「○○さん懐かしいですね。けど、僕が横浜いてたときも随分といらっしゃってなかったですけどね。あんなに凝るのに、鍼をこわがってらっしゃいましたから。」
「だいぶ限界だったみたいで、家の近所の北京堂にいったみたいですよ。そこで、生麦に通っていたと言ったら、80本くらい打たれて、治療の後車で動けなかったって言っていました。」
「○○さん、恐がっていたんで、本数も少なめでしたから、びっくりしたでしょうね。通っていたって言ったから慣れていると思ったのかもしれませんね。」
患者さんとの話です。
北京堂あるあるですね。
引っ越しや自宅の近所だということで、よその北京堂で施術を受けていた方が、いらっしゃるということがあります。
うちでは、前のところでどういった施術を受けたとか、本数はどれくらいだったとか、受けていた時と今の症状の違いなどを確認します。
「もしかしたら、以前の治療より、刺激が物足りなく感じるかもしれません。その際は言っていただければ、太さや本数を調整しますので言ってください。」
このようにお伝えします。基本は症状ありきなので、今の状態を確認して太さや本数を決めていくのです。それで、効果がいまいちでしたら随時調整するというのは、北京堂だからに限ったことではありません。
北京堂でも各先生によって、微妙にやり方が違います。もちろん基本となる部分は同じなのですが、先生の性格、人間性、経験などから、微妙に違うんです。
うちは、ソフトなやり方から、ハードなやり方まで一通りやりますので、ソフトなやり方しか経験していない人が、他に行ってハードなやり方を経験するとびっくりするかもしれません。
今回の○○さんもそうだったようです。比べられるというプレッシャーがあるので、ついついがっつりとやってしまうという心理になったのかもしれません。
まったく関連のない鍼灸院だとか治療院だったら、余計なフィルターはないでしょうからね。
僕も以前はそんな感じだったんですけど、よそで刺激が強すぎたという方がいらっしゃるようになったときに、これはいかんとなったわけです。治療法よりも患者さんの今の症状を診ないとと。
なので、以前の治療で効果が出ているのか、満足しているのか、鍼の耐性はどんなものか、色々な角度で診るようにしています。
うちに通っていた方が、引っ越しなどで他に行く際は、刺激量、太さ、本数、行く先の先生のスタイルお伝えしています。最近は、知らない先生もいらっしゃるのでなんとも難しい部分でもありますが。
正直に聞く、伝える
当たり前のことですが、つい見逃してしまう場合があります。気を付けないといけませんね。
大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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