平均体温が1℃下がると免疫力は約37%下がり、平均体温が1℃上がると免疫力は約60%活性化するといわれているように、体温は免疫力を大きく左右するといわれています。します。風邪をひいたとき熱が出るのも、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応といわれています。また、体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下し、腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して様々な病気や感染病の原因にもなってしまいます。
「体が冷たいと、免疫をつかさどる細胞や酵素は全然うまく機能しない」(米国カリフォルニア大学の麻酔専門医ダニエル・セスラー)
こんなことを言われると、体温をあげておかないといかんな~と思いますよね。
日本人の平均体温は、36.89℃±0.4だそうです。
高い!
と思いません?
これ60年前の平均体温です。
テルモの体温研究所に書かれています。ここのサイトなかなか興味深いので後でチェックしてください。
体温を上げましょうと言われているとと共に、日本人の平熱が下がっているといわれていますが、上の数字を見ると大きく下がっているように思います。で実際はどうかというと、テルモの体温研究所サイトを見ると、おもしろいことがわかります。
日本では、体温を測る際、腋の下にいれて測るのが基本ですが、みなさん正しい測り方って知っています?
馬鹿にすんなと思われるかもしれませんが、意外に知られていません。
詳しくは先ほどのテルモの体温研究所をご覧いただきたいのですが、ざくっと紹介しますね。
腋に体温計を挟む際に、だいたいに人が服を着たままするので、上からいれますよね。
これ×です。
実際は、袖から腕を出していただいて、体温計を下から上に向けて差し込みます。
で挟んだ体温計は密閉させないといけないので、もう一方の手で、挟んでいる腕をしっかり押さえつけます。でないときっちりとした内部の温度を測定できない。
さらに、重要なのが測定時間、一般のものだと3分でピピッピピっと鳴って終了ですね。これでも問題ないのですが、きっちりとした体温を測る場合は、10分以上測らないといけないそうです。
できていた方いらっしゃいます?
挟み方は、もちろんですが、10分以上測らないといけないというのは、目からうろこです。
こちらが、以前の測り方
でこっちがきっちり図った場合。
1℃ほど差があります。これは驚きです。こんなに差がでるんですね。
こうしてみると、世間で言われるほど平均体温が下がっているわけではないのかもしれません。平熱が低いと思っている方は、測り直してみてください。
それと体温というのは一日のうちに変動します。
夜間から早朝にかけて低くなり、日中になり高くなります。以前お話した概日リズムといって、体が活動している状態、活動していない状態で体温も変わるということです。その差は0.5~0.7℃だそうです
言い換えると、この概日リズムが狂うと、体温にも影響するということです。休みたい時に、体温が上がると体は休むモードになりませんので、体が休まらず疲れがとれなくなるということが出てくるわけです。
女性は、月経周期に合わせて変動しますよね。月経から排卵前までを低温期、排卵から次の月経までを高温期といいます。
こういったことも考慮しないといけません。
健康な時に自分の体温を計っておくというのもいいですよ。鍼灸する前と後、測ってみるのもいいかもしれませんね~。
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