ほめることが下手である
人をほめることが上手か下手かというのは、どういうところからくるんのだろうか?この前患者さんと話をしていた時に、大いに盛り上がった話題です。
ある日の占いで、人をほめることがラッキーポイントだったそうで、いざ職場について同僚をほめようとしたそうなのですが、ほめるところが見つからず、今日の服はお似合いですね…。というようなことしか言うことがなかったとおっしゃっていました。
結局、慣れなんじゃないかと。
小さいころから褒めるのも褒められるのも当たり前じゃないと思うのです。じぶんだけか?いやそうでもないような。いやどっちやろ?
どうしても、減点方式になってしまう。長所よりも短所に目がいってしまう。いつからか、ここがダメ、あれができないというようにネガティブなベクトルに向かってしまう。
以前テレビである会社が紹介されていて、そこでは社員同士が毎日必ず褒めあうようにしているそうです。何個ほめるというのが決まっているみたいです。社交辞令でも決まり事でも褒められて嫌な人はいない。
こんなこともみてくれているんだ、自分にはこういう長所があるんだということがわかると言っていました。
その患者さんも小学生の時に、クラスで一人ずつ、クラスメートのいいところを3個書こうということをやったそうです。それ褒めてる?みたいなものもあったみたいですが、ものすごく気分が良かったとおっしゃっていました。
プラスのベクトルに持っていったほうがいいということがわかっていても、これが難しい。
人には、ちっぽけなプライドやどうしようもない感情というものがあります。
普段褒めていない人が、急に褒めだすと不自然になる。何かやましいことでもあるのか?何か企んでいるのか?
褒めるのも身近な人ほどやりにくい。そんな風に思うのも極めて日本的なのかもしれません。
晩御飯にアヒージョが出てきて、美味しかったんですよ。
これ自分で作ったん?売ってるやつみたいやな。
アヒージョの素みたいなやつあるでしょ?あんな感じで美味しかったんですよ。けど、嫁からしたら、お店の味みたいやな。じゃないのということのようです。それ褒めてる?と。
いやいやかなり褒めてるねんけどが、僕の言い分ですが通じません。
患者さんと話しをした晩も、どう褒めようか考えて帰ったのですが、ご飯を食べながらもすっと言葉が出てきません。
で最近ドライヤーを買い換えたんですよ。それが髪にいいらしく、見た目にもしっとり、つやっぽくいい感じ。それを言えばいいのですが。
髪いい感じやね。(笑)
そんな言葉しかでてきません。まぁまぁ慣れですね。毎日コツコツと積み重ねたいと思います。
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