2021年8月29日日曜日

オーバートレーニング症候群

 雑誌Numberを読んでいたら、サッカー元日本代表の市川大祐氏の記事がありました。そこでオーバートレーニング症候群だったとお話しされていました。

オーバートレーニング症候群

「過剰なトレーニングの繰り返しでパフォーマンスが低下し、容易に回復しなくなった慢性疲労状態」


パフォーマンスや記録の低下、停滞

      ⬇️

軽い負荷のトレーニングで疲れる、体が自由に使えない

      ⬇️

倦怠感、睡眠障害、食欲低下、安静時の血圧上昇、心拍数の増加

      ⬇️

気分の落ち込み、抑うつ、活力の低下


真面目に練習する方、休みなく動き回る方、プレッシャーにさらされてる方に起こりやすくなります。プロ選手でもあることですが、一般のスポーツ愛好家でもみられることです。

毎日走るランナー、毎日筋トレするトレーニー、毎日念入りヨガーなど、いろいろな方がいます。

起床時の心拍数の増加が目安になるそうです。また、心理テストPOMSで評価できます。このテストは心療内科などで受けられます。気になる方はチェックしてみてください。

上のチャートをみていただければわかると思いますが、鬱の方の症状とよく似ています。鬱の方も極度の疲労や食欲の低下、睡眠障害、倦怠感などがみられます。

真面目な方がなりやすい。

これも共通するものです。他にも休むことを極度に嫌います。それでいて不器用です。別のアプローチを提案しても、「無理です」という回答がほとんどです。

どちらも休養を取ることが重要です。いかにしっかり休めるか。後でいくらでも挽回することが可能ですが、怖くて休むことができません。自分1人での解決は難しいです。心療内科医や臨床心理士などの専門家のケアが必要です。

鍼灸では肉体的苦痛のケアによる、精神的苦痛の緩和が可能です。やり過ぎ、頑張りすぎが美徳とされますが、どこかでガス抜きは必要です。休む勇気、サボる勇気も必要です。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

0 件のコメント:

コメントを投稿