治療の前に問診は、得られる情報の量を考えると、とても重要なことです。
問診票に職業欄がありますが、興味本位で聞いているわけではありません。治療を進めていく上で知りたい情報がいくつかあるから聞くわけです。
仕事中の姿勢
仕事内容による疲労度合い
仕事時間
人間関係
主なところはこんなところでしょうかね。
例えば、デスクワークの腰痛と、力仕事の腰痛では大きな違いがあります。
不良姿勢で同じ場所に負荷がかかることによるものと、重さや力が加わることによるものでは違います。またそれが、仕事をして1年の人と、10年の人とでも違います。
ストレスというものは、人間大なり小なり抱えているものですが、ストレスの影響が体に出てしまっている人とそうでない人では大きく違います。
当然治療の仕方やアプローチというものも、それぞれで違ってきます。鍼灸の治療で何でそこまで聞くのと?とか思うかもしれませんが、治療のヒントとしてそういった情報が必要なんです。
初回から心を開いていろいろなことを喋ってくれる人もいれば、問いかけに対しての反応が少ない方もいらっしゃいます。
10個ある情報のうち、5個しか得られないのと、10個得られるのでは大きく変わってきますよね。10得情報が得られれば、それだけ治療に役立ちます。
治療時間は、鍼を打ってから置くも含めると、1時間から1時間半くらいあります。治療中話す余裕なんてないと言われる方もいるかもしれませんが、そういったこともあり、いろいろお話させてもらっています。
疲れて眠りたい時は、治療中に寝てないんで眠たいんですよ。とそれとなく言っていただければ、そっとしておきますんで。(笑)
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