「痛みがあったんですけど、動かしていたら少し楽になりました。」
患者さんの問診をしているとよく聞きます。わりとスポーツやる人や男の人は、こういう方が多いですね。病院にいくと安静にしなさいと言われるのに、構わず動かすという方もいるかもしれません。
動かしてはいけないこともあるのは間違いないのですが、動かして痛みが緩和することも科学的に知られている事実です。
以前に書いたのですが、人間には痛みを抑制する、様々な機構が備わっています。
「手を当てる」「違う場所をつねる」などです。体を動かすというのもその一つです。足の指を箪笥にぶつけて走り回ったことありません?
あれも実はその一つなんですよ。運動をすると脳を刺激して、痛みを抑える物質である内因性オピオイドというものが放出されるため、痛みが緩和されてしまうんです。
痛みや体の状態にもよりますが、軽度のものであれば体を動かして、痛みを緩和させのもひとつの手です。
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