2013年4月26日金曜日

ランナーに

 膝の裏に膝窩筋という筋肉があります。
膝窩筋の図

こちらを参考にしてください。右足で後から見ている図です。このサイトに書いてある通り、膝を曲げるときに補助的に働く筋肉です。補助的となっているように、膝を曲げるときはほとんどが太ももの後の筋肉で行っています。ただ下り坂を走るときや、太ももの前の筋肉が疲労で機能しなくなってくると、膝が前方に移動するようになってくるので、それを防ぐために機能し始めます。

つまり、それが続くと膝窩筋に負担がかかり損傷をうけやすくなります。

マラソン後半、足に疲労がたまっている中で、下り坂が続いたり、テニスやバスケバドミントンなど前後の急激な動作が多い種目なんかで痛めすいようです。

症状としては、膝の裏の外側で痛みが出て、特にウォーキング、ランニング中、膝を曲げた状態で足を着地すると、痛みが増します。

スポーツで出てくる痛みのほとんどが、使いすぎかフォームが悪いかで出てきます。フォームの見直し、運動量の調整、ひどいと安静が必要になります。

治療に関しては、膝窩筋にダイレクトに刺鍼します。軽症のものであれば比較的早く症状は緩和されますが、上でも述べたように、運動量の見直しと、フォームの見直しがとても重要です。

アスファルトを走るランナーが多いと思いますが、土のところを走るよりも関節の負担は大きいです。健康のためにといって始めたランニングで逆に痛めてしまっては元も子もありません。自分の力量や運動量をしっかりわきまえて運動してくださいね。



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