2014年2月28日金曜日

視点

 人によって見ているところというものは違いますが、一番差が出るのは男女でじゃないでしょうか?

女の人が髪型を変える、メイクを変える、服装を変える、男はなかなか気が付きません。(笑) もちろん、気が付く方もいますが、ほとんどが気が付かないのではないでしょうか?

よく怒られるパターンですね。経験がある方も多いんではないんでしょうか?

いつもより切ってんけど、どう思う?いつもと色違うねんけどどう?分け目を変えてみたんやけど、どう思う?

????(苦笑)

いつもと違う?どこが?

長さが違う?どこが?

色が違う?どこが?

自問自答しながら、脳にある過去のデータをフルパワーで検索しますが、でてきません。(笑) 何かスイーツでもあげないといけなくなります。

では逆に、車を洗車したり、家具の配置を変えたり、包丁を研いでみたり、これらはうちの例ですが、男の人がやったことに女性は気が付きません。

単純に見ているところや重きを置いているところが違うんですね。だから、+-で引かれ合うこともあれば、理解できないこともある。

治療に際しても、基本的な部分で共通していみているところもあれば、先生によって診る部分が違う場合もあります。例えば鍼灸では脈を診て、患者さんの状態を把握して治療方針を決める先生もいらっしゃいます。

脈の強さや速さ、リズム、太さや細さなど。それによってどこに問題があり、どこのツボを使ったらいいかを割り出します。

北京堂では脈はほとんど診ません。整形外科疾患の方がメインでいらっしゃっているので、脈よりも痛みのある場所、動き、姿勢、体の硬さをメインで診ていきます。それにより、どこの筋肉に治療をしたらいいかを割り出します。

目的は同じでも視点が違うので、同じ鍼をするにしても、ずいぶん変わってきます。面白いものですよね。

ついつい凝り固まった視点になってしまったり、決めつけによって見落としてしまっている部分もあるかもしれません。柔軟な視点で対応できるようになりたいものです。



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