パソコンやスマホ、携帯を見ることが多い現代人は、目が疲れますよね。うちにいらっしゃる患者さんでも、デスクワークの方も多く、眼精疲労を訴える方が多いですね。
そもそも、パソコンを使った作業をする方の目がなんで疲れるかです。
パソコンやスマホ、携帯などは、人工的な光を発しています。この光、ブルーライトと言われ、紫外線にもっとも近い性質の光といわれています。この光は、角膜や水晶体に吸収されず、網膜まで到達します。
角膜というのは、眼球の一番外側にあるもので、カメラに例えると、レンズの保護と光を屈折させるフィルターです。
水晶体は、レンズです。周りの筋肉が水晶体を引っ張るたり、緩めたりすることで、ピントを調節します。
網膜は、フィルムに相当して、網膜に映った映像を電気信号に変えて、脳に送ります。
強い光であるブルーライトが網膜にさらされ続けていると、当然ダメージも大きくなってきますし、光の波長によりズレたピントを補正しようと、筋肉が収縮弛緩を繰り返していると、硬くなり、動きが鈍くなって、疲れてきます。
このブルーライトは、前回お話した体に備わっている、慨日リズムに影響するといわれています。ブルーライトは、紫外線に近いということからも、太陽の活発な昼間の光です。人間は昼間に活動するので、この光を受けると、活動的なモードになるわけですね。それが、夕日のオレンジ色の光になり、夜になって、光がなくなり、身体はお休みモードになります。
しかし、現代人は夜でも、電気をつけてブルーライトにさらされ、さらにパソコンやスマホを見て、ブルーライトにさらされると、疲れているのに、身体は昼モードにされてしまいます。
目も常にブルーライトにさらされていると、どんどん疲れが蓄積され、ひどいと寝れなくなったり、頭痛がしたり、肩が凝ったりと、いろいろな症状が出てきます。
少し脱線しましたがもう一つ、パソコンの画面や、スマホの画面など、近い距離でずっとみていると、ピントが固定されます。固定されていたらいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、ピントを合わせるのに、筋肉を収縮させたり弛緩させたりしますが、同じ距離で収縮したままだと、筋肉が疲労しますよね。重たいものをずっと挙げた状態と同じです。そんな状態が続いていると、ガチガチに硬くなり、痛みだします。目の場合でも、重たいものを持ちあげたりするわけではないので、そこまでひどくはないりませんが、こういうのがもとで眼精疲労になりますし、ピントが合わなくなって視力も悪くなるわけですね。
ではどうするかですね。
答えは簡単ですね。見ないのが一番。(笑)
できないですよね。ブルーライトをカットするようなフィルムをモニターに張り付ける。
ブルーライトカットフィルム
CMでもやってるような、ブルーライトをカットするメガネをかける。
JiNS PC サイト
目の周りを温めて、目の周りの筋肉を緩める。濡らしたタオルをレンジで温めて、目の周りに置くのもいいですし、目の周りをマッサージするのもいいですね。
目の周にもたくさんツボがあるので、結果的にそこを刺激しますが、目の周り以外のツボでいうと、親指と人差し指の間の合谷(合谷)というツボもいいですし、足の親指と人差し指の間の行間(こうかん)というツボも効果的ですので、是非お試しください。
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