2013年9月18日水曜日

過敏になる

CRPS=複合性局所疼痛症候群

ご存知でしょうか?

骨折、捻挫、打撲などの外傷をきっかけとして、慢性的な痛みと浮腫、皮膚温の異常、発汗異常などの症状を伴う難治性の慢性疼痛症候群です。

例えば、転倒して軽く腕をぶつけました。骨に異常もなく、軽い打撲です。打撲の痛みというと、腫れぼったい、鈍い痛みですよね。通常では、1週間ぐらいで自然治癒しますよね。

ところが、CRPSになると、焼けるような痛みになったり、ピリピリとした痛みになったり、皮膚が変色したりして、通常の痛みとは不釣り合いな痛みを出します。こういった状態ですので、ちょとした刺激でも、痛みを感じるようになります。痛覚が過敏になってしまうんですね。

発生のメカニズムはこちらを参考にしてください。
古東整形外科「CRPS」ページ

よく精神的なものだとか言われたりすることもありますが、決してそんな事はありません。それよりも、痛みを理解してもらえなかったり、痛いといって他人に嫌われるのではないかと気にしたり、そういった辛さが、精神的苦痛になってしまいます。

鍼灸においては、どの疾患でも共通ですが、徹底的に血流改善です。交感神経の緊張や、血流不全が起こり、発痛物質が分泌されますので、全身、局所の血流改善で痛みの連鎖を取り除きます。

事故やケガの後などに発症しやすくなっています。いつもの痛みと何か違うと思ったら、早め早めに医療機関にかかり、治療をしてくださいね。

 

 



0 件のコメント:

コメントを投稿