人間はもともと、昼に活動し、夜に睡眠をとる動物ですよね。
火や光のなかった時代は、夜に行動するのはとても危険でした。そのため、日の出とともに行動して、夜になったら睡眠をとるという、生体のリズムが僕たち人間には備わっています。
このリズムは24時間の周期で睡眠と覚醒を行いますが、外部からの刺激、特に光の明暗の刺激によって調節されます。夜勤の方や、日勤夜勤が交代制の職業の方は、活動のリズムが変えられてしまいます。
このリズムは、自律神経系や内分泌機能に同調しているので、リズムに変化があると、自律神経や内分泌に影響がでて、体調不良を引き起こすことがあります。
ちなみにこのリズムは、日内リズム、慨日リズム、サーカディアンリズムといわれます。
自律神経というのは、字の如く呼吸や消化、代謝、排泄など、自分の意思に関係なく、勝手に調節してくれます。涎は勝手に出ますし、汗も勝手に出てきます。自分で消化しろ、消化しろと念じなくても、勝手に消化吸収してくれますよね。体に必要不可欠な事は、勝手にやってくれるんです。こう考えるとカラダって便利ですよね。いちいち考えてたら気が狂ってしまいそうですよね。
内臓(心臓、腎臓、肝臓、肺など)、血管や汗腺を支配しています。
内分泌というのは、自律神経と同様に体の機能を調節してくれるもので、内分泌腺といわれる細胞から、ホルモンといわれる物質を分泌します。
皆さんがイメージしやすいホルモンといえば、男性ホルモン、女性ホルモンといわれるものでしょうか。
男性ホルモンの総称はアンドロゲンと言われていて、精巣からつくられるテストステロンは有名です。ステロイドホルモンといったらわかりやすいですかね。筋肉増強剤で有名ですよね。筋肉や骨のタンパク質合成を促すので、筋肉ムキムキになるわけですね。オリンピックやメジャーリーグの選手がこれを投与して、話題になりました。
女性ホルモンは、エストロゲンやプロゲステロンが有名ですね。乳腺の発育を促進させたり、妊娠を維持する作用があったりと、このあたりはよく耳にするホルモンですよね。
そのほかには、膵臓から分泌されるインスリン、これがわかる人は糖尿病になんらか関わっていますかね?血糖値をさげるホルモンですね。
他にも、水分を調節したり、血中のカルシウム濃度を調節したりと、生体の維持には欠かせません。
このホルモン調節の頂点に立つのが、視床下部といわれる脳ですが、上の生体リズムもここで発生します。
単純に睡眠不足になると、このリズムが崩れますので、自律神経系、内分泌系の調節もうまくできなくなってきます。これは、体調が悪い時は寝るのが一番たる由縁ですね。僕もそうですが、寝不足になると体調が崩れてきます。実家にいる頃は、母親に夜遅くに遊びまわって、早く寝ないからや!と口酸っぱく言われたもんです。
体調の悪い人は、生活のリズムを一定にして、睡眠をとるのが一番なんですね。
それができない人は、とても忙しい人ですね。忙しいのはいいことなのですが、ある程度自分で調節しないと、後でツケが回ってきますんで、気を付けてくださいね。
とまぁ長いフリでしたが、昨日は10時に就寝しました。(笑)
基本的に、子供が寝ていても朝まで目を覚まさないのですが、どこか気になって深い眠りに入ってなかったかもしれませんね。嫁もこのリズムが大幅に狂っていたので、胃腸炎になったり、蕁麻疹でたりと、体調不良になったんでしょう。
このリズムに早く慣れて、普通の生活にしたいものです。
今日のmusic,,,"Listen Up@Fab Samperi