2017年8月1日火曜日

継続すること

鍼灸院にいていると、運動不足が原因で痛みや、つらさがあるかたが来院されます。

運動しましょうね。



病院、整骨院、鍼灸院問わず、何処に行っても言われることかもしれません。出来ないから痛みがでたわけで、やれと言われてもできない方が大半です。

やり始めても3日坊主で終わることが多いのかもしれません。何かを継続してやることは、非常に難しい。

勉強をやれと言われても、机に向かうはいいけど、何も進まない、夏休みの小学生と一緒です。

毎月購読している鍼灸雑誌の「医道の日本8月号」に、からだのリズムに書かれた記事がありました。
臨床や学術的な部分ではありませんが、首藤先生が臨床や様々なネタを面白く書かれています。

司馬遼太郎が、文章を書くのにもリズムが必要と書いていたことに触れ、臨床で鍼の施術をするのにもリズムが必要とおっしゃっています。3日4日休んだ後の1発目の治療は、なんとなくおぼつかないとおっしゃっていました。

確かにわかる気はします。

横浜時代は、毎日患者さんに鍼を打ちまくっていました。大阪に来て開業当初は、患者さんが少なかったので、鍼をする機会も少なく、たしかに変な感じでした。鍼灸師は、鍼灸院で働いたり、開業していないと、鍼灸以外のマッサージやリハビリなどをやる機会が多いです。僕自身整形外科勤務時代は、マッサージ、リハビリがメインでした。
そうすると、手が鍼のリズムを忘れるといいますかね。

鍼灸師は鍼を打ってなんぼなんだだとつくづく思います。

人間には、それぞれのリズムが備わっています。一日のサイクル、習慣、行動。一日の中で様々なことを行いますが、同じようなことを繰り返しています。

起床→トイレ→洗顔→食事→歯磨き→セット→出勤→電車→会社→仕事→昼食→仕事→退社→飲み屋→電車→帰宅→風呂→テレビ→就寝

ザクッとこんな感じだったとしましょう。これを繰り返していると、一番効率よく、体に負担がかからないように動くようになり、このリズムができています。

なので、例えば部署が変わる。上司が変わる。

そうなると、今までの流れが変わることがあります。そうすると、リズムが崩れるので、肉体的にも精神的にも疲れます。

運動

このリズムに運動を入れないといけません。時間、労力を考えると面倒です。やり出すとリズムが崩れます。しんどいです。しかも運動というのは、すぐに効果が出ません。リズムが崩されたうえに、しんどいだけなので、途中で挫折してしまいます。

まぁえぇか。

となるわけです。人それぞれ重きを置いているところは違いますし、できれば楽したいです。

でも、わかりきっていることなのですが、楽して健康は保てないんですよね。

日々継続してメンテナンスやケアをやっていかないと、健康を保つのは大変です。自分の生活のリズムの中に、自分自身のカラダのための時間を作る。

僕自身、ランニングを20年以上やっています。朝のほんの15分、20分です。夏は汗だくですが、僕の生活のリズムに組み込まれています。なので、さぼると体が落ち着きません。

皆さんのカラダのリズムに、運動を入れていただくと、よりよいものになると思います。

鍼灸もお忘れなく。




大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000




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