患者さんによっては、タクシーを使って来院される方がいます。決まって帰りは平和交通に連絡して来てもらいます。ふと思ったのですが、タクシー運転手は腰痛はつらくないんかな?
腰痛、坐骨神経痛などの疾患を得意としている北京堂ですが、意外にタクシー運転手の患者さんは少ないんです。まぁ他の北京堂は知りませんが、記憶にあるだけでも手で数えられるほどです。そう思って「タクシー運転手 腰痛」で検索してみると、出てくる出てくる。
基本的に運転手皆さん腰痛をもっているようです。しかも、腰痛が原因で、退職される方も多いようですね。
鍼治療は皆さんしているのか?気になります。うちに来る運転手さんが、玄関に置いているパンフレットを持っていったことはありません。何でやろか?トラック運転手の患者さんは、わりと多いんですよ。大黒ふ頭に近い場所柄もあるかもしれませんが。
以前来られたタクシー運転手の方は、慢性的なため、治らないと思っていたとおっしゃっていました。病院にいっても同じ姿勢、運動不足が悪いので、仕事を辞めるか、あきらめるしかないと言われたと。
タクシーの運転手に限らず、トラック、バス、営業で車移動の方。最近ではデスクワークで座りっぱなしという方は、腰痛もちの方が多いです。
理由は簡単ですよね。長時間の同じ姿勢です。ずっと仰向けで寝ていたら背中痛くなりますよね。筋肉を使っていなくても、同じ場所が床に当たる、姿勢によって同じ場所に負担がかかる。当然、その当たっているところや、負担になっているところは、血が巡らなくなり、酸素はいかなくなります。人間の体は、血液、酸素が供給されなければ、死んでしまいます。壊死ってやつです。
破壊されそうになると、体は悲鳴をあげます。助けてー!助けてー!どうにかしてー!と、それが痛みです。同じ姿勢でいるとそういう状態になります。だから圧迫や負担を除去しないとダメなんです。姿勢を変えたり、体操したり、ストレッチしたり、温めたり、マッサージしたり、鍼をしたり、お灸をしたり。
慢性化しているとしたら、それが足りないということですね。
いろいろとやったけど変わらなかったし、時間もお金もないよと言われたらそれまでですけどね。(笑)
スポーツのトップ選手は、年齢を重ねれば、ケガやスポーツ障害、老化との闘いが待っています。若い頃は体のメンテナンスもそこそこだったけど、今は練習時間以上に体のケアに時間をかけています。練習前の筋トレ、ストレッチ、マッサージ、練習後の筋ト、レストレッチ、マッサージetc。
それは、プロだから。そう嘆きたくなるかもしれません。けど、一般の方の仕事もそれぞれのプロです。勉強したり、スキルアップしたり、いろいろなことをされているでしょう。当然、その高いパフォーマンスを保つために、快適に仕事をするために、メンテナンスは大事だと思うんですよね。
少し脱線しましたが、座り仕事だと腸腰筋が収縮した状態になります。下の解剖図は、お腹のあたりを前から見た図です。うちに腰痛治療でいらっしゃった方は見たことがると思います。
太ももの骨ー骨盤=腸骨筋
太ももの骨ー腰骨=大腰筋 大腰筋+腸骨筋=腸腰筋
座っているとこの筋肉は縮こまります。縮こまると固くなりますし、血が流れにくくなります。上で説明したように、同じ姿勢が続くと、助けて助けて!と訴えてきますよね。だからこいつをなんとかしてやらないといけません。この腸腰筋を緩めことは、北京堂が得意としていることです。気になる方は、腸腰筋刺鍼ができる近くの鍼灸院をこちらから検索してください。
今日のmusic,,,"I got you"@Jack Johnson
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