2013年3月29日金曜日

プラセボ

 人間の体は不思議なもので、お医者さんにとても良く効く薬だといって飲まされたものが、何の薬効のないただの小麦粉であっても、つらい症状や痛みがとれたり、病気が治ったりすることがあります。

こういったものを、プラセボ効果、プラシーボ効果、偽薬効果といいます。

新薬の実験に使ったり、治療効果の比較に使われたりします。鍼灸でもおなじようなのがあるんですよ。比較試験なんかで使われるのですが、シャム鍼といって刺さない鍼があります。詳しくは下のリンク参照してください。
http://www.jsam.jp/pdflib/kiso_p28.pdf

賛否あったり、解釈が違うかったり、全く効果のないものもあるのですが、そのへんは置いておいてですね、人間の体のいい意味でのいい加減さと凄さが表れている効果だと思うんですよね。

来院する前は痛かったのに、座って問診して、では痛いところはどこですが?どうしたら痛いですか?
あれ痛くない。どうしてやろ?あれ。みたいなね。

緊張しているというのもあるんですけど、こんなこともあるんですよね。人に話したり、先生の前に立つだけで、痛みを感じなくなる。経験ないですか?
自己暗示であったり、脳内に分泌される鎮痛物質だったり、いろいろな要因だとは思いまけどね。

有名な先生だったり、自信たっぷりで俺の手にかかれば一発で治る!というような先生だったり、医者って頭もいいし凄いんだろ~な~なんて思っていると、すごく治りそうだったりしますよね。

 

プラセボも立派な治療だと思っているんですという方がいて、その人は変な色眼鏡を通さずに、この先生凄いんだと思って身を任して治療してもらうようしているそうです。そのほうがより治りが良さそうでしょ?とのことです。(笑)

それで良くならない時は、ほんとに効果がないんだとあきらめるそうです。そんなこと言われたら緊張しますよね。(笑)幸いあきらめられてはいないようなので、一安心ですけどね。

 

 

 

 



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