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2024年2月19日月曜日

理想

 うちにはスポーツをする方が多く来院しています。

日々運動をして、痛めて、施術をしてを繰り返します。


それぞれ、理想の姿、フォーム、動きがあり、それに近づけるため日々努力をしています。ただ、その理想というものにならないのが難しいところです。


というのも、本人は理想の動き、フォームをしている認識です。間違ったことをしようとしているわけではありません。当たり前ですが。


理想の動き、フォームをしようとしているけど、間違った動きになっちゃう。練習にしても、いい動きをやっているつもりでも、間違った動きをやっている可能性があるわけです。

補正した方がいいけども、補正できない可能性が高い


だから、体を痛める


無理に補正しているために、逆に負荷がかかってしまう。例えば、肩が内巻きに入って猫背になってしまう。それを補正しようとして、肩甲骨を広げたり、背中に寄せて、内巻きを補正する。

宗すると逆に背中を過剰に使ってしまう。

無理が生じるので、スムーズな動きができなくなる。それをスムーズになるように繰り返し補正して、練習していれば、力むことなく、無理なく理想の姿勢になる。

本当でしょうか?

まさしく理想はそうですが、そういうふうになる人もいれば、ならない人もいます。もっと言うなら、ならない人の方がほとんどです。それが現実です。

いつも思うのですが、理想は求めないといけないですけど、理想ではなく、「自分にあった理想」というものが必要だと思うのです。

野球をやっていたこともあり、元プロ野球選手の古田敦也さんの「フルタの方程式」というyoutubeをよく観ます。

多彩いゲストを呼んで、野球について深堀するものです。現役選手からかつてのスター選手、めメジャーリーガーなど非常に興味深い。

昔こうだったとか、凄かったというような、雑談ではなく、こんな練習をしていたとか、こんなことを意識していたとか、野球をやる子供から大人、実際の選手までが勉強になるような内容です。

そこで出てくるゲストが話す内容は、それぞれが違って、個性があって多様なのです。もちろん求めているものや、理想は同じであっても、その過程やアプローチ、感覚、捉え方は全然違います。

面白いのが、指導者が言っていたことは、自分には合わないとか、間違っているとか、多くのゲストがおっしゃっていることです。結局自分にあった練習やフォーム、取り組みをやらないと、うまくいかないということです。

同じ内容でも言い方、言い回しで全然違うものになります。受け取る側も、人によって聞き取り方、受け取り方が違うものになります。

明日までにこれやっといてね


“自分に気にかけて言ってくれてるんだ“

“何で俺だけにいうねん“

“ということは、明日これをやるんだな、じゃーこれを重点的にやっておこう“

“パワハラ?“

“私に気があるの?“


どれが正解かはわかりませんが捉え方は様々です。


うちにはクラシックバレエ、ヨガをする方もいらっしゃいます。聞いていると皆さん苦労されています。他のスポーツや動きよりも、柔軟性が重要な要素だからです。

プロや先生、教科書にあるような柔軟性を、素人や駆け出しの人たちにも、求められます。

これってかなり酷なことです。

教える方も、教わる方もそれに邁進します。

柔軟性がないのに、その動きをやったって無理なのに、それを求められる。無理な柔軟性のために、そこに到達するために、違うところを過剰に使ってしまい、痛めたり、無理に柔軟をして関節を痛めます。

通常指導者は、その人が今できる理想の動きを見極めなくてはいけないはずです。過剰に上を求めると、体を壊すだけです。ひどいと骨折したり、靭帯を痛めたり、オーバーユースになって痛みが出る状態になります。

狭い世界にいると、それが当たり前になってしまいます。

痛めるのは、できない自分が悪いから。

そうなってはいけないと思うのです。踊りだって、今できる理想の動きをやる方が、生き生きと躍動感があっていいのではないかと思うのですが、難しいところです。


BABA鍼灸北京堂大阪

吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000
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2017年10月19日木曜日

別世界

最近の記事はダンスの事ばかりですね。

自分自身がダンスをしたというと、高校の体育祭の出し物で踊ったぐらいでしょうか。それも一人全然できず、呆れられていたことを思い出します。僕にとってはまさに別世界なのです。

体が硬い、リズム感がない、そんな僕は笑うしかありません。

筋肉の走行、付着部位、作用、硬さだけだと、ついつい部分部分にフォーカスしてしまいます。自分でのダンスの経験が皆無に等しいので、どういった動きをするかがイメージしづらいのです。

そんなこんなで、最近はダンスの運動学や解剖学を勉強しております。

ルルヴェ、ポワント、プリエ、アンディオール

クラシックバレエの用語ですが、この歳になるまで知りませんでした。
基本となる動きがどの筋肉を使うのか、基本となる動きができないと、どのように体がぶれて、使うべきではない筋肉を使ってしまうのか。

ルルヴェは、つま先立ちすることをいいます。最近自分の筋トレにも加えているのですが、なかなかしんどい。

バレェはピンと伸びた棒のようなイメージ、あくまで僕の私見です。細く長い、手足も細く長いの棒のようになっていて、それを動かすイメージ。重心は真ん中で、付属している手足は遠心力で回される。

ピンと真っすぐに足は伸びていますので、常に足を底屈、ルルヴェしています。

バレエをやっている患者さんの下腿を触ると、内側が固くなっている方が多いです。

恐らくなのですが、足の内側に荷重がかかり、足が外返しするのを防ごうとして使ってしまうのではないかと考えられます。
足でも手でも、親指と小指を比較した場合、どちら側が強いかといったら明白ですよね。

親指のほうが強い。

強いということは必然的にそれに頼ります。しかし親指1本だけでは安定感がありません。その他の4本で支えることになります。親指→4本→親指→4本。シーソーのように保ちながら、フラットな状態をキープします。

下腿の筋肉は、腓腹筋内側、ヒラメ筋、その下に長趾屈筋があります。長趾屈筋は親指以外の足の指を曲げる(底屈)する筋肉です。
そのために内側の筋肉が固くなりやすくなります。

足のバランスが悪い方、後足部が外反している方、初心者、筋力が弱い、体重が重い、足の使い方を変えた。

なので、ふくらはぎのマッサージとして、腓腹筋の内側ばかりマッサージをしていても、足の指の筋肉をほぐせていないので、疲労がどんどん蓄積していきます。早め早めに鍼で緩めていただくと、底背屈がしやすくなったり、ルルヴェがしやすくなります。

とまぁ、ほやほやの情報と今までの臨床での患者さんの状態をリンクさせて書かせてもらいました。体の使い方に関しては、そうではないよ。というのがあるかもしれませんが、ある程度納得いくものもあるのではないでしょうか。



大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

2017年8月24日木曜日

やるのかやらないのか

ダンスを指導している方が、子供は余計なことを考えないので、飛んだり跳ねたり、恐いもの知らずでやる。なので上達が早い。
一方大人は、ケガしたらどうしよ、これはできないな、この動き俺にはちょっと、この動きをするためには、これとこれができないといけないからう~んといった具合に、知識や経験などがあるために、ブレーキをかけてしまう。だから、なかなか上達しない。

ようはやるかやらないか、この違いです。

色々な部分をはしょっているので、伝わらない部分もあるかもしれません。

それに、大人の場合、柔軟性、瞬発力、判断力、バランス、体の協調性など、あらゆる面で低下している場合があるので、仕方のないことなのですが、大人に関わらず子どもでも、やるかやらないかで大きく変わります。

ブレーキをかけると、筋肉は収縮して硬くなります。可動域は狭くなります。すべての動きの作用にストップをかけるので、できるものも出来なくなります。

一方、おもいっきりやってみると、体は収縮していないので、普段の可動域、力のかけ具合、全てにおいてアクセルを踏んでいます。能力以上のことは無理ですが、できないとおもわれているものも出来る場合があります。

勝てないと思っている相手には、絶対勝てません。勝てる、勝つぞと思っていないとかてないわけです。

体格差で劣る外人選手には、体の構造上勝てないと思っていたら、勝てない。モンゴロイドだから、農耕民族だから???
勝てると思ってプレーしたから、ラグビー日本代表は、南アフリカ代表に勝利することができました。

確かに、体格差で劣るアジア人が黒人を相手に勝つことは難しいかもしれませんが、何か方法はあるはずです。

ダンサーの大前光市さんが当院のコンデイション維持に利用されています。リオパラリンピックの閉会式でダンスをされた方なのですが、左足の膝から下がありません。義足です。義足のダンサーです。
ネットで名前を検索していただければ、そういったことは書かれていますのでご覧になってください。

大前さんのブログはこちら

義足でありながら、ダンスの一線で活躍されています。



「ブレーキをかけていたら、いつまでたってもできないですよ。常にアクセルを踏むようにしないと。

きっかけなんて些細な事です。褒められる、出来る、注目される、自信がもてるきっかけがあれば、誰でもできるようになる。最初は出来なくても、できるようになるために、自分から練習するようになります。眼の色が変わって、キラキラするようになりますから。」


そんな風におっしゃっていました。
そんな大前さん、毎回の施術は表裏合わせて、200本以上の鍼を打ちます。全身くまなくほぐして、いい状態をキープするためです。

「メンテナンスは練習と同じくらい大事です。これをしっかりとしていないと、ケガにもつながるし、いいパフォーマンスが発揮できない。固い筋肉でやるからケガをするし、スポーツ障害にもなる。だから、練習と同じくらい大事なんです。」

ダンスはコアの筋肉を酷使します。
脊柱起立筋、大腰筋、腸骨筋、臀部筋肉、外旋六筋など、そういった深部の筋肉を緩めるのには、長い鍼も使える北京堂式の鍼が最適です。
足をもっとスッと挙げるようになりたい。そんな方に是非体感していただければと思います。




大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
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2017年3月31日金曜日

バレエセラピスト

先日、お隣東三国でダンサー専門のコンディショニングスタジオをされている代表のYoshieさんが施術にいらっしゃいました。

こちらのスタジオは、理学療法士の資格を持ち、ご自身もバレエをされる経験を生かし、整体、解剖学、セルフケア、ピラティス、トレーニング、ポワントなど、様々な角度からダンサーの悩みを解決してくれます。


バレエセラピスト協会

新規の予約が取れないほど人気のスタジオで、スタジオ以外にもワークショップやセミナーなども行っているので、ご自身のケアが間に合わないようです。(笑)

もともと病院に勤務されていたり、大学で教鞭をとっていたこともある方なので、話す内容も興味深いですね。


下手な人に体を触れられると体調が悪くなるんですよ。


こんなことをおっしゃっていました。ドキッ!ですよね。(笑) なかなかのプレッシャーです。鍼をする手がプルプル...。

なんてことはありませんが、背伸びせず自分のできることをやっておきました。

バレエをやる人も、バレエをやる人をケアする人も、興味深いのでYoshieさんのブログやHPをリンクしておきますね。

「バレエダンサーのレスキュー隊」ブログ
「バレエセラピスト協会」HP



クラシックバレエに代表されるダンスは、私たちが想像する以上にハードなものです。シンプルなものほど難しい。芸術的要素があるので、美しくも見せないといけない。

からだを柔らかくしておかないといけないのに、練習量はハンパなく多い。しなやかで細い体つきで、力強さも要求される。

からだが悲鳴を上げてしまいます。鍼灸でサポートできることは沢山あります。もう一息体を柔らかくしたい、はりを取りたい、疲れをとりたい、痛みを取りたい。

そういったものは、当院でもサポートできます。セルフケアが間に合わない部分は是非ご相談ください。

関連ページ 「昨日の名言

大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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2017年2月4日土曜日

腰痛と腹筋

 皆さんがやる腹筋運動というのは、皆さんがイメージする腹筋(腹直筋、腹斜筋)を鍛えているわけではありません。

この運動をした時にメインで使う筋肉は、腸腰筋です。うちの治療でおなじみ腸腰筋ですね。腸骨筋と大腰筋を合わせて腸骨筋といいます。

 
上の写真は、骨盤、腹部を前からみています。真ん中の骨が背骨(腰椎)と仙骨です。横に広がっている骨が骨盤(腸骨)です。下に見える左右の骨が大腿骨ですね。

・股関節の内側と背骨(腰椎)につく筋肉が大腰筋
・股関節の内側と骨盤の内側につく筋肉が腸骨筋


お腹を固定して足を挙げる
足を固定して上体を挙げる

どちらでも腸腰筋が作用します。腸腰筋の腰痛がある人、腸腰筋の緊張が強い人は、腹筋運動をやると腰痛がひどくなる場合があるので要注意です。気を付けてくださいね。

女性がやるピラティスでも、こういった動きが多いですよね。最近、産後のマタニティケアでピラティスをやってぎっくり腰になったという方が治療にいらっしゃったことがあります。

通常の足上げや座位でも腸腰筋を使用しています。こちらが弱ってきたり、疲れがたまってくるとぎっくり腰になったり腰痛になったりします。

日々使っているインナーマッスルなので、ストレッチや体操をしてほぐしておかないといけません。




曲げるのとは反対のほうにすればいいので、こんな感じです。普段から入念にやってもらいたいストレッチです。

それと、忘れがちというか、そういう意識で考えたことないと思いますが、腰は関節だということを意識してほしいんです。

腰=大きな関節

筋肉がついていて、可動域もあって、椎間や股関節に関節包もあります。当たり前すぎて関節という意識がないと思うんです。

しかも、足を挙げたり、体を固定したり安定させたり、座っている時も使っていたりで、常時使用しているので、筋肉に疲労がたまりやすい。

同じ動きや同じ姿勢をしているということは、可動域も制限されてきます。腰の可動域、柔軟性がないと、関節にかかる負担は増えます。

両足からくる筋肉を、1本の背骨で支えています。どうです?

そりゃ負担きますよね。だから腰痛の人が多いんです。

でそれを緩めるというと、ストレッチや体操だけでは限界があります。ましては、深部の腸腰筋はマッサージでのアプローチも難しい。

昨日いらっしゃった患者さんは、理学療法士でかつクラシックバレエをされています。その方が自分でほぐすのには限界があると言ってらっしゃいました。体操やストレッチ、整体などいろいろやったけど、もう一息がっておっしゃっていました。

そんな時に、はり治療は効果的です。ダイレクトにあてることができるので、インナーマッスルをゆるめるのには最適です。

ダンスやバレエなど、コアな筋肉を使う人はぜひお試しください。






 
 
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