エコーを導入したことで、早く鍼と併用できるようにしたいと思っています。そのため、テキストや動画などをチェックしていますが、それをみればみるほど、教えていただいた鍼のやり方が理になっていると実感します。
ファシアというのは筋膜を含む、皮膚、皮下組織、腱、靭帯、脂肪体、腹膜、髄膜、骨膜をいいます。
僕らが散々言っている筋肉自体は含まれていないようです。
ファシアリリースというのは、これらの繊維性結合組織が癒着したり、重なって固くなったものをほぐす(リリース)ことで、こりや、痛みを取り除くというものです。
中でも医者は、ハイドロリリースといって、エコーでファシアのこり(重積)をみて、そこに生理食塩水を注射することで、痛みやこりを取り除きます。
鍼灸師の場合、それらファシアの重積は、こりや緊張、滞りとしてとらえ、それらをほぐし取り除くべく鍼を打っていました。
動きをみて、体の歪みをみて、触って、症状を聞いて、どの場所にそれがあるかを特定し鍼をしていました。
体の中は、解剖学から骨の位置、筋肉の走行、血管や神経の位置を考え、反応をみながら鍼を進めていきます。
安全に配慮して施術を行いますが、体の中がはっきりと見えているわけではありません。もちろん医者の注射でも同じです。技術や経験が必要ですね。気をつけていても避けられないものがあるのも現状です。いかにリスクを少なくするかにつきます。
エコーは、体の中を映す事により、そういった経験にプラスして正確に場所を特定できるようになります。
今までのいい部分と、新しく取り入れる部分とどう融合していくか、悩ましいところです。
大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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