2017年12月4日月曜日

肩こり

肩こりの方は、多いと思いますが、肩こり解消法ばかりにフォーカスされすぎで、なぜ肩こりになっているかということに重きを置いていないのかもしれません。

ダイエット法ばかりに目がいき、なぜ太るかに意識がいっていないのと一緒です。

原因となることを一つ一つクリアすればいいはずですが、そこはあきらめというか、わかっているんですけどね~で済まされているように思います。

当院でも、肩こりでいらっしゃる方も多いです。うちでは、肩こりの指導というより、その人の肩こりの原因になることを指摘する。

そこに力をいれています。理解してもらう。

なぜ、指導ではなく、指摘かというと、指導をしてもほとんどの方がやらないからです。強制力や危機感のないもの、本人が重きを置いていないものには、なんら労力を費やしません。

なので、あくまで指摘になります。

・この姿勢が肩こりになるという、具体的な姿勢を示します。
・スマホを持っている姿勢を示す
・パソコンに向かっている姿勢を示す
・筋肉の性質として、何もしていないと縮こまっていく
・寝る姿勢はどうか
・呼吸はできているか
・考え込みやすく、寝ている時も力が入っていないか
・血圧が高くないか
・歯ぎしりや食いしばりをしているか
・ストレスの度合
・睡眠時間はとれているか
・運動ができているか
・リラックスする時間があるか


当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことを当たり前に出来ていない方が肩こりになっているので、そういったところを自覚してもらうことから始まります。

わかっているんですけどね~

ほとんどの方が、このような感じです。そう言っている間は変わることはありませんので、鍼灸院に定期的に来てくださいね。ということになります。

僕自身は肩こりをほとんど感じません。

・姿勢がいい
・筋力がある
・睡眠時間がとれている

自分自身が感じる、肩こりにならない所以というものでしょうか。この3つが大きいと思っています。

小さい頃から姿勢を正せと言われていたおかげで、背筋を伸ばして過ごしてきました。これってかなり大きいと思っています。父親に感謝です。

猫背の人は、背筋の機能を生かせていない。背筋がない、筋力がないのとは違います。筋力測定をしても差はないと思います。
背筋が伸びているというのは、背骨につく、細かな筋肉を使っているかどうかです。


ここで重要なのは無意識に使えるかです。

無意識に使うってどんなんやねん??

例えば、一度乗れるようになった自転車。意識しなくても乗れますよね。勝手にバランスをとっています。乗るために、足だけでなく、お尻腰、背中、腕、肩、指など、様々な筋肉を使っていますが、意識していません。

背筋を伸ばそうと思わなくても、当たり前のように背筋を伸ばしている。

これは、何度も反復することにより、脳がインプットします。小さいころ、親に指摘されることにより、当たり前のようにできるようになりました。

意識していないと、重力に抗うのが面倒なので、使わなくなり猫背になっていきます。

猫背になると、体の重心がずれるので、不安定になります。重たい頭を支えないといけないので、頭を支える首、肩には大きな負担がかかります。そのために肩こりになります。

それらで重要なのは、姿勢維持筋である多裂筋や棘筋、半棘筋などです。

丸まっている背中をまっすぐにしようとして、これらの筋肉を過剰に使うために肩こりになる。


「半棘筋」の画像検索結果
「フィットネスのブログより引用」

筋力がある
当たり前なのですが、支える筋力がないと負担が増す一方です。上の姿勢を意識していることにより、姿勢維持筋の筋力があるので、負担が少ないということになります。

睡眠がとれている
わりと寝ています。朝早いですが、夜も早いです。人間睡眠がしっかりととれていると、ある程度体の緊張はとれます。もちろん睡眠の質にもよるので、ただ睡眠時間がとれていればいいかというとそうではりませんが。

ここまで読んだらおわかりかと思いますが、姿勢というのが一番大事ということになります。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

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