2013年4月10日水曜日

痛み

  肩が痛いです。

いつから痛い?
どのように痛い?
何をすると痛い?
何もしていなくても痛い?
日中は?夜は?姿勢は?

ただ痛いといっても、いろいろな情報が必要になります。
うまく言える人もいますし、言えない人もいます。中には言うのが面倒な人もいますし、逆に言い過ぎの人もいます。常々、痛いというのは漠然とした言葉で、非常にわかりにくいものです。この仕事をしているので、痛みを扱うのですが、人それぞれ違うので、どういった痛みかというのを、いかに正確に把握できるかというのが非常に重要です。

どんな痛みですか?表現が難しいので、いくつかあげてみようと思います。
張痛
腫れぼったい痛み。

重痛
鈍痛というやつですね。重だるい。

刺痛
刺されるような痛み、鋭利な痛みです。ひどい偏頭痛でも感じることがあります。ズキズキ痛いという方もいます。

絞痛
絞られるような痛み、ひどい腹痛だとかです。

灼痛
熱感を伴う痛みです。捻挫をして腫れると、張痛と一緒に熱感も伴います。

冷痛
冷えを伴う痛みで、冬の温まっていない状態で動かすと痛かったりします。しもやけなんかもそうですし、冷えで痛みが増す神経痛も当てはまります。

隠痛
慢性痛です。常に感じるがひどくもならず、当たり前になってしまいます。腰や肩で感じる方がおおいのではないでしょうか?シクシク痛いという方もいます。

掣痛
ひっぱられるような痛み、痙攣やこむら返りといったところです。筋肉痛、むち打ちなど。

東洋医学の本に書かれたものを参考にしましたが、他にも抜けるような痛み、ビリビリする痛みなど、様々な痛みがありますよね。

漠然とした痛みは表現するのも難しいですし、その痛みを理解するのも難しいものです。触診をしたり、徒手検査をしたり、その他顔色や、匂いなど、北京堂ではほとんど使いませんが、脈を診たり、お腹を診たりして把握していくのですが、問診というのは非常に重要なものです。やたらと細かく聞く場合もあって、いろいろな医療機関にかかってきた方は、うんざりされることもあるのですけどね。ちょっとだけ我慢していただいて、お話してほしいな~と思います。

 

 



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