2013年11月26日火曜日

表情

 人それぞれ、いろいろな表情をしています。

ドアを開けて入ってきたときの表情、顔色、しわ、肌つや、視線などなど、治療をする側は、いろいろなことを診ています。入ってきたときは暗い顔だったのが、帰るときは笑顔になっていたり、表情が明るくなっていたり。

痛みは残っていても、変化が出て、安堵の表情。自分の体がどういう状態か、気になっていたことが話すこと、話を聞くことによってつっかえが取れて、晴れ晴れとした表情になる。逆に痛みに変化がなく、苦悶の表情、痛みが取れるのか?という不安な表情など、ほんと様々です。

問診をしながら、相手の表情を伺い、言いたいことを全部言えているのか?自分の体のことで言っていないことがあるのではないか?緊張しているのか、していないのか。体だけでなく、話しぶりや受け答えで、ある程度の性格なんかも診ています。

直接治療に結びつかない部分もありますが、貴重な情報ですからね。すべてを話てくれるわけではありませんし、どれを話したらいいのか、こんなことを先生に話すのは失礼じゃないかなど、患者さんによって考えは様々です。

でも、逆に患者さんも、僕の表情を診ているんですよね。(笑)僕の反応、表情、声のトーンなど。

結構ハードにスポーツをやる患者さんで、コンスタントにコンディション維持で利用されている方に、「治療してもらっているのに、いつもいろいろな所を痛めてきて、申し訳ありません。今回も症状も説明しながら先生が、(また無理なこと言ってるわ~)って顔していらっしゃったんで。」なんてことを言われました。

その方も、嫌味でとかでもありませんし、信頼関係があるので、冗談交じりに話てくれたのですが、反省しないといけない部分でもあります。時には、患者さん不安にさせてしまったり、信用を無くしかねないことですからね。

いつもニコニコもいけませんが、患者さんにマイナスの印象を与えることには、気を付けないといけません。

 



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