2013年6月17日月曜日

自律神経


 

 体調が悪いときに、自律神経の乱れや不調が原因なんてことを、よく言いますが、自律神経ってなんなの??なんとかならんの?ですよね。

自分の体って、自分で制御できているようで、ほとんどできていない気がしません?

指を動かしたり、眼を動かしたり、食事をしたり、歩いたり、走ったり。自分の意思でやっていますよね。けど、詳しく見ると自分の意思でやっているようでやっていない。

食事をする。ということにフォーカスするとですね。

まずお腹が空きます。
これ意図的ではありません。お腹が空きたいと思って、空腹になる人はいません。

食べ物を口にいれます。
口に入れて噛んでいます。その際、唾液が出たり、胃液を出したり、内臓が動いて消化したり。意図的に出来る人はいません。唾液出せ~と思って唾液は出てきません。

食べ終わり一息。
勝手に消化して、栄養として体に吸収してくれます。ビタミンだけを摂取して、糖分は体に悪いから摂取しない、なんて都合のいいことはできませんよね。

数時間後便意を催す。
うんちをしたいと思ってする人はいないでしょうし、逆に便秘の人がうんちを出したいと思っても、なかなか出ません。

上に挙げたことも自律神経に制御されて、内臓が勝手にやってくれます。もちろん病気によってこういったことができなくなることもありますが、自律神経の不調でこういった機能が低下して不調がでてくるこもあるわけです。最近では、こういった不調が多いのではないでしょうかね。

循環・・・全身の血液循環など
呼吸・・・酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出
消化・・・食事をして消化する
代謝・・・消化されたものの栄養素を細胞内で、取り込んだり、分解したりすること
分泌・・・ホルモンを分泌(血糖値を下げたり、血中のカルシウム濃度を調節したり、精子や卵子を作ったり)
体温維持・・・外の気温に係わらず、体内を37℃前後に保つ。
排泄・・・尿を作り、必要なものは保持し、不要なものを排出する。
生殖・・・女性の生理など。

こういった機能が自律機能ですが、これをうまいこと調節するのが、自律神経なんですね。人間の生命活動で重要でないことなんてないのですが、自律機能は生体を維持するのに、とても重要なんです。

で前々回に紹介した、鎮痛物質ノルアドレナリン。これ、自律神経の神経伝達物質でもあるんです。メッチャ重要な物質ですよね。
こいつ、心臓や血管(内臓はもちろん、筋肉の血管)の収縮や弛緩に大きく関わっています。

ということは、
体調が悪くなると=自律神経が乱れる
自律神経が乱れる=神経伝達物質があまり放出されない。
神経伝達物質が少ない=ノルアドレナリンが少ない
ノルアドレナリンが少ない=鎮痛物質が少ない
鎮痛物質が少ない=体が痛い、痛みを強く感じる。

こういった感じになっちゃいます。えらいこっちゃですよね。肉体的にも精神的にも、その人それぞれに合った、安定した状態でないと、①自律神経が乱れ②肉体的の不調③精神的な不調が出てきます。もちろん、①②③の順番はそれぞれ違います。

細かく気にしだしたらキリがありませんが、人間の体というのは何も考えてなくても、高度な機能を勝手に簡単にやってくれています。何でもそうですが、使えば使うほど傷んできますし、機能が落ちてきます。定期的なメンテナンスはどういう形であれ必要になってきます。食事、運動、医療、休息など、メンテナンスしましょうね。

 

今日のmusic,,,"Hope"@Shaggy



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