これは当院で使用しているお灸です。鍼の上につけるお灸で灸頭鍼といいます。
お灸の輻射熱を利用し」、緊張の強い部位がより緩まります。赤外線を上からあてるので、これがなくてもいいのですが、冷えを伴う方には好評です。
さて、このお灸、最近燃焼後の灰の散らかりが気になるようになったんです。お灸の灰というようりは、巻いている紙が散らかる感じです。※直接熱い灰が散らかる訳ではありません
メーカーに問い合わせたところ興味深い返事がありました。
手作業で巻いていた紙を機械で巻くようになった
衝撃じゃないですか?これ中国の工場で作っているものですが、今まで手作業だったなんて。びっくりです。
今まで手の感覚だったものを、機械での巻き付け強度を再現できていないということのようです。近いものにしてもらうべく、試行錯誤工場に連絡はとっているようですが、このコロナで中国の工場に直接いけていないため、細かいすり合わせができないみたいです。
こんなところにもコロナの影響が出ている。或いは、中国の人件費が上がってきている。そんなことがわかります。
中国の工場で、熟練の従業員が手際よく丁寧に紙を巻き付けている映像が浮かびます。それが機械化されて、さらに大量生産ができるようになる。コストカットをする。中国も日本のようになっていくのでしょうかね。
ちなみに、以前は紙で巻き付けていないもぐさを、手で丸めて直接つけていました。手間がかかりますし、不安定ですし、色々と面倒でした。懐かしいですね。
その方が、体感として柔らかな温かさだったかもしれません。いいのか悪いのか悩ましいものです。
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