2012年11月20日火曜日

有意味感

把握可能感、処理可能感、に次いで、今回は有意味感について、お話します。

把握可能感は、今置かれてい折る状況を把握して理解できていること。処理可能感は、何とかなる、乗り切れるという見通しや、自信を持っていることでしたが、有意味感は、生きがいがあるかないかです。夢や希望、目標を持っていたり、愛する家族や友人がいて、人やものに対して感謝の気持ちがあるといったことを含めた、人生の生きがいが有意味感に繋がるそうです。

夢や希望、目標というと、きれいごとで漠然としたものに思われがちですが、もっと身近なものでいいんです。例えば、明日は美味しいご飯を食べに行こうとか、ダイエットしようとか、好きな人に思いを伝えようとか、そういったことでもいいんです。

他には、ふと日常の何気ないこと、例えば、僕は最近子供が産まれました。子供と一緒にいて、子育ての大変さや、自分が赤ちゃんの時に、両親はこんなこと考えてたんやな~とか、病気あったから心配したり、苦労したんやろな~とか、そんなことを思うと、感謝の気持ちが出てきます。そういったものですね。

けどこれって、他人から強要されたり、促されたりして出てくるものではないですよね。気づかなかったりもしますし。

皆さんが日常何気なく感じていることなのですが、心に余裕がないと難しいかもしれませんね。忙しかったり、精神的に参っていると、わかっていてもこういったことを意識できないですよね。

だから、三つすべてが合わさって効果を発揮してくるんではないでしょうかね。把握可能感や、処理可能感がないと、なかなか有意味感を感じれないですよね。

ボジティブな人ネガティブな人、生まれ持ってのものだから仕方ないといわれるかもしれませんが、ボジティブな人もネガティブな部分を持っていますし、ネガティブな人もポジティブな部分を持っています。山崎先生によると、性格はストレスに対処する資源の一つでしかないとおっしゃっています。

僕なんかが思うのは、ネガテイブな人はある意味ポジィティブです。(笑) そんなに考えれるんかとか、気にするんかとか、そんな見方をしているんかとかね。
そんな風に考えれるんだったら何とかなるでしょ、とおもってしまいます。まぁいろいろとややこしいので一概には言えないんですけどね。

医療現場で、ストレス対処力を上げるのは難しいみたいですね。どうしても、指導するとか、アドバイスするとか、上から目線になってしまいます。
患者さんからすると、こういった指導やアドバイスもストレスになってしまいます。

僕らでもそうです。こうしたほうがいいとか、その他アドバイスも、十分わかっている人がほとんどです。わかっているんですけどね~ってやつですね。

この不況の世の中、なかなか夢や希望なんかは持ちにくいですよね。だからストレスを抱えている人が多いんですもんね。負の連鎖ってやつでしょうかね。

少し話は脱線しますが、もうすぐ総選挙です。どの党でもいいですし、誰でもいいので、この閉塞した日本を変えてほしいもんです。



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