今日は全日本マッサージ師会主催の、スポーツ鍼灸マッサージ指導者講習会なるものに参加してきました。
去年の夏に受講したものの続きです。
今回は、下肢スポーツ疾患についてと、救命救急についての講習でした。
スポーツの現場や、公共施設に、AEDを設置しているところが増えてきたましたが、みんさんはあれをどのように使うかご存知でしょうか?AEDを知らないという人もいるかもしれませんね。
AED(自動体外式徐細動器)とうのは、人間が倒れて意識がなくなった時なんかに、心臓がけいれんして、血液を送り出す機能が無い状態(これを心室細動といいます)になります。AEDは、この状態の時に電気ショックを与えて、正常な状態に戻すための器械です。
駅を歩いていて、隣の人が急に倒れて、呼吸していない、意識がない、そんな時に使用します。
ちなみに、心臓が細動していない人に、AEDを使用しても電気は流れません。電気流して逆にショック死したらどうしよう?なんて心配はいりません。
救急車呼んだらいいやん?
と思う人がいると思いますが、救急車が来るまでに何分かかる?というところです。
人が倒れて3~4分以内にAEDをしないと、死亡率はぐんと上がります。なんでかというと、細動していた心臓が止まってしまうからです。停止した心臓をよみがえらせるのは至難の技です。かりに心臓がよみがえったとしても、脳に血液がいかない状態が続いていたので、なんらか重篤な障害がでます。
ということでなんかあったらすぐにAED持っていきましょうね。救急車が来るまでに何ができるかということです。
それと、鍼ではありませんが、マッサージの先生の講習もありました。
広橋憲子先生です。競泳日本代表のトレーナーもされているそうです。
興味深いのは、腸腰筋のようなインナーマッスルのマッサージもされていたところです。
上向きになってお腹からアプローチしていましたが、なかなか効果もあるようです。
北京堂では背中側から刺鍼していますが、これで筋緊張がとれるならなかなかいいですね。北京堂で痛い思いをせずにすむかもしれませんね。(笑)
これは、マッサージでしたが、鍼治療のヒントになるところもありました。さすがにお腹からやりませんが、他の肩や背中、臀部に関しても、今までと違うアプローチもできるかな?ってところですね。
ということで、やっぱりいろいろなやり方を見るのは勉強になります。そのへんを来ている患者さんになんとか還元していきたいですね。