2021年5月24日月曜日

鬱々と

 新型コロナウイルスにより、テレワークのように、仕事のやり方が変わったり、遊び方や生活様式の変化したことによって、様々な影響が出ています。

最近、来院される患者さんの中にも、精神的に鬱々としている方が増えているように思います。

仕事に行くのが億劫

朝起きてやる気がでない

気分が優れない

めまいがする

集中力が持続しない

バリバリと元気だった方でも、そういった症状があるとおっしゃっていました。家から一歩も外に出ていない。人と会話をしていない。ゆっくりする時間が長い。

一見体に良さそうなことでも、日々そういう生活を送っていなければ、体は違和感を覚えます。

人間には一定のバイオリズムがあり、それに沿って生活を送るほうが体にかかる負担は少ないのです。

ゆっくりすると逆に落ち着かないという方もいらっしゃいます。動いていないと落ち着かない、働いていないと張り合いがないなど人それぞれです。動いているほうがリズムが取れて体調がいいといった具合です。そういった人のリズムが大きく変化しています。

仕事での日常の生活スタイルの変化はもちろんですが、休日の過ごし方、after 5の過ごし方に制約が出ていることが、大きく人に影響を与えていると思います。

昔から人間は、ハレとケでうまくバランスを取っています。

ハレ=非日常 ケ=日常

ケ=日常は、字のごとく日常です。上でも書いたように、非日常と日常の概念は人によって違います。

ほとんどの人の日常は、仕事や学校で過ごすこと、非日常が余暇です。逆の人もいるかもしれません。とりあえず非日常というのは、普段やらないこと、行かないところ、体験、出会いなどです。

昔は祭りが代表的な非日常ですね。祭りは、踊り、酒、音楽と密接にかかわっています。それらを使うことによって、非日常を体験し、心身ともにリフレッシュするわけです。

コロナによって、この非日常が楽しめない。

旅行、飲み会、コンサートやライブ、観劇、スポーツ、買い物、お祭り、花火大会など、心身ともにリフレッシュする機会全てに制約がかかっているので、鬱々とストレスが溜まります。

さて鍼灸も人よって、ハレともケともいえます。

うちの鍼の場合、ほとんどの人がハレにあたるのではないでしょうか?全身に鍼施術に耐え、痛いのか心地いいのか、様々な刺激を受け、汗をかき、血圧が変動して、心身共にリフレッシュです。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

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