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2014年6月6日金曜日

陸上競技




最近、陸上競技をやっている方が、来院されているのですが、共通してふくらはぎやハムストリングスのハリを訴えています。

ハムストリングスというのは、太腿の裏にある筋肉のことで、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋からなります。膝を曲げる時や、太腿を後に伸ばすときに使う筋肉です。

treatment13-1.gif

(松田整形外科記念病院のHPより拝借しています)

図や動きはこちらを参照

陸上競技や全速力で沢山走る競技の方が、多く痛めます。足の早い方のほうが痛めやすいところです。

痛めるというと、具体的には「筋挫傷」というものですね。
筋肉の部分断裂や肉離れってやつです。ようはどちらも筋繊維が切れている状態です。

筋肉は腱となって骨に付着します。お尻のあたりと、脛骨、腓骨あたりの付着するあたりが白くなっていますが、そこが腱です。腱というのは、硬くて伸縮性の少ない繊維性の結合組織です。

筋挫傷は、筋肉と腱の境界あたりが最も多く起こります。それは当然ですよね。硬い腱と、柔らかい筋肉の境というのは一番負荷がかかるからです。

原因としては
①筋力の低下
②柔軟性の低下
③オーバートレーニング
④筋肉のアンバランス
⑤運動環境(場所)

こういったところでしょうか。
筋力の低下??と思われるかもしれませんね。普段から練習して鍛えている人がなんで??

ほとんどが一つの原因でおこりません。

筋力がある人も、当然その筋力以上の練習量【③オーバートレーニング】や負荷がかかれば、【①筋力の低下】を招きますし、筋肉が硬くなり【②柔軟性の低下】を招きます。

いいかえれば、筋力のある運動選手だから、運動量が多くなったり、強度が高くなるので、筋挫傷を起こしてしまうということですね。

筋力のない人のほとんどが、筋挫傷を起こす手前で運動をやめてしまうので、筋挫傷を起こしにくいというのがあります。

でさらに重要なのは、運動環境です。このブログでもしばしば出てきますが、下が硬いところで運動をすると、下からの反動や突き返しが強いので、柔らかいところでやるよりも、負担が増えます。陸上選手のように硬いトラックで運動をしていると、より負荷は増えるんじゃないでしょうかね。

さて予防ですが、一度筋挫傷を起こしてしまうと、その場所の強度が弱くなるので、なかなか大変です。折れた棒をボンドで引っ付けても、いくらいいボンドで引っ付けてもそのつけたところの強度は何もないところと比べると強度は落ちますよね?

或いは、強度が増したとしても、その場所のすぐ近くに負担がかかりやすくなりますよね?

なので、一度痛めるとクセになりやすくなったりします。筋挫傷を起こした場合、色々な面を見直さないといけません。

運動量
筋強度
練習時間
練習方法
フォーム
シューズ
ケアの方法(ウオーミングアップ、練習の合間のケア、クールダウン、練習後のケア)

かなり大がかりですよね。これを改善するのってかなり大変です。改善を心がけていても実感が少ない、或いは実感するのに時間がかかります。

僕ら鍼灸師ができるところは、ケアのところです。いかに疲労を貯めず、筋肉が硬くなるのを防ぐかというところです。

ハムストリングスだけでなく、臀部や下腿、腸腰筋など、その他連動して負担になるところを徹底的に緩めることです。
ただ難しいいのは、施術で筋肉が緩んでいい状態になると、それ以上の負荷をかけてしまう人がいるというところです。ほとんどの人が当てはまりますかね。(笑)ほどほどにって難しいですし、痛みがなかったら気にせずやってしまうというのが人間です。

とりあえず、痛める前からしっかりケアしましょうということですね。

今日のmusic,,,"NIPPON"@椎名林檎



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