2018年3月30日金曜日

掲示板


線維筋痛症や慢性疼痛で悩む患者さんの意見交換、情報交換の場としての掲示板を作りました。

最近、レディーガガが線維筋痛症だということを公表して話題になりましたが、どういったものか知らない人もいるかもしれません。

簡単に言うと、全身に耐え難い痛みが起こる病気です。想像できないかもしれませんが、常に全身が痛いのです。体に触れるくらいの刺激でも痛みを伴います。

痛いので全身が強張り、常にマックスの筋肉痛があります。

痛みのため眠れません。薬もあまり効果がありません。そんな過酷な状態なので、内臓の機能にも影響をきたしますし、大量の薬を服用するので副作用で便がでなくなったり、尿がでなったりもします。詳しくは下にリンクしておきます。

線維筋痛症友の会のページ

そんなひどい状態がいつまでも続くのではないか?
痛みがもっとひどくなるのではないか?

出口の見えないトンネルに、精神的にも参ってきます。そんな状態で一人になってしまうと、良いことは考えられなくなるので、どんどん悪化してしまいます。

同じ境遇で良くなっている、こんなことをしている、こんな治療をしている、こんな経過をたどる、薬との向き合い方、病院や治療院との向き合い方など、経験しているものでしかわからないことを共有していただき、ドロップアウトしないように、少しでも解決の糸口が見つかるように、不安なことを相談できるように、適切な情報を苦しんでいる方が知りえるようにとの思いで作りました。

周りで困っている人がいたり、逆に克服したという人がいたら、下の掲示板を教えていただいて、書き込んでいただけるようにお願いしていただけると幸いです。

線維筋痛症・慢性疼痛と闘う掲示板



大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

2018年3月20日火曜日

重症?

自分の症状が重症かどうかの目安があります。


鍼を打って置いている間に寝れるかどうか


うちの施術は、20分~30分で鍼をうちます。その後20分~40分鍼を置いておきます。置鍼(ちしん)といいます。

その置鍼の間にスースーとズーズーとグーグーとスピースピーと寝れるか、そこまでいかなくてもウトウト。現実と夢の間を行ったり来たりできるかどうかです。

交感神経が優位
痛みがある、体がつらい、緊張している、怖い

昼間の起きているとき、運動しているとき、仕事しているとき、緊張しているとき、疲れているとき、ストレスがかかっている、鬱症状

副交感神経が優位
リラックスしている、ウトウトしている、暖かい、心地いい、眠たい、寝ている、気持ちがいい、お風呂に入っているとき


施術中に寝れないということは、交感神経が優位な状態です。

痛みが強い、鍼が痛い、姿勢がしんどい、慣れないところで緊張する、他人がいるから緊張する。

これらが考えられます。
痛みが強いと、鍼の刺激もきついです。強張っているところに鍼をすると、刺激が強くっ感じますので、余計に緊張します。

姿勢がしんどいのは、体の緊張が強く、ベッドに体がなじんでいないことを表しています。リラックスできると、同じ姿勢もしんどくありません。しんどいのが気になり、体が緊張しますので、交感神経が優位になります。

鍼が怖いな~って思うと、体が防御態勢に入り緊張してきます。体を鎧のように固めますので、鍼が入りにくくなります。

はじめての来院。知らないところ、知らない先生、知らない鍼。緊張緊張…。体はカチカチになります。

こういう理由から、リラックスできず、ウトウトすることはありません。


一方、ウトウト寝れる人。
鍼の刺激が心地いい、置鍼によって全身の血流がよくなる、体ポカポカ。鍼の先生が信頼できそう、赤外線の照射がポカポカ気持ちがいい。

鍼を打つときに施術者の押手が体に触れます。これらのスキンタッチが患者さんに安心感を与えます。そうするとトローンとしてきます。

施術中はうつぶせになっています。通常人間は横になると、体を休めるモードに入るので、それだけでもウトウトしてきます。

コリが強いのと、ケガやぎっくり腰などでは、症状の質が違います。

この前いらっしゃった線維筋痛症の患者さんの施術をした時に、寝れる寝れないの話になったんです。

横浜の時に、5年以上通院されていた繊維筋痛症の患者さんがいました。線維筋痛症は全身の耐え難い痛みがあり、生活をするのも大変な状態になります。

繊維筋痛症は、痛みを制御する体の機能が正常に働かない病気です。

インフルエンザなどの高熱になったときに、全身の筋肉痛、関節痛がでることがありますが、それが四六時中あるような状態。
生理痛のひどい状態が四六時中ある状態。

なので線維筋痛症の患者さんは、鍼治療も大変です。鍼も痛い、姿勢もつらい、なので当然寝れません。リラックスなんてできません。

その横浜の患者さんが、僕が大阪に帰る前くらいでしょうか、置鍼時間を終えて鍼を抜きに行ったときに言われたのです。

不覚にも寝てしまいました。


これを聞いたときは、めちゃくちゃ嬉しかったことを思い出します。リラックスできた、そこまでよくなったという証拠なんです。週2回通っていたのが、1週間に1回になり、2週間に1回になり、10日に1回になり、1か月に1回になり、症状があるときに来院されるようになる。

そんな話を繊維筋痛症の患者さんにお話したら、ものすごく驚かれていました。

置鍼中に寝ることなんてできるんですか⁈⁈

置鍼中は痛くて痛くて、そんなことは考えれれません。話していないと気が紛れないのでずっと話ているのもそのせいなんです。

そんなことをおっしゃっていました。
さらにもう一つ。

目標ができました。線維筋痛症になって、絶対治してやると思って、目標のようなものを書いているのです。例えば、散歩に行けるようになる、仕事ができるようになる、子供と遊べるようになる、スポーツができるようになるというように。
症状が強いときは想像することもできませんでしたが、スキーに行けるようにもなりました。
次は、鍼をしているときに寝れるようになりたいです。


痛みや辛さは、客観的に数値化できるものではありません。なので難しいのですが、置鍼中に寝れる寝れないというのは、症状の重症度合いの指標になると思います。

そんな話をしていた翌日に、繊維筋痛症の方から問い合わせがありました。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000


2018年3月18日日曜日

リカバリー



シアトルマリナーズに復帰したイチロー選手が、ふくらはぎの張りを訴え途中交代というニュースをみました。

カートにのせられて帰っていたのが印象的でした。

そのイチロー選手が、ご自身でトレーニングをして、痛みをコントロールしたという記事が今朝でていました。

そこで興味深かったイチロー選手のコメント


結局リカバリーは酸素と血流。それが促進されれば当然、回復は早いです。


さすがよくわかってらっしゃる。鍼灸はそれを促進させるのに最適です。
しかも、乾燥しているアリゾナでの6年ぶりのキャンプなので、水分不足が影響している。と

血中の水分濃度が低くなると、血液がドロッとなってきて、筋肉にいく血液の量が少なくなります。血液量が少ないということは、酸素量も少なくなります。

新鮮な血液、新鮮な酸素は、人間にとってはとても重要です。

夏場に足がつる、冬場に足がつる。

単なる疲労だけでなく、水分不足が影響することも多いです。最近、暖かくなり、すごしやすくなってきました。梅雨を迎える前なので、湿気が少なくからっとしています。汗をかくこともないのですが、乾燥していると体内から水分が蒸発します。夏場は意識して水分補給をすると思いますが、この時期もこまめに水分補給は大切です。

スポーツをやる人の筋肉のトラブルは、こいったことが影響することもあります。練習やプレーだけでなく、体自体の機能なんかを考えてみると、ケガが少なくなりますよ。

疲労をためない
緊張させすぎない
栄養をしっかりと取る
水分をしっかりとる
睡眠をとる

年齢を重ねると、当たり前にできていたことが、意識しないとできなくなります。体のケアもそうです。

しっかりコンディション維持しましょう。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000



2018年3月2日金曜日

休診日の変更

4月から休診日を火曜に変更させていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
土日・祝日は変わらず診療しています。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000


刺鍼研修会の案内

【午前】
ウォーミングアップ(側臥位:側頸部、背部、腰部、30~40本刺鍼)20分~30分
初めての方は、側について指導いたします。
翳風刺鍼、側頸部刺鍼(聴覚の変化をみる)

【午後】
症例
五十肩、頚腕症候群、肘の痛み


4月15日(日)10時~16時(1時間休憩)
場所:BABA鍼灸北京堂大阪
対象:鍼灸師
参加費:9000円  (見学 学生無料)
定員:6名  (定員に達しました