。
当然ケガするのは嫌ですし、練習のプログラムにも入っていましたし、それが常識だからという理由だったように思います。
これ、十代だからわからないんだと思うんですよ。
・体が硬い人でもそれをカバーできる他の身体能力がある。
・少々負担にり、スポーツ障害になっていても誤魔化しながらできた。
・回復するペースも早い。
・ストレッチ以外の体操なんかで、十分にストレッチ代わりになっていた。
こんなところからですかね。これがより高いレベルでやっている人や、練習量が多い人なんかであったら、ストレッチの恩恵を感じていたかもしれませんね。
常に動いていたら、わからないんですよね。パフォーマンスが落ちていたしても敏感にそれを感じる人というのはごくわずかだと思います。
だから、少年スポーツのコーチというのは、注意深く子供の動きや様子を見ておかないといけないんだろうなと。
話は長くなりましたが、これが今30代になると、ウオーミングアップ、クールダウン、ストレッチなどの重要性をヒシヒシと感じます。
やっているのといないのでは、全然パフォーマンスは違いますし、ケガになるリスク非常に高くなります。上でも書きましたがこれが一番大きいんだと思うんです。
「体が硬い人でもそれをカバーできる他の身体能力がある。」
これって大きいんだと思うんです。全体的な身体能力が落ちているので、体の柔軟性のなさは際立ちますし、血流が落ちて固くなったときの、回復の遅れというのは悲しいものがあります。
ということで、
運動前は、準備体操をしっかりとやる。それは10代でも同じですが、20代後半以降はより意識してやる。(笑)
運動前のストレッチに関しては、ゆったりとやるので、30代以降は体が動くモードにならないんじゃないでしょうかね。
歳をとると色々と気を付けることが増えるんでね。
今日のmusic,,,"LOVE NATURAL"@CRYSTAL FIGTERS
2014年10月4日土曜日
症例報告 舌の痛み
- 舌の痛み(舌痛症)
- 原因のわからない舌の痛みが続く。舌の一部分がピリピリ、ヒリヒリ痛む。痺れたような感覚がある。舌を動かすのは問題ない。触っても痛くない、食事は問題なく食べられる。病院で検査をするが異常はない。
主訴
舌の左側面の違和感(常に触れている、ピリピリする)
その他症状
頸、肩のこり、耳鳴り、冷え性、下腿のこむら返り。既往歴急性腰痛、腰部椎間板ヘルニア。
所見触っても痛みが増すわけではなく、舌の動きも問題ない。味覚障害なし。病院で脳検査をするも問題なし。病院では原因不明といわれる。
ツボ、筋肉頸部夾脊、天柱、風池、完骨、百会。中斜角筋、後斜角筋、頭板状筋、頸板状筋、後頭下筋。
治療
1回目の治療では、頸や肩のこりの緩和に重点をおいて治療。
2回目の治療、1回目の治療で舌の感覚に変化がみられなかったので、下顎神経への刺激を行うため、下関穴(頬の骨のあるすぐ下)への深刺をする。
3回目の治療、舌の違和感はほとんどなくなったので、頸、肩こりの治療をして終了する。
考察鍼灸の臨床現場にいると、このような西洋医学では原因不明といわれる症状に遭遇することは少なくない。ただ、所謂東洋医学的な気の流れや、臓腑の問題に当てはめなくても、解剖学的に考察してみると、解決することがあります。
今回のような舌の感覚(触れる、痛み、温冷)は、脳神経の三叉神経の枝である下顎神経(舌神経)が司っています。その他の味覚は舌咽神経、舌の運動は舌下神経となっているので、三叉神経の枝である下顎神経(舌神経)に関連する障害と考えることができます。
実際に、味覚に問題はないし、舌を動かしてもらいましたが何ら問題ありませんでした。また、来院前に病院でCT検査を受けて脳に異常はなかったということで、脳からの影響は除外できます。
また、この方のしゃべり方が他の方と比べ、口を開けて話すようなじゃべり方ではなかったので、咀嚼筋の緊張が関連しているのではないかと考えました。咀嚼筋は舌の感覚を司る下顎神経と同じ神経の神経支配を受けていますので、筋肉の緊張が神経に影響を与えて、今回の症状になったということが十分に考えられます。
全ての舌痛症や舌の違和感に対して、このやり方が有効とは思いませんが、舌神経の障害、或いは咀嚼筋の緊張でこういった症状が出る場合もあります。また、今回の患者さんは、病院での検査をやっているので、重篤な疾患を除外できています。病院と鍼灸院をうまく使い分けて利用できれば、患者さんにとっても不安なく、最短で症状の改善に向かっていけるのではないでしょうか。