もうじき、浅野先生から治療所を引き継いで7年になります。
いや~数字を目にすると、感慨深いですね。
今朝、カルテやキープ鍼をストックにしまおうとしたら、入りきらないくらいいっぱいになってきてたので、来院されなくなって久しい患者さんのキープ鍼を整理しました。
病院や整骨院なんかに比べたら、来院される患者さんの数ってのは少ないので、ましなほうではありますが7年もやってると、積もり積もってきますね。
鍼やカルテの名前を見ながら、○○さん元気にしているかな~?痛みとれたかな~?何してるかな~?なんて思いつつ、感慨にふけっていました。(笑)
いい思い出わかりではありません。苦い思い出もたくさんあります。
鍼灸師は、患者さんに育てられると言われます。まさしくそうで、教科書にはない生の声や反応は臨床でしか得られないものです。同じ症状で同じ場所に鍼をうっても、患者さんによって反応や手ごたえは様々です。
手ごたえがあっても変化の出ない場合や、手ごたえがなくても変化の出る場合もあります。自分の非力さに悩む日もあれば、症状が改善され自信になる日もあります。
痛みや辛さからから解放され、患者さんの顔がぱっと明るくなるあの瞬間は、疲れやそんな悩みも吹っ飛んでしまいます。他の鍼灸師さんも、あの瞬間のために日々頑張っているんじゃないでしょうかね。7年やっても日々悩み続けていますが、変わらず患者さんに育てられています。日々発見です。
終わりはありませんが、あの瞬間をたくさん作れるように、これからも鍼を打ち続けたいと思います。
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