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2022年1月30日日曜日

突発性難聴

 耳鳴りに始まり、それにより難聴になった方が来院されました。

その方の、お母さん、他のご兄弟2人も、突発性難聴になったり、耳鳴りをしたり、メニエールを経験しているそうです。

あまり遺伝は関係ないと言われますが、家族歴を聞くと、完全に遺伝やんと思ってしまいます。

親子だと、性格や趣向、生活様式、体の構造などが似るので、同じような疾患に罹りやすいというのはあると思います。

病院にも入院され、ステロイド点滴などを行ったそうですが、変化はなかったそうです。原因不明だそうです。

  • 40代 男性 管理職 適度に運動 健康診断でも異常はなく 症状以外は健康

ご本人も何でなんでしょうね?ストレスですかね?と不思議がっていました。男性の場合、不惑と言われるように、40代というのは老化が現れてくる時期になります。全てが老化して行きますが、普段から使っているところ、負担がかかっている所は、傷んでくることがあり、症状が出やすくなります。

微小な傷み、摩耗など、ものであれば部品を交換できますが、生物はそういうわけにはいきません。

左の耳に耳鳴りと難聴の症状が出ていますが、電話やスマホの際は、左耳にあてていたとおっしゃていました。原因の一つが、効き耳が左だったということもあるのではないでしょうか。

普段から左耳を酷使していた。ということになります。効き目というのをご存知の方もいると思いますが、両目、両耳を均等に使っているわけではありません。使いやすい方、能力の高い方を無意識に使っています。両目で見ているようで、メインが左というのはあります。

試しに、片目を手で塞いで景色を見てください。左右を比べた際に普段両目で見ていると思った景色と似ている目がありませんか?

僕は完全に左眼です。なので左眼の方が視力が悪いです。

それと同じで、耳にもよく使う耳がありますので、それで差が出てきます。

  • 30代女性 主婦 出産 育児 運動なし

この方は、お子様の出産、育児で多忙だった時に、突発性難聴を発症しています。お子さんの成長のことなどで、病院に行ったり、相談できないことで悩んだりで、疲れやストレスが強くかかったことに起因するようです。

ひとえにストレスといっても様々です。人が何に悩んでいるかは、本人にしかわかりません。本人も何のストレスが負担になっているのかわかりません。そういったものに強いと思っていても、年齢とともに弱くなっていることもあります。

発症するまで、自分が無理をしていたということに、気が付かない人もいます。気がついていても立ち止まれない人がなってしまいます。頑張ってしまう。やりきってしまう。


運動による使いすぎと同じで、負担になっていることをいかにやらないか、減らせるか。


やれないから鍼を受けにきたんですよ。と言われるかもしれませんが、そこを鍼で凌いでも、さらに負担を増やしたり、同じようにやっていたら、結局さらに追い込むことになります。なので、少し立ち止まっていただきたい。

そうすれば必ず良くなります。

こういった場合にどこに鍼そするかというと、頸部、顎、耳周囲になります。

頸部は、耳にいく血管が通る場所です。そこの通りを良くして、耳にいく血流を促します。

顎は、多くの方が噛み締め、食いしばりをしています。顎の周りにある咀嚼筋の緊張が耳鳴りを起こすことがあるので、その辺りを緩めていきます。

基本的には、これらを中心に施術を行い、適宜その他の緊張も緩めていきます。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000


2017年12月8日金曜日

耳鳴り・難聴

翳風

耳鳴りや突発性難聴の治療に用いられるツボです。
場所は、耳たぶの裏側にある下顎骨と側頭骨の間にある凹んだところです。

翳風の翳という字は、隠すとか蔵すという意味で、風は風証に関わる場所ということを示しています。

風というと、風邪がわかりやすいですね。風の邪が体に入ることにより、発熱、悪寒、全身のだるさ、鼻水などの症状が出る。

字の如く、風が全身を駆け巡るので、全身がだるくなる、関節が痛むなどの症状が出る。イメージです。扇風機でずっと風を浴びていると、乾燥して喉、鼻、目、体の水分が奪われると、免疫などを司る粘膜が乾燥するとウイルスが体に入りやすくなります。
風邪のウイルスは冬場や乾燥している時に猛威をふるうので、風のイメージと合致しますね。

中国では、脳梗塞、脳出血のことを中風といいます。

病気の症状として、急に倒れるので、風で倒されるようなイメージ、中は真ん中や中心ですから、1本の棒のように立っている人が真ん中から折れる、倒れる。そんなイメージですね。

風というのは、目に見えません

ピューと風がふく

風圧を感じる

砂嵐のように、チリやごみを巻き上げているものをみる

風のヒューヒューと、耳の関わりです。無理からでしょうか?(笑)
キーンとかジーッとかそういう音は、風によってもたらされたと思っても不思議ではありません。
実際、風邪を引いたとき、耳鳴りがすることがあります。鼻づまりや、熱により、耳がくぐもってしまったり、聞こえにくくなったりすることもあります。

耳鼻咽喉科というくらいですから、耳鼻喉は密接に関りがあります。全て繋がっているので、一つやられると全てに影響が出ます。患者さんの中にも、風を引いたら耳鼻科にいくという方も多いですね。
古代の人は、そういった関連から風との関わりを考えたのかもしれません。

さて、この場所。イメージだけではないんです。

この奥には、脳から出る、顔面神経、舌咽神経、三叉神経、迷走神経、副神経が通ります。また、脳にいく椎骨動脈或いは頸動脈も通ります。

耳鳴りや難聴は、耳でも内耳といって、耳の奥の問題がほとんどなのです。なんらかの影響で内耳にある有毛細胞に支障をきたす。耳の奥なので、直接のアプローチというのはできないんです。鍼灸に限らず、現代医学でも同じです。

椎骨動脈の血流改善が内耳にいく迷路動脈の血流の改善につながると考えられていますが、確かなことはわかっていません。

直接アプローチできないのですが、舌咽神経や顔面神経の枝が中耳の鼓室を通っていたり、内耳道で顔面神経と内耳神経が隣接していたりと、なんらか刺激が送れるのではないかというところです。

刺鍼は、5㎝くらいいれる場合もあるのですが、細かい血管や神経もあるので、敏感な場所でもあります。
ここの刺鍼は苦手というかたもいらっしゃいます。

うちの師匠は、2寸(6cm)の鍼を入れて、耳の奥に響かないと効果はないと言っているのですが、皆さんがそれをできるわけではないので、深さに拘らず試してもいいのではないかと思います。
苦手意識を持ったまま刺鍼して、患者さんに痛い思いをさせて、効果がないで終わっていたら元も子もないです。

頚部、顎部の緊張を取る。
リラックスしてもらう

しっかりとここをクリアするだけでも、効果の出る方もいます。

また、耳鳴りや難聴の憎悪因子をしっかりと説明して、そういったものになるべくさらされないようにしてもらう、それだけでも随分と違うと思います。

或いは、深く刺鍼するほうがいいですが、翳風にパイオネックスなどの皮内鍼を貼って試してもいいのではないでしょうか。

治療法に囚われすぎないように、柔軟に対応していただければと思います。



大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000


2015年10月30日金曜日

アプリで聴力検査

耳鼻科医のブログを読んでいた時に、スマホで簡易に聴力検査ができるアプリがあるということが書かれていました。

もちろん正確には、医療機関でやるのがいいのですが、これでもある程度はわかるとのこと。

アプリの名前は「uHear」といもので、気になる方はApp storeで検索してみてください。

 
英語でよくわからないと思いますので、使い方などを解説してくれているサイトをリンクしておきます。おそらく前のバージョンと思われますが、内容は一緒なので問題ないと思います。
 
スマホとイヤホンがあれば数分で簡単にできます。
 
で僕の結果は下のような感じです。どれも正常範囲で一安心です。

 
耳鼻科にいくのにハードルがある人は、これでお試しされてはいかがでしょうか?
 
うちの耳鳴りや難聴の患者さんに試してみようと思っています。

2014年10月22日水曜日




 最近風邪を引きましてね。昔と違い、熱がぐんと高くなるという感じではありません。

体が熱っぽく、関節がうずくような感じでも体温は平熱のままです。こういう時は、体の免疫機構が活発に働いているので、熱があっていいものですが、そういう感じでもありません。
喉や鼻がやられています。鼻づまりがあり、喉が腫れているような感じです。

それと共に、耳がふさがったような感じで聞こえにく状態になっています。鼻、口(咽頭、喉頭)、耳というのは、繋がっているので、一つやられるとすべてに影響が出る場合があります。
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口と鼻が繋がっているのは、なんとなく実感できると思います。食べ物が鼻から出てきたり、鼻水が喉の落ち込んできたりと。

耳は、耳管といって、耳と咽頭をつなぐトンネルがあります。飛行機やエレベーターで急に高いところに行くと、急激に気圧が変化して、鼓膜の内と外の圧力差の解消ができないと、鼓膜が一方に押し付けられ、空気の振動(音)が上手く伝わらない状態になります。

高度が高くなると、鼓膜が外に引っ張られて、こもったような、重たいような状態になります。高度が低くなると、鼓膜は内側に引っ張られ、痛みが出たり、耳鳴りがしたりします。

その圧力差を解消するのに役立つのが耳管です。

耳管は通常閉じた状態になっています。それを唾を飲み込んだり、口を大きく開けたりして、耳管を広げてやると一時的に耳管が開き、圧力差がなくなり、通常の状態に戻ります。

この耳管の開閉をうまくできない人が、耳の症状が出やすいのではないかと考えられます。
002.jpg
さて北京堂とくれば筋肉ですが、耳管の開閉も筋肉が行っています。口蓋帆挙筋(三叉神経の下顎神経支配)、口蓋帆張筋(三叉神経の下顎神経支配)、耳管咽頭筋(舌咽神経の咽頭神経叢支配))が関与しています。また耳管と鼓膜をつないでいる鼓膜張筋(三叉神経の下顎神経支配)というのがあり、耳管の開閉でこの筋肉も引っ張られ、鼓膜が引っ張られたり、緩んだりします。

上の図では、少し見にくいかもしれませんが、丁度中央にある横に伸びる青いトンネルのようなものが耳管です。そこに筋肉がついていますね。

つまり、この筋肉が上手く作用しないと、耳がこもった状態になったり、重くなったり、痛み、耳鳴りが出るようになります。

以前から、お話していますが、緊張していたり、ストレスがあったり、疲れていたり、寝不足だったりすると、体が緊張状態になり筋肉が硬くなります。その硬くなるところというのは、人によってまちまちです。

耳に症状が出る方は、日頃からよく使っている、疲労している、負担になっている、もともと弱いなどがありますので、上のような負担がかかると、より症状が出てきます

鍼灸治療は全身の緊張の緩和、局所の緊張の緩和を行い、症状を改善します。

口蓋帆挙筋、口蓋帆張筋、耳管咽頭筋の緊張が原因の耳鳴りや耳のこもった感じ、難聴などは、鍼灸治療で改善が見られます。耳鼻科にいってもよくならなかった方なども、一度お試しください。


今日のmusic,,,"Am I Wrong"@Nico&Vinz