2014年10月5日日曜日

ストレッチ




 ウォーミングアップにストレッチをすると、逆に良いパフォーマンスを発揮できなくなる。ケガをしやすくなるといったことが言われるようになりました。ストレッチというのは静的なストレッチなことです。

静的なストレッチというのは、皆さんが知っている、30秒くらい数えてゆっくり筋肉を伸ばすというやつです。

今まで、良いと思われていたことが、実は良くないよ、マイナスになるよなんてことはよくあることです。

ただ、今までほとんどの人がウォーミングアップにストレッチをやっていたと思います。自分もケガの予防になるし、良いプレー、パフォーマンスが発揮できると思っていました。

悪い結果になったり、ケガをした以外の人はどうだったんだってことになります。つまり、やるやらないでそんなに大差はないんじゃないの?と考えてしまいますよね。

ストレングス・コンディショニングのコーチをしている河森直紀さんのブログにこんなことが書いてありましたんで、こちらを参考にしてみてください。

・運動前のストレッチによる筋パフォーマンスの低下率は、数パーセントである。
・これらの現象は、年齢、性差は関係ない
・運動前のストレッチによる筋パフォーマンスの低下率は、競技やパフォーマンスによって異なる。
・運動前のストレッチによる筋パフォーマンスの低下率は、ストレッチ時間が短くなると少なくなる。(45秒     以内だと特に影響は少ない)

上のブログではこの方の見解も書いてあるので参考にしてください。

僕らが、一般の人がスポーツを一番やる時期って、10代だと思います。その時って、ストレッチの効果っていまいち実感できないと思うんですよね。

皆さんはいかがですか?部活やっているときに、ストレッチの効果って実感していました?僕は正直よくわかりませんでした。少年野球の時に、ストレッチをやっていると、けがをしにくくなるし、いいパフォーマンスを発揮できると言われていたからやっていただけで、やるやらないで効果の違いを感じたことはなかったです。

当然ケガするのは嫌ですし、練習のプログラムにも入っていましたし、それが常識だからという理由だったように思います。

これ、十代だからわからないんだと思うんですよ。
・体が硬い人でもそれをカバーできる他の身体能力がある。
・少々負担にり、スポーツ障害になっていても誤魔化しながらできた。
・回復するペースも早い。
・ストレッチ以外の体操なんかで、十分にストレッチ代わりになっていた。

こんなところからですかね。これがより高いレベルでやっている人や、練習量が多い人なんかであったら、ストレッチの恩恵を感じていたかもしれませんね。

常に動いていたら、わからないんですよね。パフォーマンスが落ちていたしても敏感にそれを感じる人というのはごくわずかだと思います。

だから、少年スポーツのコーチというのは、注意深く子供の動きや様子を見ておかないといけないんだろうなと。

話は長くなりましたが、これが今30代になると、ウオーミングアップ、クールダウン、ストレッチなどの重要性をヒシヒシと感じます。

やっているのといないのでは、全然パフォーマンスは違いますし、ケガになるリスク非常に高くなります。上でも書きましたがこれが一番大きいんだと思うんです。

「体が硬い人でもそれをカバーできる他の身体能力がある。」

これって大きいんだと思うんです。全体的な身体能力が落ちているので、体の柔軟性のなさは際立ちますし、血流が落ちて固くなったときの、回復の遅れというのは悲しいものがあります。

ということで、
運動前は、準備体操をしっかりとやる。それは10代でも同じですが、20代後半以降はより意識してやる。(笑)

運動前のストレッチに関しては、ゆったりとやるので、30代以降は体が動くモードにならないんじゃないでしょうかね。

歳をとると色々と気を付けることが増えるんでね。

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