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2017年10月26日木曜日

膝を真っすぐ伸ばす

膝がまっすぐ伸びないのです。

クラシックバレエをする患者さんから、こんな相談をされました。実際に診てみましたが十分伸びています。はい一般人の視点ではそのように見えますが、バレエではそういうわけにはいかないようです。患者さんのイメージでは、やや反張膝になるくらいがまっすぐ伸びているというイメージなのかもしれません。或いは、踊りの中での伸び具合などが重要です。

膝をまっすぐ伸ばす
大腿四頭の収縮、ハムストリングスの伸展



足を上げた状態での膝の伸展
股関節が屈曲した状態で、膝を伸ばしています。

足をより高く上げようとすると、膝を若干屈曲したほうが、高く上がります。これは、受動的機能不全によるものです。

立位で、足を伸ばしたまま、写真のように上げてみてください。まっすぐ伸ばしたままですと、硬い方はすぐに限界に達します。で膝を曲げるとどうでしょう?高く上がります

大腿四頭筋は股関節の屈曲と、膝関節の伸展を行う、2関節筋です。この相反する作用を行うことをロンハード・パラドックスといいます。

大腿四頭筋が収縮したら、股関節の屈曲と、膝関節の伸展をするんやから、引っ張りあって動かないやん??

それをうまく解決してくれるのが、人間のすごいところです。大腿四頭筋の場合、膝関節の力の比率が高いので、膝の伸展のほうがしく、股関節の屈曲がしにくくなっています。そのため、膝を伸ばしながら股関節を屈曲させると、股関節が弱いので上りが悪い。

膝を曲げることによって、大腿直筋の力の比率を股関節にもっていけるので、股関節の屈曲がしやすくなる。


足をもっと高く、まっすぐに上がる


これを意識すると、上に挙げた反応のために、無意識に膝を曲げてしまうということになります。

悩ましいですね。

さて、ネットにもあれをやれ、これをやれと色々な情報が溢れているので、どれをやったらいいのか、いや私は全部やっているという人もいるかもしれません。それぞれ症状が違うので、どれが正しいかはその人次第なので難しいものです。

一般的には、足の後ろ側の柔軟性をアップさせよう。

ハムストリングス、ふくらはぎ

間違ってはいませんが、体の柔軟性の問題というのは、一か所が固いからという安直な問題ではありません。

例えば、わたくし。子どもの頃から、体が超絶固い。野球やラグビーをやっていましたが、ストレッチ、柔軟の時間は苦手でした。少年野球の時はペアになって、押し合いをするんです。地獄でした。しかもキャプテンでしたから、円の真ん中でやっていますが、なんの見本にもならないし、ヒーヒー言うている姿にはなんとも哀れなものがあったのではないでしょうか。

で立位前屈する。手が地面につかない…。

ハムストリングス、ふくらはぎの固さだけでしょうか?

足首は?お尻は?骨盤は?背中は?

全部固いんです。つまり、それらも緩めて初めて柔らかくなる。面倒でしょう。さらに冒頭でも言っていた筋力の問題、それらを支える力、持久力がないと、すぐに固くなり機能しなくなってきます。

膝をまっすぐ伸ばすに関して、重要なところに絞っていこうと思います。
まずは、骨盤の問題です。前傾していますか?後傾していますか?バレエをやる人に多いのは骨盤の前傾でしょうか?背筋をまっすぐに伸ばす意識のせいで、つい反り腰になってしまいます。



左が前傾です。骨盤に引いてい重心ラインが前に傾いています。極端に言うと骨盤が前傾すると、股関節が軽度屈曲します。この記事の冒頭で書いたことを覚えています?
股関節の屈曲は、大腿四頭筋(厳密にはこれだけではありません)が担っている。大腿四頭

筋は、膝関節の伸展も担っている。

力の比率的には膝関節の伸展のほうが大きいのですが、股関節が軽度屈曲していることにより、比率が股関節よりになってしまいます。そうなるとどうなるか。

膝が伸びにくい

ということになります。では、股関節の前傾をどう改善するかです。

腸腰筋
中殿筋
小殿筋
大腿四頭筋

股関節を前傾させる筋肉になります。これらを使いすぎている、疲労で固くなっている、柔軟性が乏しいと骨盤が前傾していきます。

インナーマッスルにも刺鍼できる北京堂の鍼は効果的です。

冒頭の患者さんには、これらにプラス膝裏にある、膝窩筋に刺鍼を行いました。この筋肉は、膝関節の内旋と屈曲を行います。

内旋と膝関節の前のずれを止める、大腿四頭筋が機能しなくなってきたときに重要な筋肉です。
バレエでは、ピンっと足先を伸ばす際、若干内旋させませんか?膝裏結構使っていませんか?

こちらの筋肉のお話は次回にさせていただきます。



大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000



2017年10月7日土曜日

さぁ始めよう

何かを始めようとするときに、遅いということはない


誰かが言っていたように思います。最近、ダンスやバレエをやるかたの来院が増えています。そういった方にお話を聞いていると、必ずしも小さい頃からやっているわけではありません。
むしろ、ある程度年齢を重ねてから始める人が多いようです。

小さい頃やりたかったけどできなかった。
周りに教室がなかったからできなかった。
お金がかかるから諦めていた。

子どもの頃はできなくても

年齢を重ねて、時間に余裕ができた。お金に余裕ができた。
子育てが一段落して、何かやりたかった。
50歳を前にこのまま終わるのは嫌だった。

理由は様々ですが、やってみたいと思うことは凄いことだと思います。全くやったことのないことを、大人になってゼロから始める。

当然、体は言うことをきかないでしょうし、すぐにガタがきます。

それでも、楽しい、やれる、踊れるということは、何物にもかえられないものなんだと思います。

ただ、上でも言ったように、体が思うように動きません。固い、力がない、反応が弱い、物覚えが悪い。

基本は繰り返しやるしかないのですが、自分のイメージしている動きと、実際の自分の動きに大きな差があります。こうしたいと思っても、体が動かない。この筋肉を使いたいと思っても、違う筋肉ばかり使ってしまう。

そのせいで足を痛めたり、腰を痛めたり、背中を痛めたり。

運動全般に言えると思いますが、体をバランスよく使えていないと、末端を痛める或いは疲労します。ダンスですと、足首だとかふくらはぎになります。

運動の基本は、体幹を安定させて動かし、末端は振る、ついてくるというようなイメージです。軸がぶれない。

軸がぶれると安定しないので、末端で支えて疲れる。足が疲労して使えなくなってくると、関節や靭帯に負担がかかります。

とまぁ、頭ではわかっていてもなかなか難しいものです。そんな時は文明の利器です。スマホで自分の動画を撮って客観的に把握することがいいのではないでしょうか。

できている動きとできていない動き、先生が褒める動きと、褒めない動き。

脳にイメージを刷り込ませる。これも大事なことだと思います。結局体を動かすのは脳なので、いかに脳にイメージ、動きを刷り込ませるか。

言ってはいるものの難しいですね。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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2017年8月24日木曜日

やるのかやらないのか

ダンスを指導している方が、子供は余計なことを考えないので、飛んだり跳ねたり、恐いもの知らずでやる。なので上達が早い。
一方大人は、ケガしたらどうしよ、これはできないな、この動き俺にはちょっと、この動きをするためには、これとこれができないといけないからう~んといった具合に、知識や経験などがあるために、ブレーキをかけてしまう。だから、なかなか上達しない。

ようはやるかやらないか、この違いです。

色々な部分をはしょっているので、伝わらない部分もあるかもしれません。

それに、大人の場合、柔軟性、瞬発力、判断力、バランス、体の協調性など、あらゆる面で低下している場合があるので、仕方のないことなのですが、大人に関わらず子どもでも、やるかやらないかで大きく変わります。

ブレーキをかけると、筋肉は収縮して硬くなります。可動域は狭くなります。すべての動きの作用にストップをかけるので、できるものも出来なくなります。

一方、おもいっきりやってみると、体は収縮していないので、普段の可動域、力のかけ具合、全てにおいてアクセルを踏んでいます。能力以上のことは無理ですが、できないとおもわれているものも出来る場合があります。

勝てないと思っている相手には、絶対勝てません。勝てる、勝つぞと思っていないとかてないわけです。

体格差で劣る外人選手には、体の構造上勝てないと思っていたら、勝てない。モンゴロイドだから、農耕民族だから???
勝てると思ってプレーしたから、ラグビー日本代表は、南アフリカ代表に勝利することができました。

確かに、体格差で劣るアジア人が黒人を相手に勝つことは難しいかもしれませんが、何か方法はあるはずです。

ダンサーの大前光市さんが当院のコンデイション維持に利用されています。リオパラリンピックの閉会式でダンスをされた方なのですが、左足の膝から下がありません。義足です。義足のダンサーです。
ネットで名前を検索していただければ、そういったことは書かれていますのでご覧になってください。

大前さんのブログはこちら

義足でありながら、ダンスの一線で活躍されています。



「ブレーキをかけていたら、いつまでたってもできないですよ。常にアクセルを踏むようにしないと。

きっかけなんて些細な事です。褒められる、出来る、注目される、自信がもてるきっかけがあれば、誰でもできるようになる。最初は出来なくても、できるようになるために、自分から練習するようになります。眼の色が変わって、キラキラするようになりますから。」


そんな風におっしゃっていました。
そんな大前さん、毎回の施術は表裏合わせて、200本以上の鍼を打ちます。全身くまなくほぐして、いい状態をキープするためです。

「メンテナンスは練習と同じくらい大事です。これをしっかりとしていないと、ケガにもつながるし、いいパフォーマンスが発揮できない。固い筋肉でやるからケガをするし、スポーツ障害にもなる。だから、練習と同じくらい大事なんです。」

ダンスはコアの筋肉を酷使します。
脊柱起立筋、大腰筋、腸骨筋、臀部筋肉、外旋六筋など、そういった深部の筋肉を緩めるのには、長い鍼も使える北京堂式の鍼が最適です。
足をもっとスッと挙げるようになりたい。そんな方に是非体感していただければと思います。




大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
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2017年2月4日土曜日

腰痛と腹筋

 皆さんがやる腹筋運動というのは、皆さんがイメージする腹筋(腹直筋、腹斜筋)を鍛えているわけではありません。

この運動をした時にメインで使う筋肉は、腸腰筋です。うちの治療でおなじみ腸腰筋ですね。腸骨筋と大腰筋を合わせて腸骨筋といいます。

 
上の写真は、骨盤、腹部を前からみています。真ん中の骨が背骨(腰椎)と仙骨です。横に広がっている骨が骨盤(腸骨)です。下に見える左右の骨が大腿骨ですね。

・股関節の内側と背骨(腰椎)につく筋肉が大腰筋
・股関節の内側と骨盤の内側につく筋肉が腸骨筋


お腹を固定して足を挙げる
足を固定して上体を挙げる

どちらでも腸腰筋が作用します。腸腰筋の腰痛がある人、腸腰筋の緊張が強い人は、腹筋運動をやると腰痛がひどくなる場合があるので要注意です。気を付けてくださいね。

女性がやるピラティスでも、こういった動きが多いですよね。最近、産後のマタニティケアでピラティスをやってぎっくり腰になったという方が治療にいらっしゃったことがあります。

通常の足上げや座位でも腸腰筋を使用しています。こちらが弱ってきたり、疲れがたまってくるとぎっくり腰になったり腰痛になったりします。

日々使っているインナーマッスルなので、ストレッチや体操をしてほぐしておかないといけません。




曲げるのとは反対のほうにすればいいので、こんな感じです。普段から入念にやってもらいたいストレッチです。

それと、忘れがちというか、そういう意識で考えたことないと思いますが、腰は関節だということを意識してほしいんです。

腰=大きな関節

筋肉がついていて、可動域もあって、椎間や股関節に関節包もあります。当たり前すぎて関節という意識がないと思うんです。

しかも、足を挙げたり、体を固定したり安定させたり、座っている時も使っていたりで、常時使用しているので、筋肉に疲労がたまりやすい。

同じ動きや同じ姿勢をしているということは、可動域も制限されてきます。腰の可動域、柔軟性がないと、関節にかかる負担は増えます。

両足からくる筋肉を、1本の背骨で支えています。どうです?

そりゃ負担きますよね。だから腰痛の人が多いんです。

でそれを緩めるというと、ストレッチや体操だけでは限界があります。ましては、深部の腸腰筋はマッサージでのアプローチも難しい。

昨日いらっしゃった患者さんは、理学療法士でかつクラシックバレエをされています。その方が自分でほぐすのには限界があると言ってらっしゃいました。体操やストレッチ、整体などいろいろやったけど、もう一息がっておっしゃっていました。

そんな時に、はり治療は効果的です。ダイレクトにあてることができるので、インナーマッスルをゆるめるのには最適です。

ダンスやバレエなど、コアな筋肉を使う人はぜひお試しください。






 
 
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BABA鍼灸北京堂大阪
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