胃下垂タイプ別
・胃虚弱タイプ
・胃強壮タイプ
大別するとこうなります。胃下垂で悩まれているかたの大半が、上の虚弱タイプになります。
胃虚弱タイプ
字のとおり、胃の働きが弱い。胃の働き=消化です。
具体的に何をしているかというと、食事をして食道から送られてきたものを貯めておく貯蔵庫の役割。もう一つは、胃液と食べ物を混ぜて、分節運動や蠕動運動を行う攪拌、運搬の役割があります。
胃は、平滑筋という筋肉でできています。
胃虚弱タイプの方は、この平滑筋が弱っているといえます。
極端にいうと、貯蔵される一方で撹拌運搬ができていないということになります。なので胃が下垂します。
《原因》
もともと弱い、冷え、早食い、食事で噛まない、ストレス、緊張、睡眠不足、不規則な生活、痩せている、遺伝。改善するには、原因となるものを一つ一つやっつけていかないといけません。もちろん北京堂の胃下垂治療は、こういったのをいっぺんにやっつけれる場合もあるのですが、そうは問屋が卸しません。
一時的だったり、変化が出なかったり。
鍼+一つ一つやっつけられれば、いい状態はキープできます。
鍼施術以外で自分でできることをやらなければいけません。
もともと弱い
もともと弱いのか、弱っていったのか?とりあえず原因となるものを排除していって、胃の働きをよくしないといけません。鍼の施術で、トレーニングです。刺激を加えて、収縮、弛緩させます。
冷え
冷たい飲料、食べ物を飲食しない、栄養バランスのとれた食事をする、服装に気を付ける(腹部、腰部、足を冷やさない)、湯船に浸かる、運動をする早食い 食事で噛まない
意識してゆっくり食べる。よく噛んで食べる。ストレス 緊張
ストレスが加わると体は緊張します。筋肉だけではありません。内臓も緊張して働きが悪くなります。ストレスを失くせというのは無理な話かもしれません。その方によってそれぞれあるので難しいものです。その分リラックスできる時間を沢山作りましょう。気持ちいいこと心地いいこと、楽しいこと、何でもいいです。いっぱいやってください。そんな時間をたくさん作ってください。
睡眠不足
良質な睡眠をとれているだけで、ある程度の健康は保てます。睡眠中は内臓が働き、体を修復する時間です。規則正しく睡眠がとれていれば、体にいいリズムができて、体調が整ってきます。人生の半分は睡眠といわれています。それだけ重要なことです。
そういった状態を確保できないのであれば、体の不調を覚悟しなくてはいけません。
不規則な生活
人間にはサーカディアンリズムといって、良い状態をキープするリズムがあります。日の出と共に起き、日の入と共に眠る。朝起きたら、お腹が空き、夜になったら眠たくなる。自分が意図せずとも勝手に体がそうなります。それはこのリズムがあるからで、このリズムが不規則になると、体調が悪くなります。精神的にも疲れてきます。自分のいいリズムをキープできるような生活を送れるようにしないといけません。
痩せている 遺伝
この二つは難しい問題です。どうすることも出来ない部分です。ある程度受け入れなければいけません。ただ、胃が下がっても、痩せていても、体調がいい状態はキープできます。この二つ以外のことをきっちりやっていけば、症状も良くなるはずです。さていかがでしょうか。他の人はこんなこと気にしなくても平気なのに、なんで私だけとか、そういうふうには思わないでくださいね。
背の高い人、低い人、痩せている人、太っている人、目のいい人悪い人、いろんな人がいます。たまたま胃腸が弱かったのかもしれません。あるいはケアをおこたっていたのかもしれません。いろんな悪い要因が重なり今の状態になったのかもしれません。
それを受け入れて、出来ることをやっていきましょう。
北京堂では、それができない人、出来ているけどもうひと踏ん張り、なんとかしたい、そういった人の手助けができればと思っています。
胃の強壮タイプは次回へ
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