2014年5月10日土曜日

シップの副作用




 シップも薬です。

わりとそういう認識がないと思うのですがいかがですか?病院で出されるシップは消炎鎮痛剤といって、医薬品なんですね。だから気を付けないと人によっては副作用がでます。

貼っている場所が荒れたり、かゆくなったりといったものであればシップが原因というのがすぐわかるのですが、そういった症状でないこともあります。

先日いらっしゃった患者さんが、鍼灸治療をする前に整形外科に通っていて、頸や肩の痛みでシップを貼り続けていたそうなんです。1,2年くらい貼っていたって言ってましたかね。

そうしたら、胃腸の調子が悪くなったそうなんです。胃の痛みや不快感などがあって、内科を受診したそうですが、原因がいまいちわからなかったそうで、「先生に何か薬は飲んでいませんか?」と聞かれ、「薬は飲んでいませんが、シップは貼っていますよ。」というと、「それです。それが原因です。」と言われ、整形外科でシップを変えてもらったら、症状はなくなったそうです。

長いこと痛みがあって、シップを貼っている年寄りの胃腸の調子が悪くなる。病院でそれを伝えると、胃薬を出され、原因の治療ではないのでずるずると症状を引きづる。というようなそんなケースも多いんじゃないかなと思うんですよね。

ちなみに、その方はロキソニンテープだったようです。内科の先生が早くそれに気が付いてくれたおかげで助かったとおっしゃっていました。

鍼灸院にいらっしゃる患者さんは、病院でよくならなかった場合や、原因不明で最後に行きついて鍼灸をやろうという方も少なくありません。そういった場合に、このようなケースに当たることもあるのではないでしょうかね。

うちは、お年寄りの患者さんが少ないので、こういったことを聞くことが初めてでした。痛みが続いていて不調のある方は、薬やシップの副作用というのも考慮してみたらいいかもしれません。

ロキソニンテープの副作用

最近では、薬の情報もネットで検索すればすぐに出てきます。本来であれば、医師や薬剤師から説明があるのでしょうが、そういったものがない場合はもらった薬に関しては、ネットで検索して副作用を調べておくというのがいいのではないでしょうかね。

今日のmusic,,,"Bad Medicine"@BON JOVI



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