ケガをする。
ケガした場所が何かしら損傷する。
その場所を修復しようと血液をおくる。
その場所を休ませないともっとひどくなると判断する
発痛物質をだす。炎症する。腫れる。
休ませないとひどくなると判断するので、体を固めて守ろうとする。
体を固めて動かさないようにする。
ざっくりと、こんな感じで脳が認識します。筋肉が固くなるのは、こういう理由だからです。体の防御反応です。
痛みがでたり
熱が出たり
筋肉が固くなる
これらは正常な反応なんです。では回復した、治ったというのはどういうことか?
問題ないよ
という風に脳が認識すれば、発痛物質を出さなくなりますし、熱を出さなくなりますし、筋肉を固くしようとしなくなります。
その場所が治ればいいのですが、人によって回復スピードは様々です。
自己治癒能力 免疫力 若さ
酸素 水 栄養
薬 鍼灸 マッサージ 運動
マインド
他にもあると思いますが、これらで差が出てきます。
脳は、活発に活動しなくていいよ。さぼれさぼれと、常に甘い言葉でささやいてきます。死へのプログラムが始まっているので、活動を抑えてエネルギーの消費を抑えようとします。
だから、内臓の機能を下げて、筋肉を固くして、活動しにくくしていきます。普通はそうやって歳を重ねて、老化していきます。
これに抗わないといけません。体を動かして、刺激を受けて、楽しいことをして、まだまだ死にませんよということを、脳に知らしめないといけません。
そうすると、からだの機能を落とすスピードを弱めてくれます。
手術後のリハビリを早く開始するのは、そういった側面もあります。
鍼によるダメージの回復はどうか?
うちの鍼を受けたことがある方はご存じと思いますが、施術後に鍼のダメージが出ます。疲れたり、うった場所に違和感が出たり、重たくなったり。
それがある人もいれば、ない人もいます。
次の日で抜ける人もいれば、2,3日残る方もいます。
鍼後のダメージの回復度合いを考えてみました。
回復の早い人
若い、筋肉がある、強い、軽症
リラックスできる 施術者や鍼を信頼している
回復お遅い人
高齢 筋肉がない、重症
緊張しやすい 施術者や鍼を信頼していない
対比してみました。
「北京堂の鍼は、終わった後のダメージが少ないんですよ。刺鍼中は緊張するんですけど、置いている間はしんどくないんです。他の打って、抜いてを繰り返す鍼だとダメージが大きいんです。なんででしょうね?」
競輪選手の患者さんがこう言ってました。競輪選手は、全国いろいろな治療を受けています。鍼、マッサージ、整体etc。
強い刺激で緊張するので、交感神経が優位になり、体がこわばります。刺鍼中や刺鍼直後はこんな状態です。だから痛い。
人間は、寝ているだけで副交感神経が優位になります。鍼も時間を置くことによって副交感神経が優位になります。だからリラックスするし、手足がポカポカになるし、内臓も動きます。
いやいやありえへん!
鍼がこわい、初対面で緊張する、鍼の刺激に緊張しっぱなし、痛みに意識がいきすぎて、緊張しっぱなし、鍼を置いていても気になる。心配だ~
こんな方は、置いている間もしんどいし、施術後のダメージも強いように思います。
なので、身体的によるものもありますが、精神的なものも大きく左右されます。施術者との相性や会話、雰囲気、信頼関係。こういったものが少ないと、自然と緊張しますからね。
なので、鍼が合わない人は一定数いますね。
大阪吹田-江坂駅の鍼灸院