小児の神経分布が成人よりも多く、小児の皮膚は成人の皮膚よりも数倍敏感なので、軽度な皮膚刺激でも十分効果があるとのこと。
それは置いておいて、その後に書かれていたことが、うちの鍼にピッタリの内容でした。
・思春期になると筋繊維の量が増え、神経と筋肉間の連絡が発達する
・脳や脊髄、自律神経に伝わる感覚神経の情報のうち、筋肉由来の情報の割合が増える
筋肉量や筋肉と神経間の連絡が増えると、筋肉由来の痛みの悪循環と交感神経の過活動(自律神経の失調)が起こりやすくなり、不定愁訴となって表れるとのこと。
疲労や寝不足、ストレスなどは、交感神経の過活動状態になります。筋肉の緊張も高まります。筋肉の緊張は連絡が発達した神経を介して脳に伝わり、痛みや凝りとして強く認識されます。
鍼灸院に来院される患者さんのほとんどが、このような負のループに陥っています。原因となることをやらない、減らすといったことが必要ですが、そういったことができきないのが現状です。
ラットの実験で皮膚刺激よりも、筋肉刺激の鍼のほうが心拍数の減少が起こりやすいとのことがわかっているそうです。
心拍数の減少は、交感神経の過活動が抑制されていることを示しています。
筋肉が発達するほど、筋肉にアプローチする鍼の効果は大きくなると書かれていました。
スポーツをする人には、鍼の数が多くなりますが、理にかなっていたということですね。
鍼の数でびっくりされることも多いですが、鍼を打ってから置く時間が長いことにも驚かれます。他では打ってすぐに抜いて繰り返す。10分くらいがほとんどだそうです。
筋肉にアプローチした場合は、30分~40分くらいおいたほうが効果的です。
心地よくいびきをかいて、寝ているかたも多くみられます。そういった状態は副交感神経優位の状態なので、よりリラックスしている証拠です。
そういった状態になっていない人は、まだまだ緊張している証拠ですね。
大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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