2013年6月30日日曜日

今は昔

 最近では、体を洗うのに、タオルを使わず手でこするだけというのが、主流になってきているようです。

ネットの記事

うちの嫁も、いつぞやからか手洗いしています。実家のお母さんが、手洗いのほうがいいと言っていたとのこと。

タオルでゴシゴシすると、皮膚表面をバリアしている善玉菌を殺して体臭がきつくなったり、角質を傷めてしまい逆に乾燥したりといいことはないようです。

化学繊維の硬いやつでゴシゴシこすっていた僕の30年は何だったんでしょうね。歯磨きの時もそうでした、ゴシゴシと歯ぐきにも刺激を加えていたのは何だったのか。

昔、何気にやっていたことが今はダメ。いいと思っていたことが体を傷めつけている…。怖いですね~。



2013年6月27日木曜日

OFF

 今日のOFFは、髪を切って自分の用事ばっかりやっていたのですが、どこか行きたいリクエストがありましたので、紫陽花の咲く鎌倉に行ってきました。

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ベタですが、長谷寺です。思い起こすと鎌倉に行くと結構な頻度でいっているような気がします。大阪から来て、神奈川でどこ行きたい?ってなると、100%中華街か鎌倉ですからね。まぁ他に案内するところもないんですけどね。

こっちに来る前も、旅行で来た時に案内してもらいましたし、逆にこっちに来てからは友人や家族が来た時に案内しましたしね。ホントはねチャリンコでも借りて1日ゆっくりとしたいんですけどね。まぁそういうわけにもいきません。

長谷寺の紫陽花はうちのオカンを案内して以来です。あの時は朝まで雨だったので、人もかなり少なく、ゆっくりみれた気がします。今回は、平日にも関わらず沢山の人でした。ほんと土日休みじゃなくてよかったと改めて実感します。
2009年6月11日の記事

嫁と来るのは2年ぶりでしょうか、あの時は子供もいなかったので、あちこち歩き回った気がします。銭洗い弁天にいったり、抹茶の甘味を食べたり、楽しみかたも変わります。
2011年7月7日の記事

その時はわりと長居した気がしますが、子供がいるとさくっとみて撤収ー!ってな感じです。ご飯のことや、寝る時間や、あれやこれや逆算してね。変わるもんです。

今度は湘南の海ですかね。こんがり焼けたいと思います。

 



2013年6月26日水曜日

胃下垂

北京堂では胃下垂治療を行っています。

一般の方は、胃下垂だといくら食べても太らないから羨ましいというようなイメージがあるかもしれません。下がっているからといって即病気に繋がるわけではありませんし、大したことないと思われるかもしれません。

まず、胃というのは健康な人でも下がります。

当然ですよね。胃に物が入ってくるわけですから、重力に従って下がります。下がるのですが、蠕動運動といって、消化するために、胃が伸びたり縮んだりして、食べ物を撹拌して消化します。この運動に+して胃液をぶっかけて、固形物から柔らかい消化しやすいものに変えるわけです。

その後、胃から十二指腸、小腸、大腸に運ばれ、消化吸収して、排泄物となります。

では何がよくないかというと、胃自体の働きが弱くなることです。
先にも書いた蠕動運動が弱くなる、胃が弱くなって胃がビローンと伸びてしまう。

では何で弱くなるか
①食事・・・脂っこいもの、塩っ辛いもの、甘いもの、冷たいもの、熱いもの、沢山の食事、不規則な食事。
②咀嚼・・・早食い、あんまり噛まない。
③飲酒・・・冷たいお酒、度の強いお酒、がぶ飲み。
④ストレス

胃下垂でない方も、当てはまる部分があるんじゃないでしょうか。病気やケガをしてたまに、あの人はならないのに私だけ何でなるのか?という疑問を持つ方もいると思いますが、これが個人差というやつです。持っている強さだとか、耐久性、生活環境、その人の内面など、様々な要因で病気やケガになります。

胃も内臓平滑筋という筋肉でできています。鍛えなければ弱くなりますし、負担をかけすぎれば疲労しますし、老化すれば弱くなります。冷えれば固くなりますし、休ませなければ疲れます。血流が悪ければ動きも悪くなります。その辺は手や足の筋肉と変わりません。

胃下垂の人で多いのは、早食い、良く噛まないなのですが、これにより胃に負担がかかり、胃の働きが弱くなると、先ほど言った蠕動運動をあまりしなくなります。蠕動運動をしないと、なかなか消化されません。そのためにいの中に食べ物が残り、重みで下垂してきます。
胃の中に食べ物が残っていると、胃液をどんどん分泌させます。胃液というのは、皆さんもご存知、強力な酸性の液体です。それがどんどん分泌されると、自分の胃液で胃を傷つけて、さらに胃は弱くなります。胃の中に大量に胃液があるので、食道に逆流して、最近よく聞く逆流性食道炎になります。これが胸焼けや食欲不振、吐き気などの原因になります。

北京堂では、胃自体への刺激や引上げ、自律神経の調節で、症状の改善をはかっていきますが、普段からの食習慣の重要性も指導しています。
よく噛んで、ゆっくり食べる。冷たい物の飲食をしないなど、当たり前のことを当たり前にやるだけで、症状は改善することもあります。また、こういったことを心がけるだけで治療後もひどい状態になりにくくなりまし、健康に歳を重ねれるようになります。何事もそうですが小さなことからコツコツとですね。



2013年6月24日月曜日

猫背

 本人が猫背と自覚していなくても、猫背になっている人は多いものです。

正常な人でも、少し気を抜くと簡単に猫背になってしまいます。猫背というと、首や肩が凝るというほうに注目しがちですが、もうちょっと視点を変えて、下を見ていただきたいんです。

骨盤です。

猫背になると骨盤が後傾してしまうというんです。
腰痛の患者さんで、定期的にぎっくり腰をする人や、慢性的な腰痛を持っている人の多くに、骨盤の後傾がみられます。これは以前に書いた、腰の骨の弯曲が後に出ているというやつと密接に関わっています。通常人間の背骨は生理的な弯曲があります。頸は前に、背中は後に、腰は前にという具合にです。

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腰が後弯してくると、骨盤も自然と後傾していきます。骨盤が後傾すると、猫背もより強固なものになってしまいます。猫背になると、顎を突き出したような、首に負担がかかる姿勢になってしまいます。

とまぁ、より強調したかたちで言っていますが、常にこうなっている人もいれば、仕事の時だけ、家でくつろいでいるときだけ、こういった姿勢になっている人もいます。
ちょっとくらい、いいやんと思っていると、どんどんひどい状態になっていきますし、年齢と共に柔軟性がなくなり、筋力がなくなってくると、元に戻せなくなってゆきます。だから、気を付けないといけないんです。


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正常な姿勢です。背筋が伸びていますよね。図にすると

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骨盤は、前に傾いています。

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猫背ですね。姿勢が悪いのがわかります。

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骨盤は後に傾き腰も後弯しています。もっとひどいと。

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オフィスでこんな感じじゃないですか?家でこんな感じじゃないですか?ソファに座ってこんな感じじゃないですか?一度悪い姿勢を覚えてしまうと、正常な姿勢がしんどいかもしれませんが、これを維持しておかないと、腰の曲がったお年寄りになってしまいます。

自分で確認する場合ですが、仰向けに寝て、腰の下に手のひらが入りますかね?隙間なく、腰が床にぴったりとついてしまっていると、腰が後弯し、骨盤が後傾しています。試してみてください。

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子供ができて抱っこすることが多くなると、こういった猫背、骨盤の後傾が、より顕著になることがわかります。最初はいいんですけど、時間が経つと筋肉が疲労して正しい姿勢を維持できなくなってくるんです。抱っこひもでおんぶしていても同じです。抱っこして、家事なんかやっていると大変ですよね。さらに女性は男性より筋力がないですから、体への負担が、より大きいと思います。

女性は、子供を産んでからある程度たつと、お尻が下がってきて、ボテッとした感じになってきますよね。これは、そういったことに起因するんじゃないかと思います。

正しい姿勢を意識したくても、それ以上に普段からの負担が大きいですからね。


だから、普段からでっ尻になるような意識を持っておく。なりすぎもいけないんですけど、その意識で腰や骨盤が前に傾くイメージで維持することが重要になってきます。
あとは、よく言うのが肩甲骨を広げるようなイメージですね。そうすると自然と姿勢が起きてきますからね。

とまぁ簡単に言っていますが、意識して維持するのって大変ですよね。

日々の何気ない姿勢ですが、非常に大事です。あきらめてはいけません。



2013年6月23日日曜日

朝起きて肩が痛い、首が痛い、頭痛がする、疲れているといった方は、寝ている時に力が入っていたり、姿勢がよくなかったりすることが多いです。

原因は、寝具の問題。枕が合っていなかったり、布団の硬さに問題があったりです。一般的に枕の高さが高い人は、頸部に負担がかかるために肩が凝っしまうということです。
顎の位置が矢状面に対して出すぎても、入り込みすぎてもいけないということです。これは、普段の生活にも言えることで、下向き過ぎてていても、上を見上げすぎていてもいけないということですね。

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このモデルさん、見事なストレートネックです。肩こりや頸の痛み、ひどいと頭痛なんかもありそうですね。

これくらいの高さだと負担は少ないんじゃないでしょうかね。顎の位置を見ていただくと、下の台と間隔があいていますよね。これが、高すぎると下のようになっちゃいます。

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顎が台についていますよね。顎を引いた状態になって常に首に負担がかかっています。

うちの治療所でも、枕の高さを変えるだけで、首や肩のこりが大幅に改善したという方がたくさんいます。写真のストレートネックの人でもなく、健康であってもこういったのが続いていると、首に負担がかかり、肩こり、首の痛み、頭痛、ひどいと頚椎症になったりとします。人生のほとんどが眠っているといわれる人間です。その睡眠環境が悪いと、体のリズムが崩れたり、しっかりと休まらなかったり、体にちょっとずつ影響が出てきます。

ちょっとしたことですが、肩こり首のこりが改善されない方は、枕や布団を見直してみるのもいいかもしれません。



2013年6月17日月曜日

自律神経


 

 体調が悪いときに、自律神経の乱れや不調が原因なんてことを、よく言いますが、自律神経ってなんなの??なんとかならんの?ですよね。

自分の体って、自分で制御できているようで、ほとんどできていない気がしません?

指を動かしたり、眼を動かしたり、食事をしたり、歩いたり、走ったり。自分の意思でやっていますよね。けど、詳しく見ると自分の意思でやっているようでやっていない。

食事をする。ということにフォーカスするとですね。

まずお腹が空きます。
これ意図的ではありません。お腹が空きたいと思って、空腹になる人はいません。

食べ物を口にいれます。
口に入れて噛んでいます。その際、唾液が出たり、胃液を出したり、内臓が動いて消化したり。意図的に出来る人はいません。唾液出せ~と思って唾液は出てきません。

食べ終わり一息。
勝手に消化して、栄養として体に吸収してくれます。ビタミンだけを摂取して、糖分は体に悪いから摂取しない、なんて都合のいいことはできませんよね。

数時間後便意を催す。
うんちをしたいと思ってする人はいないでしょうし、逆に便秘の人がうんちを出したいと思っても、なかなか出ません。

上に挙げたことも自律神経に制御されて、内臓が勝手にやってくれます。もちろん病気によってこういったことができなくなることもありますが、自律神経の不調でこういった機能が低下して不調がでてくるこもあるわけです。最近では、こういった不調が多いのではないでしょうかね。

循環・・・全身の血液循環など
呼吸・・・酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出
消化・・・食事をして消化する
代謝・・・消化されたものの栄養素を細胞内で、取り込んだり、分解したりすること
分泌・・・ホルモンを分泌(血糖値を下げたり、血中のカルシウム濃度を調節したり、精子や卵子を作ったり)
体温維持・・・外の気温に係わらず、体内を37℃前後に保つ。
排泄・・・尿を作り、必要なものは保持し、不要なものを排出する。
生殖・・・女性の生理など。

こういった機能が自律機能ですが、これをうまいこと調節するのが、自律神経なんですね。人間の生命活動で重要でないことなんてないのですが、自律機能は生体を維持するのに、とても重要なんです。

で前々回に紹介した、鎮痛物質ノルアドレナリン。これ、自律神経の神経伝達物質でもあるんです。メッチャ重要な物質ですよね。
こいつ、心臓や血管(内臓はもちろん、筋肉の血管)の収縮や弛緩に大きく関わっています。

ということは、
体調が悪くなると=自律神経が乱れる
自律神経が乱れる=神経伝達物質があまり放出されない。
神経伝達物質が少ない=ノルアドレナリンが少ない
ノルアドレナリンが少ない=鎮痛物質が少ない
鎮痛物質が少ない=体が痛い、痛みを強く感じる。

こういった感じになっちゃいます。えらいこっちゃですよね。肉体的にも精神的にも、その人それぞれに合った、安定した状態でないと、①自律神経が乱れ②肉体的の不調③精神的な不調が出てきます。もちろん、①②③の順番はそれぞれ違います。

細かく気にしだしたらキリがありませんが、人間の体というのは何も考えてなくても、高度な機能を勝手に簡単にやってくれています。何でもそうですが、使えば使うほど傷んできますし、機能が落ちてきます。定期的なメンテナンスはどういう形であれ必要になってきます。食事、運動、医療、休息など、メンテナンスしましょうね。

 

今日のmusic,,,"Hope"@Shaggy



2013年6月15日土曜日

 先週、大阪から嫁のお母さんとおばさんが泊まりでいらっしゃっていたのですが、まぁね嫌な意味はないのですが、あちこちどうなってんのかな~とチェックが入ります。うちの母親がそうでしたが、あそこがどうとかベランダが汚れているとか、便所のここがとかね。(笑)

それで、一つおっしゃっていたのが、この家独特の匂いするね。とのこと。

嫁にお灸しているからちゃうかな~?って言ったら、そうもそういう匂いではないそうな。玄関開けたときの昔の家の匂い。少しかび臭い…。
そうなんです、1階は湿気が凄くてね。大工さんに聞くと、基礎の時に今は湿気対策でコンクリートを厚くしたり、除湿剤をつかったりをするそうなのですが、そういった対策をしていないそうなんです。なので、玄関は雨がふっていないのに湿っていたりします。
そういった積もり積もった匂いが染みついているのでしょうね。ということでこんなの置きました。

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テレビCMでやっているパフパフするやつです。人が前を通る度に反応して芳香剤が出るやつですね。あぁどこかで嗅いだことある匂い、って感じです。アロマのような自然感じはしませんが、少しはよくなるかな~と思っています。



2013年6月11日火曜日

鎮痛物質

 鍼治療をすると、鎮痛効果のある物質が体内で放出され、それが作用して痛みを抑制する。

脳内では、ノルアドレナリン、セロトニン。末梢では、オピオイド。

人間には、痛みを伝える物質以外にも、きっちりと抑制する物質も体内で放出されているんです。
痛みに強い人、結構なケガをしても弱音を吐かない人いますよね。もちろん我慢強いというのもあるんでしょうけど、こういった体内に備わっている鎮痛機構が他の人よりも優れているんじゃないかな~と思うんです。鎮痛物質が大量に出ている。(笑)

最近、末梢(脳や脊髄以外、手足や体など)では、オピオイド以外にもアデノシンという物質も鎮痛に係わっていると報告されています。
しかも、①患部局所の刺鍼でないと鎮痛に効果がないこと。②刺鍼後の置鍼だけでは効果がない。(その報告によると、鍼を回旋しないと効果がないと書いてあります。)

局所に刺鍼して、回旋刺激をすると、局所の鎮痛効果が発揮される。
ちなみに、これは局所の鎮痛物質の話で、局所に刺鍼しなくても痛みを抑えることができるのは、脳や脊髄の鎮痛機構が働いているからです。

回旋刺激など、組織破壊を伴うような刺激でないと、局所でアデノシンは増加しない。と書かれています。

う~ん、たしかにうちの鍼は強刺激。患部にもガッツリと刺鍼する。違うのが回旋しないくらいです。なんやかんやと理にはかなっているようです。



2013年6月10日月曜日

昨日は、予約が早くに落ち着いたので、毎年恒例潮田神社のお祭りにいってきました。

相変わらずの賑わいでした。横浜に来て5年、毎年行くようになったんですけど、同じ場所でお好み焼きを焼く屋台があるんです。いつも行列でね。どんなうまいお好み焼きやねんと気になっていたので、初めて並んでみました。

潮田神社.JPG

手際よく豪快に焼いています。ライブ感があり、御座候や銀ダコのたこ焼き、551の肉まんを作るときと共通するものがあり、見ていて飽きません。
実際に食べてみると、お好み焼きと今川焼とたこ焼きをミックスしたような、そんな感じです。小麦粉しっかりのどろっとした生地を焼いて、肉を使っていないから、そう感じたんではないでしょうかね。味は焼きたてより、時間たってからのほうがなぜか美味しい。
不思議な感じで、来年また食べたくなりましたね。

しかし、毎度書いていますが、若い子が多く、ヤンキー率の高いお祭りです。(笑)

さて、この神社、もともとの起源は、日本武尊の東方遠征の際に、この地で安全守護の祈願をして祠をたてたのが始まりだそうです。
歴史を感じます。遠征とかそういうのもあって、今でもイケイケ感が強いのでしょうかね。

祭=ハレ 日常=ケ

非日常と日常

最近、この非日常の時間が少なくなってきました。日常が続くと、肉体的にも精神的にも、常に抑圧はいいですけど、溜めこむことになるので、たまには解放してやらないといけませんね。

というと、大丈夫か?と思われるかもしれませんが、いたって健康ですのでご心配なく。

皆さんも、日常の疲れやたまっているものがあると思います。遊びやスポーツで解放するのもよし、はたまた鍼治療で解放するのもよし。

東洋医学では、気の流れが悪く、滞って溜まっているところに、痛みや辛さが出るといわれます。肉体的にも精神的にもガス抜きする時間を作って、リフレッシュしないといけませんよ~ということです。

知らず知らずに溜めこんでいませんか?



2013年6月4日火曜日

うちから

コリや疲れがある方、外側からアプローチ(マッサージや鍼、整体、運動、ストレッチ)ばかりにたよっていませんか?

筋肉が固くなる=コリや疲れ、痛み、足がつる

筋肉が固くなる=姿勢の不良、使いすぎ、ストレスetc…

上記のことから、血流不全になり、さらにこりができるという悪循環。

しかし、血流不全になって、筋肉が固くなるのは、何も姿勢不良や使いすぎだけが原因ではありません。例えば、血糖値が高い人やコレステロール値が高い人。
ひどく言うと血液がドロドロで流れが悪い。流れが悪いと血管が詰まりやすくなります。大きな血管が詰まると、心筋梗塞、脳梗塞を起こしやすくなります。ここまできたら大事ですよね。

人間の体には無数の血管が張り巡らされています。学生時代の解剖実習でご遺体を観察すると沢山の詰まりが発見できました。小さな梗塞はあちこちにあるそうで、小さい血管は詰まっていても、う回路があったりするので大きな被害はありません。

けれど、詰まっている周辺の筋肉は栄養されませんし、酸素や水分も運ばれにくくなりますので、ますます固くなり、こりとなり痛みやだるさなどを感じるようになると考えられます。

せっかく外からのアプローチで血流を改善しても、血流が悪いと、効果も持続しない。ごく当たり前のことですが、偏った食事や脂っこい食事、お菓子や糖分の多い飲料水など、気を付けないといけないことはたくさんです。

自分の体にいれる食事や飲料に、目を向けるのも改善の近道です。外からだけでなく内側から見直すのもいいのではないでしょうかね。